トップメッセージ:“ONE YANMAR”で時代の変化に対応し、“新しい豊かさ”を生み出していきます。代表取締役社長 兼 CEO 山岡健人

コロナ禍という大きな試練

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により不自由な生活を余儀なくされている皆様、罹患された皆様にお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。また、最前線で治療や予防に尽力されている医療従事者の皆様に心から敬意を表するとともに感謝申し上げます。

ヤンマーグループでは、社員とその家族の安全や健康に最大限の配慮を払いつつ事業継続に努めています。また、少しでも皆様のお役に立てるように海外の感染拡大した一部の地域においては、当社グループのトラクターや発電機を提供し、現地の当局と協力して消毒作業を実施しました。

新型コロナウイルスは社会全体へ大きな影響を与える一方、デジタル化を加速させるなど社会のパラダイムシフトをもたらしました。私たちはコロナ禍という大きな試練に立ち向かうために、グループ各社が一体となり“ONE YANMAR”として構造改革を進めることで業績への影響を最小限にとどめるとともに、デジタルツールを活用したオンライン会議の実施など業務の効率化を進めています。

グループ一体となり、社会課題の解決に貢献

コロナの影響に迅速かつ柔軟に対応すると同時に、中長期の成長のための投資も行っています。ブランドステートメントである「A SUSTAINABLE FUTURE テクノロジーで、新しい豊かさへ。」が示す通り、持続可能な社会の実現に向けて、世界全体で懸念されているエネルギー需要の増加、食料不足、さらに気候変動など多岐にわたる社会課題を解決するための事業を推進しています。たとえば、舶用事業においては、パワートレインに舶用水素燃料電池システムを採用したボートの製品化に向け、実証試験を展開しています。また、エネルギーシステム事業では、酪農家とのコラボレーションによるバイオマス発電システムの導入により、これまでは処分していた家畜排泄物を再生可能エネルギーとして有効利用し、地域環境の改善に貢献しています。これらは一部の事例ですが、こうした事業活動を通じて社会課題の解決、さらには国連が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献して参ります。

また、世界的な脱炭素化の流れのなか、日本政府の方針として打ち出された「2050年カーボンニュートラル」、ひいては「2030年の温室効果ガス削減目標」を見据え、ヤンマーグループ一体となり、脱炭素社会の実現に貢献できる存在でありたいと考えています。

顧客価値創造企業へ

ヤンマーは、社会のパラダイムシフトに合わせて、“モノづくり”企業から“課題解決”企業へ、さらに“顧客価値創造”企業へと進化することを目指しています。その実現に向けた施策の一例として、グローバルなサービス拠点であるヤンマーシナジースクエア(以下YSQ)の運営を2020年10月より開始しました。

YSQには、「稼働データとお客様の声」が集まるリモートサポートセンターが設置され、お客様とグループ各社をつなぐ役割を果たしています。お客様には稼働データをベースに有益な提案を差し上げると同時に、お客様からの声を集約し、各事業にフィードバックすることでお客様に喜ばれる商品・モノづくりにも生かしていくことができます。さらには、遠隔監視データ分析や故障予知、遠隔でのサービスマンへの技術サポートに加え、将来的にはビッグデータやAIを活用したデータ分析によって、創業以来の想いである「お客様の手を止めない」ためのサービスを時代のニーズに合わせた形で提供していきます。

我々は、ものづくりの領域に囚われずバリューチェーン全体を見渡し、お客様の目的達成をサポートするための課題をみつけ、その解決策となる商品・サービスを提供していきます。また、お客様に寄り添い続けることでお客様の価値を創造する“顧客価値創造”企業になるための努力を続けて参ります。

多様な社員の個性を尊重しながら、“ONE YANMAR”として結束

社員一人ひとりの価値観や個性を尊重し、お互いの能力を最大限に発揮させる環境は、顧客価値創造企業にとっての土台となります。ヤンマーグループでは社員の多様な個性を生かし、チャレンジしながら社会に新たな価値を提供できる組織や環境づくりを目指しています。

このような背景からダイバーシティ推進に向けたポリシー「Diversity For YANMAR」を昨年新たに制定し、多様なバックグラウンドからなる価値観や考え方を持つ社員がいきいきと働き、活躍できる環境整備や働き方を柔軟に選択できる制度(在宅勤務・フレックス勤務等)を拡充しています。

“人間の豊かさと自然の豊かさを両立させる新しい豊かさ”を実現するためには、時代の変化に柔軟に対応していく必要があります。そして、多様な社員の個性を尊重し、グループ全体が“ONE YANMAR”として結束することで、お客様と社会の課題を解決し、新たな価値を提供していきます。

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