「自然と社会に調和するものづくり」循環型社会構築へ、ヤンマーからのお願い

21世紀を迎えた今、事業活動を通じて社会全体の環境と調和を図り、「循環型経済社会システム」を構築する必要があり、環境保全に対する企業の取組みが強く求められています。

そのため、ヤンマーは環境に配慮した開発・設計・生産活動を全社的に取り組んでおりますが、わたしたちだけの活動では十分とはいえず、購入する製品や部品・材料等を納入いただく取引先様の協力が不可欠です。

環境に配慮された『環境負荷の少ない製品や部品・材料等を優先的に購入』させていただくため、当社の考え方をいわゆる『グリーン調達ガイドライン』としてまとめました。

ヤンマーグループとしては、『グリーン調達ガイドライン』に基づき、取引先様と共に環境保全活動を推進して参りますので、ご理解とご協力をお願い致します。

グリーン調達ガイドライン

ヤンマーのロゴ

2019年6月(第6版)

はじめに

21世紀は環境の世紀と言われており、環境との調和なしには継続的な発展は有り得ません。企業活動には、環境と調和した「循環型経済社会システム」を目指した取組みが強く求められています。ヤンマーグループは、環境に負荷を与えている 製品を扱っていることを認識し、エネルギー技術の先駆者として、持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。「グループを挙げて環境経営に取り組むこと」「自主基準を設けて環境保全に取り組むこと」「グループで総合的に環境保全活動を推進すること」「環境情報を社内外と積極的に共有すること」「事業活動で実効のある施策を計画継続実施すること」を行動指針として、環境を重視したものづくりと、環境に配慮した製品開発を進めています。

わたしたちの製品は、多くの取引先様から納入いただく部品・材料を使って生産することで生み出されています。したがって、生産活動の全ての段階で環境負荷の低減を図るためには、わたしたちだけの活動では十分とはいえず、購入する製品や部品・材料等を納入いただく取引先様の協力が不可欠です。

このような背景から、ヤンマ-グループは、『環境に優しい製品づくりには、環境保全に対応した環境負荷の少ない資材の調達が必要かつ重要である』 ため、積極的に 『グリ-ン調達』 の推進に取組んでいます。ヤンマ-は、取引先様と足並みを揃えて推進していきたい内容を 『グリ-ン調達ガイドライン』 としてまとめています。

このたび「グリーン調達ガイドライン」を第6版とし改訂いたしました。本ガイドラインに記載のヤンマーグループ製品使用禁止環境負荷物質の不使用は、取引先様のご理解なくしては困難であることから、皆様と共同して推進していきたく、ご支援・ご協力のほどお願い申し上げます。

ヤンマー株式会社
資材部長 北村 太郎
研究開発マネジメント部長 道上 英二

目次

  1. グリーン調達ガイドライン
    1. 1.1 適用範囲
    2. 1.2 グリーン調達の基準
    3. 1.3 環境負荷物質の使用規制
  2. 改訂来歴

1.グリーン調達ガイドライン

このガイドラインは、ヤンマーグループ地球環境憲章の精神に則って製品に係わる地球環境保全を推進するための指針を示すものです。

ヤンマーグループ地球環境憲章、グループ環境ビジョンについては、以下サイトでご確認ください。

1.1 適用範囲

ヤンマーグループにおける商品及び、グループ内での生産活動を行うために購入する材料、製品、調剤材料・部品・製品の調達活動に適用します。

(1)製品への適用範囲
  1. ヤンマーグループ各社が設計・製造する製品。他社の製品を購入し、組込んで最終製品として販売する場合を含みます。
  2. ヤンマーグループ各社が第三者に設計・製造を委託し、ヤンマーブランドで販売する製品
  3. 販売促進用の製品(景品など一般の消費者に渡るもの)
  4. 製品の包装材および輸送のための包装材料
(2)材料・部品への適用範囲
  1. ヤンマーグループ各社が設計・製造する製品に使用する部品・材料、その他の物品
  2. ヤンマーグループ各社が設計・製造して販売する部品・材料、その他の物品(補用品のこと)
  3. 第三者から設計・製造の委託を受けた製品に使用する部品・材料、その他の物品(但し、当該第三者から指定された部品、材料を除く)
  4. 生産工場の建屋、設備、装置、金型、治工具などの部品及び材料
  5. 2.1(1)に示す製品に付随する物品
    1. 副資材等の構成材料(テープ、はんだ、接着剤、シール剤)
    2. 取扱説明書、保証書、製品に同梱されるその他の印刷物
    3. 補修用サービス部品
    4. 部品納入者が輸送・保護に用いる包装材(部品に直接接触しても対象物質が部品に付着・混入する恐れのないリターナブルの包装等は除く)

1.2 グリーン調達の基準

グリーン調達に関しては

  • 取引先の選定基準
  • 資材の選定基準

の二つの選定基準を設けています。

(1)取引先の選定基準

取引先の選定に当たっては、品質、価格、納期などに加え、環境マネジメントシステムを構築して環境保全活動に意欲的に取組んでいる取引先との取引を優先します。

  1. 製品に含まれる環境負荷物質に関する必要情報の提供
  2. 製品含有化学物質調査のためのWebシステムの利用と環境負荷物質含有データの提示
  3. 環境負荷物質管理システムの構築
  4. 環境負荷物質管理システムをISO9001もしくはISO14001あるいは類似の環境管理システムで構築、運用していること。
  5. サプライチェーン上流への環境負荷物質の適正な管理の要求
  6. 環境負荷物質に関する監査要請の受入
  7. 環境マネジメントシステム(EMS)の構築
    1. ISO14001の認証もしくは類似のEMSで環境保全活動を実施していること。
(2)資材の選定基準

資材の選定に当たっては、必要な品質・機能・経済性・合理性に加え、以下の環境負荷低減に関する諸項目を満たしている資材を採用します。

  1. 再生資源、エネルギー等に関する法律・条例に適合していること。
  2. ヤンマーグループの「環境負荷物質の使用規制(YIS V-0001J)」に定めているヤンマーグループ共通禁止物質および個別で対応を求める禁止物質を含有していないこと。
  3. ヤンマーグループの「環境負荷物質の使用規制(YIS V-0001J)」に定めている個別で対応を求める調査対象物質の含有量が把握されていること。
  4. 使用に当り、環境負荷物質、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染等の環境負荷が低いこと。
  5. 再生資源・部品の使用や小型化等により、省資源化や省エネルギー化が図られていること。
  6. リサイクル設計がなされていること。
  7. 資材に関する環境情報を開示していること。
  8. 梱包材等についても省資源・リサイクル・減量化および環境負荷物質の含有低減がなされていること。

1.3 環境負荷物質の使用規制

最新の「環境負荷物質の使用規制」(YIS V-0001J)を遵守することとします。

  • 第5版に記載の付表(環境負荷物質群等の情報)については、詳細情報につき「環境負荷物質の使用規制」(YIS V-0001J)に移行いたしました。

資材に以下の物質の使用を禁止または管理します。

(1)ヤンマーグループ共通禁止物質

ヤンマーグループ商品に使用を禁止する物質群のこと。物質群の名称は以下の通り。

アスベスト、特定フロン(CFC, HCFCその他)、PCBs、PBB/PBDE、水銀、カドミウム、六価クロム、塗料中の鉛、RCF(リフラクトリーセラミックファイバー)

(2)個別対応禁止物質

各国・地域の法令などで閾値以上の含有率で使用または含有を禁止する物質のこと。

(3)個別対応調査対象物質

各国・地域の法令などにより使用・含有の有無もしくは含有率を調査・把握すべき物質のこと。

2.改訂来歴

  • 制定(初版):2003年4月
  • 改訂(第2版):2006年12月
  • 改訂(第3版):2010年7月
  • 改訂(第4版):2011年7月
  • 改訂(第5版):2012年7月
    • 環境負荷物質改定(第5.11版):2012年7月
    • 環境負荷物質改定(第5.20版):2013年3月
    • 環境負荷物質改定(第5.21版):2013年10月
    • 環境負荷物質改定(第5.30版):2014年5月
    • 環境負荷物質改定(第5.31版):2015年3月
    • 環境負荷物質改定(第5.40版):2016年3月
    • 環境負荷物質改定(第5.50版):2016年9月
    • 環境負荷物質改定(第5.51版):2017年3月
  • 改定(第6版):2019年6月