2012年度のCSR・環境活動特集

特集4 次の100年に向けた挑戦2「エネルギー有効活用のソリューショニアリング」

100年後の地球のより豊かで幸せな暮らしのために、ヤンマーに課せられた使命は、「より少ないエネルギー」で、「より多くの食づくり」、「より美しい都市づくり」、そして「より良い住環境づくり」を実現することです。その使命を果たすために、ヤンマーでは、3つの技術を柱にしたエネルギー有効活用のソリューションの構築に着手しています。

さらなるエンジンの進化

ディーゼルエンジンは、内燃機関の中で最高の熱効率を持っています。さらに、軽油だけでなく灯油など色々な燃料に対応できるという、燃料に対する多様性に優れています。

世界最初のディーゼルエンジンが開発されて以降、この100年の間、ディーゼルエンジンは、高出力化の流れの中で進化してきました。高出力化によって大きく燃費の向上が図られ、高出力化によって小型・軽量化が図られてきました。そして、小型・軽量化によって、漁船などエンジンを搭載する作業機の燃費の向上に貢献してきました。さらに、コモンレールなどの新しい技術の登場によって、現在もディーゼルエンジンは進化を続けています。

現在ヤンマーは、これまでの進化の流れを一気に加速させる、次世代のエンジンの研究に着手しています。この挑戦を成功させることによって、産業機械の低燃費化を大きく推進できるものと確信しています。

電動化・ハイブリッド化

電動化・ハイブリッド化のイメージ写真

ヤンマーは、これまでエネルギー変換を担ってきたエンジンと動力伝達機構に、モーター、バッテリー、インバータを組み合わせる、つまり、電動化・ハイブリッド化によって、お客様にこれまでになかった新しい価値を提供することが可能になると考えています。エンジンとモーター、または、発電機とバッテリーを組み合わせることで、動力源あるいはエネルギー供給源としての出力特性、燃費、静粛性などを飛躍的に向上させることが可能になります。特に、エンジンに比べ応答性と制御性に優れたモーターを有効に活用することによって、機敏で精度の高い動きや、新しい機構・構造・動かし方などを実現することが可能になり、産業機械を大きく進化させることが可能になると考えています。

Topics - 作業性と快適性を高めたフル電動の乗用モア

作業性と快適性を高めたフル電動の乗用モア

「パワーエレクトロニクスとの融合」の一環として、電動作業車両の研究にも着手しています。「電動化によって、どう作業車両の可能性が広がり、どのような新しい価値をお客様に提供できるのか?」をテーマに、日々研究に取り組んでいます。

再生可能エネルギーの供給へ

エネルギー供給のイメージ図

ヤンマーはこれまで、発電機やコージェネレーションシステムにより、エネルギー供給の一端を担ってきました。そして現在、再生可能エネルギーグリッドの構築に向け、次の3つの技術構築に着手しています。

1つ目は、ディーゼルエンジンやガスエンジンの燃料への多様性を活かした、バイオマス発電システムの構築です。2つ目は、エネルギーグリッドにおいて十分に活用しきれていない熱エネルギーを、様々な用途に合わせて、様々な形で供給する、熱電併給技術の構築です。そして3つ目は、蓄電や蓄熱といったエネルギーを蓄える技術構築です。この蓄エネルギー技術は、自然エネルギーをはじめとする、再生可能エネルギーの利用において、重要な技術の一つになると考えています。

エネルギーの有効活用は次の世代の日々の暮らし方に深く関わるテーマです。ヤンマーではソリューショニアリングを通じて具体的な道筋を提示し、社会への貢献を目指します。

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