2013年度のCSR・環境活動特集

特集1 ヤンマーミュージアム
「100年の歴史と未来への取り組みを伝えるヤンマーミュージアム」

ヤンマーミュージアムのロゴ

2013年3月21日、滋賀県長浜市内に「ヤンマーミュージアム」がオープンしました。当館は創業100周年事業の一環として設立され、創業者の想いを現代に伝えるとともに、ディーゼルエンジンをはじめとして自然や科学について、楽しみながら学べる体験型のミュージアムです。

ヤンマーミュージアムの概要

所在地 滋賀県長浜市三和町6-50(JR長浜駅から徒歩で約10分)
電話 0749-62-8887
開館時間 10:00~18:00(入館受付は17:00まで)
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日や振替休日の場合は翌日)年末年始

ものづくりの歴史や未来に向けた取り組みを紹介

館内の風景
館内の風景
館内の風景

ヤンマーミュージアムは、エンターテイメントと学習が融合した体験型のミュージアムです。創業100周年事業の一環として、ヤンマーの創業者である山岡孫吉の生誕地、長浜市に設立しました。

構想に際しては、コーポレートブランドの発信拠点として、世界にアピールできるデザインを追求しました。延べ床面積約3,000の館内では、当社の事業領域である「海洋」「大地」「都市」における、「食」と「エネルギー」に関するものづくりの歴史や未来に向けた取り組みを紹介しています。

当館の運営にあたっては、当社の社員に加えて定年退職者もボランティアとして参加。ヤンマーの理念や取り組みを来館者にわかりやすく伝えるように努めています。おかげさまでオープン以来、6万人(2013年8月現在)の来館者を数え、好評を博しています。

長浜の景観と自然環境に配慮した設計

ミュージアムの外観

建物の設計においては、自然景観に恵まれ、数々の歴史資産を有する長浜市への配慮を重視しました。中でも、美しい街並みを象徴する「舟板塀」や「黒壁」との調和を図り、これらをモチーフとした外装デザインとしました。また、建物の周囲には、「水のまち」ならではの「水盤」をめぐらせています。

建物全体を環境配慮型の設計にした点も大きな特徴です。屋上庭園には、緑化を施すことで高断熱化による省エネルギーを図るとともに、ヒートアイランド現象を緩和する仕組みになっています。また、ビオトープを設置したことで、自然の仕組みや生態系を学ぶことができます。このほか、ガスヒートポンプエアコンをはじめ、マイクロコージェネシステム、太陽光発電システム、LED照明といった当社の省エネ機器を採用することで、エコロジーと経済性の両立を目指した設計となっています。

ミュージアムの外観の説明

自然や科学について、楽しみながら学べる展示エリア

展示エリアの風景
展示エリアの風景
展示エリアの風景

館内の展示エリアでは、当社が歩んできた歴史を紹介するとともに、自然や科学の不思議を体感できる内容としました。また、食料生産の取り組みやエネルギー変換の仕組みなどを学べるようになっています。

まずエントランスには、世界初の小形ディーゼルエンジンの開発の原点となったドイツ・MAN社のディーゼルエンジンを展示しているほか、創業者のものづくりの精神を今に伝える山岡孫吉記念室を設置しています。展示エリアはエンジンシアターをはじめ、農業ゾーン、まちづくりゾーン、海洋ゾーン、エネルギーゾーンなどに分かれていて、それぞれの現場で活躍する実際の製品が展示されています。また、建設機械やボートのシミュレーターでは、掘削作業やボートの操船を体感でき、エネルギーコーナーではゲーム感覚で最新の省エネシステムについて学ぶことができます。

このほかに、農作物を用いた料理教室などを開催できる「ワークショップルーム」や、ビオトープや足湯などを備えた屋外「ヤンマーテラス」、オリジナルグッズなどの販売やスイーツなどを味わえる「ミュージアムカフェ・ショップ」、さらに最大160名まで収容可能な多目的「研修室」などを備えています。

農業の楽しさを学べる「体験農園」をオープン

親子田植え体験の様子

ヤンマーミュージアムのワークショップの一環として、JR長浜駅の一駅隣「JR田村」駅前に、体験農園を開設しました。ここでは、米や野菜の栽培、収穫を体験できるほか、収穫した作物を用いた調理もできます。

オープンしてまもない5月には、「親子田植え体験」を実施しました。今後、ヤンマーでは体験農園を拠点に、地域の農家の方々をはじめ、隣接する長浜バイオ大学との連携を通じて、農業の振興に向けた活動に努めていきます。

館内の展示エリアの説明

ワークショップ

料理教室
地元産の米や野菜などを利用した料理教室

地域社会との結びつきを深めるとともに、農業に対する関心を広めるためのワークショップ。地元産の米や野菜などを利用して、さまざまな料理の実習を行っていきます。

ビオトープでの生き物の観察
ビオトープでの生き物の観察

2階の「ヤンマーテラス」に設置したビオトープに生息する昆虫や魚などの観察を通じて、自然にふれあいながら、生態系について学ぶことができます。すでにメダカの放流などのワークショップを実施しました。

蜜蝋(みつろう)キャンドルをつくろう!
蜜蝋(みつろう)キャンドルをつくろう!

ミツバチの巣を加熱・圧搾して採取した蝋を使ってキャンドルを作ります。ヤンマーが支援している梅田ミツバチプロジェクトの活動や生態系におけるミツバチの役割についても紹介しています。

エネルギー体験
エネルギー体験

エネルギーワークショップとして、モーターや食塩水電池を作って、磁石や電流のまわりに生じる磁界について学習します。

ヤンマーミュージアムの開館にあたって

ヤンマーミュージアム館長 小林 文博

ヤンマーミュージアム館長
小林 文博

長浜市様をはじめ、多くの方々のご協力とご期待の中、船出することができました。オープン後、約5カ月で6万人の方々にご来館いただき、順調な滑り出しです。

来館された方にとりわけ好評なのが、ショベルやプレジャーボートの操作体験です。普段あまり接することのない機械に、触れるだけではなく動かせる点が好評を博しています。

また、数多くのお子様がトラクタなどのシートに座ってうれしそうにレバーを操作している姿を見ると、将来、この中から開発やものづくりに進む子達が現れてくれるだろうと確信しています。 当館の試みは緒についたばかりですが、情報発信と地域貢献、そして学習に対する試みの場として成長させていきたいと願っています。

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