事業の枠を超え、より豊かな未来に向けて

ヤンマーは、「A SUSTAINABLE FUTURE」の実現に向けたさまざまな事業活動に加えて、国内外で事業の枠を超えた「次世代育成活動」と「文化醸成活動」に取り組んでいます。次世代育成活動では、公益財団法人 山岡育英会の活動、ヤンマーミュージアムやキッザニア甲子園のパビリオンを通じた体験学習を子どもたちに提供しています。また、文化醸成活動では、サッカーやマリンスポーツのサポート、生産者と消費者をつなぐプレミアムマルシェの開催による新しい“農” の追求などに努めています。

次世代育成活動

公益財団法人 山岡育英会の活動

山岡育英会は、ヤンマー創業者である山岡孫吉が、世界の平和と繁栄・文化の向上に寄与する人財の育成を目的として1950年に設立した奨学財団です。当会の奨学金給貸与を通じて、これまでに5,400名以上が学業を修了し、社会の各分野で活躍しています。

2013年度からは、従来の国内の高校生・大学生・大学院生・留学生への奨学金給貸与事業に加えて、タイとインドネシアで「東南アジアジュニアハイスクール奨学生事業」を行っています。奨学金希望者に「ヤンマーフットボールクリニック」と銘打ったサッカーイベントで元Jリーガーの指導を受けてもらい、そのなかからサッカーのスキル、学業成績、経済的支援の必要性を加味して奨学生を選定しています。 2016年度は、タイ49名、インドネシア30名の新規奨学生を決定し、奨学生採用証書授与式を現地で行いました。また、2016年7月にはタイのバンコク近郊に学生寮を建設し、奨学金事業をシニアハイスクール生に拡充しました。

研修旅行に参加した留学生
奨学生証書授与式
在籍者(2017年3月現在)
大学院生 留学生 大学生 高校生 国内計
31名 12名 0名 27名 70名
タイ インドネシア 海外計
79名 77名 156名
  • 奨学生同士の研鑽と親睦を図るために、技術系大学院生の「研究発表会」や外国人留学生を対象とした「日本の世界遺産を巡る研修旅行」なども実施しています。

ヤンマーミュージアム

ヤンマーの創業者・山岡孫吉が生まれ育った滋賀県長浜市に「ヤンマーミュージアム」を開館・運営しています。“ここにしかない感動”を体験いただくことをコンセプトに、2013年3月のオープン以来、40万人(2017年5月末現在)を超えるお客様にお越しいただきました。

「大地」「海」「都市」の3つの事業領域における豊富な展示内容やワークショップを通じて、ヤンマーの歴史やものづくりの仕組みなどを体験しながら学んでいただくことができ、地元小学生の学校教育や、中学生の職場体験などに多数利用いただいています。

2016年度は、木製エンジン組立体験などのワークショップを開催したほか、ヤンマーミュージアムでは初めてとなる一泊二日の自然体験教室を実施しました。当館屋上でのビオトープ観察や琵琶湖周辺での生き物調査、顕微鏡でのプランクトン観察、天体観測など盛りだくさんの内容で、最終日には発表会も行いました。

琵琶湖に流れ込む川での生き物つかみ
捕まえた生き物を分類

TOPICS

次世代を担う小中学生に農業・漁業分野への理解やものづくりの楽しさを知る学習の機会を提供

ヤンマーミュージアムでは、地元の小学生や県内外の中学生たちを対象に、さまざまな学習の機会を提供する次世代育成活動に取り組んでいます。単に施設の展示物を見学していただくだけでなく、学校の先生方と共同で学習指導の内容を検討し、子どもたちに合わせた体験プログラムの作成と提供を行っています。

たとえば、滋賀県職業能力開発協会と共同で実施した「ものづくりマイスター体験活動」は、彦根市立稲枝北小学校5年生の生徒に来館していただき、ヤンマーOBの「ものづくりマイスター」が手作りで用意した教材「キリンの模型」を使って講義するなど、子どもたちの学習に役立てていただきました。

ヤンマーOBのものづくりマイスターによる「ものづくり体験学習」

文化醸成活動

スポーツスポンサーシップ

ヤンマーは、世界最高峰のチームやその国の代表チーム、人気チームとのパートナーシップを通じて、共に世界で成長していくことを目指しています。なかでもヤンマーは、サッカーとマリンスポーツを応援しています。

サッカーでは、米国メジャーリーグサッカー「ニューヨーク・レッドブルズ」、東南アジア諸国のサッカー代表チームのサポートや国際大会への協賛を実施しています。2012年から2018年5月までは英国サッカープレミアリーグ「マンチェスター・ユナイテッド」のスポンサーとしてサポートをしていました。また、国内では次世代のサッカー選手を目指す子どもたちの健全な心身の育成を願ってU-12トーナメント大会の冠協賛も行っています。こうした経済的な支援だけではなく、ヤンマーのトラクターとセレッソ大阪が持つ芝管理技術の活用など、技術的な面でもチームをサポートしています。

マリンスポーツでは、オリンピックよりも古い1851年より開始され、世界の名立たる海洋国が最先端の技術で国の威信を賭けて戦う世界最高峰のヨットレース「アメリカスカップ」の王者「オラクルチームUSA」のオフィシャル・テクニカル・パートナーとして、世界最高のプロセーラーと共に海の魅力を発信しています。さらに、国内のヨットレース「YANMAR CUP 2016 in BIWAKO」の開催サポートや、JSAF(日本セーリング連盟)が運営している環境キャンペーンの支援も行っています。

ヤンマーはこれからもスポーツを通じて世界の人々と喜びや感動を分かち合い、ワクワクする心豊かな体験に満ちた社会の実現に貢献していきたいと考えています。

マンチェスター・ユナイテッドをオフィシャル・グローバル・パートナーとしてサポートしました。
オラクルチームUSAをオフィシャル・テクニカル・パートナーとしてサポート

セレッソ大阪


2017年度のJ1復帰を決めたセレッソ大阪
セレッソ大阪のロゴ

セレッソ大阪は、1957年に創設したヤンマーサッカー部を母体として、1993年のJリーグ発足に合わせて誕生しました。これまで森島寛晃選手、香川真司選手をはじめとする数々の日本代表選手、海外リーグで活躍する多くのプレイヤーを輩出してきました。ヤンマーはセレッソ大阪に所属していた香川真司選手を17歳の時からプロ選手として支え、現在もサポートしています。さらに、2014年にはセレッソ大阪ホームスタジアムである長居陸上競技場(第1・第2)のネーミングライツを取得、「ヤンマースタジアム長居」、「ヤンマーフィールド長居」として、サッカーをはじめ、さまざまなスポーツやイベントを通じた豊かな生活文化の醸成に貢献しています。

ヤンマーはこうした自社の歴史と深く関わるセレッソ大阪を通じて、サッカーが与えてくれる喜びや感動、挑戦することの大切さを次世代の子どもたちをはじめ、より多くの人々に伝えていきたいと考えています。

プレミアムマルシェ

宮城会場での様子

これからの農業がより強く、そしてより豊かになるように、ヤンマーは持続可能な農業の実現を目指してさまざまな取り組みを行っています。たとえば、こだわりの作物を育てる生産者と、より安心・安全でおいしい食材を求める消費者とを直接つなぐ青空市場「プレミアムマルシェ」は、これまでに東京、大阪、福岡、宮城、岩手、福島、熊本で開催し、多くのお客様にご来場いただきました。

ヤンマーは今後も、食料生産の分野において持続可能なより豊かな暮らしの実現に貢献していきます。