April 26th, 2017|

“立ったまま座れるイス”で腰痛を軽減させる

From EARTH Lab Vol.27

100年後の地球を考えるための数字があります。
EARTH Lab―次の100年を考える。

今回の数字は「2770万」

それは、日本国内で腰痛を患っている人の数。

「立ち仕事をする人と腰痛は、切っても切り離せない関係になっています。それをいかに軽減していけるかということを考えています」

そう語るのは、金型の設計製作を行うニットー代表の藤澤秀行さん。
国民病とも言える腰痛を軽減できないかと開発を進めているものがあります。
それは、archelis(アルケリス)という「立ったまま座れるイス」です。

“人が携わる高度な仕事”のパフォーマンスを上げる

藤澤 秀行(ふじさわひでゆき)

プレス金型の設計製作を手がける株式会社ニットーの代表取締役社長。自社開発のiPhoneケースはユニークな発想がSNSを通じて反響を呼び、製品化を実現。資金調達や販促にはインターネットツールを活用し、低コストでできる自社商品のビジネスモデルを構築した。

archelisは、立ったままでもイスに腰掛けたような安定感が維持できる装置。
“太もも”と“すね”が支えられることで、中腰のまま身体をあずけることができます。

「3〜4時間かかる長時間の手術を緻密な作業で行わなければならない。試着している段階で楽になる感じがあるので、同年代の人達でもすでに使いたいと希望者が殺到しています。手術時の悩みがこれで減るのではないかと思います」
腰痛に悩む医療現場の声を受けてarchelisの共同開発に取り組んでいる千葉大学フロンティア医工学センター 准教授・医師の川平洋さんは、その効果と必要性を語っています。

「人のする仕事は、年々ロボットに置き換わってくる。人がやるべき仕事と言うのは、より精密に、より高度になってくると思っています。これからも人の仕事のパフォーマンスを上げることに貢献していきたい」
これが、藤澤さんが願う理想の未来。

 

将来的には、農業や製造業など立ち仕事全般でarchelisの応用を考えています。

 

 

動画はこちら


 

「EARTH Lab~次の100年を考える~」
TBS TBSテレビ
毎週土曜日  23:24〜23:30、BS TBS毎週木曜日 22:54〜23:00、毎週日曜日 22:54〜23:00

世界、地球が抱える様々な問題を数字(データ)を通じて視聴者に投げかけ、そんな地球規模で起こっている問題に対して、様々なチャレンジ、アクションを起こしている方々を紹介します。 チャレンジを続ける方々の「地球の未来」に向けての熱い想い、情熱を感じてもらい、視聴者の皆様にも「次の100年」に向けて一緒に考えていただけることを目指します。