September 13th, 2017|

「海の植林」で失った海洋環境を甦らせる

From EARTH Lab Vol.34

100年後の地球を考えるための数字があります。
EARTH Lab―次の100年を考える。

今回の数字は「40%」

実は、ここ30年間で国内の海藻が生息する面積の半分近くがなくなっています。
地球温暖化や水質汚染などによって、海藻が枯れてしまう「磯焼け」という現象です。

「小さい頃は、海藻の森という場所で遊んでいました。この森には、魚や貝など色んな生き物もいました。30年前は海藻が生い茂っていた場所も、現在ではまったく生えていない状態です」

港町で育った、海っ子の森 代表の山下達巳さんは、この現状に危機感を募らせています。

「もう一歩先」にある海の中の環境活動

山下 達巳(やましたたつみ)

一般社団法人 海っ子の森 代表。「鳥羽工法」と呼ばれる藻場再生工法を使って、石に海藻を取り付け浅瀬で育成し、根付いたら磯に持っていき植林する磯焼け対策の活動を行っている。

海藻を甦らせるべく、山下さんが行っている取り組み。それは「海の植林」です。

浅瀬で育てた海藻を分割し、石に固定して海底に設置する海の植林作業。
海藻が増えれば、水中の有機物を分解するなど、海水の浄化にも大きな役割を果たします。
また、アオリイカが産卵するなど、海の自然が甦る可能性を秘めています。

「海の環境活動は、陸上の活動に比べて遅れていると思います。海の環境活動と言えば、浜辺のビーチクリーン止まりになってしまいがちですが、もう一歩先にある海の中の環境活動をもっと知っていただくと、問題が解決していくのではないかと思います」

これが、山下さんが考える理想の未来。

世界的に磯焼きが進み、海洋環境が危ぶまれている現在。
魚たちの森づくりを行う海の中の環境活動は、食害などの問題に遭いながらも、毎年藻場再生への取り組みが続けられています。

 

 

動画はこちら


 

「EARTH Lab~次の100年を考える~」
TBS TBSテレビ
毎週土曜日  23:24〜23:30、BS TBS毎週木曜日 22:54〜23:00、毎週日曜日 22:54〜23:00

世界、地球が抱える様々な問題を数字(データ)を通じて視聴者に投げかけ、そんな地球規模で起こっている問題に対して、様々なチャレンジ、アクションを起こしている方々を紹介します。 チャレンジを続ける方々の「地球の未来」に向けての熱い想い、情熱を感じてもらい、視聴者の皆様にも「次の100年」に向けて一緒に考えていただけることを目指します。

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