February 28th, 2018|

ビーチマネーで楽しくごみを拾う仕組みをつくる

From EARTH Lab Vol.45

100年後の地球を考えるための数字があります。

EARTH Lab―次の100年を考える。

 

今回の数字は「58万トン」。

それは、日本の海岸にある漂着ごみの量。
海に生息する生き物の生態系にまで影響を及ぼすごみを、なんとかしようと立ち上がったのが、ネイチャーガイドの堀直也さんです。

 

「僕らが出したごみで、海の生き物が苦しんでいるというのは、単なる人間のエゴだと思います。ごみを拾っているだけではその先に進めないので、ごみが落ちているということを沢山の人に伝えて、楽しく参加できる仕組みを作る必要があると思います」

 

皆が自然とごみを拾うようになればと、堀さんが考案したものが「ビーチマネー」です。

ビーチマネーが消滅することがゴール

堀 直也
エコサーファー代表。バックパック一つでアメリカのLA近郊、ハワイ島へ1年間旅に出る。帰国後は、エコサーファーという名前で仲間を集め、教育機関へも足を運んで、子供や大人に海や環境のことなどを伝える。2007年よりビーチマネーをスタートさせ、全国のビーチをきれいにする活動を行っている。

ビーチマネーとは、海岸に落ちているガラス片のビーチグラスをお金の代わりにするシステムです。色によってその価値は異なり、ビーチマネーを146店舗ある加盟店に持っていくと、割引など様々なサービスを受けることができる仕組みです。実際にごみ拾いに参加した方々は次のようにコメントしています。

 

「ごみを拾って、キラッと光るビーチマネーを見つけると楽しくなります」

「宝物を探すみたいな感覚で、子供たちも楽しんで参加しています」

 

このビーチマネーは、ハワイや台湾など、今では海外にまで広がっています。

ビーチグラスの欠片も、コンビニの袋も全部海から無くなってきれいな海に戻っている未来。ビーチマネーが消滅すること、それがゴールです」

 

これが、堀さんが願う理想の未来。

 

ビーチマネーによって、古き良き時代のような気持ちの交換がお互いの距離を縮め、人間味あふれる温かいコミュニケーションが生まれました。海があることに感謝する人々の思いが、このような活動を育んでいきます。

 

 

動画はこちら


 

「EARTH Lab~次の100年を考える~」
TBS TBSテレビ
毎週土曜日  23:24〜23:30、BS TBS毎週木曜日 22:54〜23:00、毎週日曜日 22:54〜23:00

世界、地球が抱える様々な問題を数字(データ)を通じて視聴者に投げかけ、そんな地球規模で起こっている問題に対して、様々なチャレンジ、アクションを起こしている方々を紹介します。 チャレンジを続ける方々の「地球の未来」に向けての熱い想い、情熱を感じてもらい、視聴者の皆様にも「次の100年」に向けて一緒に考えていただけることを目指します。