プレミアムマルシェ つくり手の紹介 大自然ファーム

有機循環農法で人参本来の甘さを引き出したフルーツにんじん

大自然ファーム

大自然ファーム
  • 生産者:大自然ファーム
  • 食材:フルーツにんじん・マンゴー・バナナ・ライチなど
  • 所在地:熊本県菊池郡菊陽町原水6034
  • 電話番号:096-232-6730

フルーツにんじん

金時人参

本田和寛さんが、人参栽培を始めたのは平成6年。元々は米から始まった農家の6代目だったが、時代の変化を目の当たりにし畑作の未来を案じてから酪農にも挑戦したことがあったという。
そんな本田さんが人参と出会ったいきさつとは…。

「人参って嫌いな人もいるけど、和食にも洋食にも、中華にも欠かせない野菜。だから、じつはものすごく消費率の高い野菜なんです。そんな人参を究めたいと思いました」
ところがまず、人参は連作ができないという問題にぶち当たった。
「連作障害は、同じ土を使うことで起こるんです。だからといって、栽培をやめることはできない。そんなときにヤンマーさんの実演会に参加する機会があり、そこですごい機械に出会ったんです」それがプラウという機械。

プラウは、通常のトラクターに付属しているロータリーという機械と違って、より深く土を耕すことができる。その結果、土がいつでも新鮮になり、連作が可能になるという。
「それがきっかけとなり、いつでも人参を栽培できるようになりました。まさに運命の出会いですね」と本田さんは、懐かしさを顔ににじませた。

金時人参

本田さんの人参は糖度が高く、“フルーツにんじん”というブランド名で親しまれている。特にジュースにするとその甘さは如実にわかるということで、人参嫌いでも、本田さんの人参なら食べられるという人が多数いるらしい。その高糖度の秘密はなんだろう。

「まずは肥料の使用を最小限にすること。そして、プラウによる有機物循環農法で栄養をたっぷり与えること。それにより、苦味などのない人参本来の甘さを引き出せるんです」時代が流れ、野菜の味は変わってきたと本田さんは言う。
「今の野菜は『早く』『キレイに』『たくさん』が望まれているから、光などの作物に必要な要素にあまり時間をかけずに育っている。促成栽培で育った作物は、軟弱で栄養素も少ないんです。野菜は健康にいいと言うけれど、本当に今の野菜がそうなのか、しっかり見極めることが消費者に求められる時代になってきたと思います」

金時人参

現在63歳、年齢を重ねるたびに自分の命は自分で守らなくてはという思いが強くなってきたと話してくれた。そんな本田さんの思いは、息子や2人の娘、それに従業員たちに日々語られている。
「思いだけを持っていても、ひとりではなにもできないですよね。だから、息子にはもちろん、研修なども積極的に受け入れて、次の農業者を育てていきたいと今は考えています」

太陽の光とプラウによる栄養たっぷりの土、そして本田さんの愛情をたっぷりと受けて育った人参は、まばゆいほどの光沢がありキラキラと輝いている。
一口かじると口いっぱいに広がる甘さは、本田さんからの「食」の大切さを知ってほしいというメッセージかもしれない。