機械一斉収穫で、加工・業務用キャベツの収穫・調製作業が変わる。大きくて重い加工・業務用キャベツの手作業での収穫は、大変な重労働。キャベツ収穫機HC1250・1400は収穫しながら選別・調製ができるため、大幅に効率がアップ。補助者はコンテナ台に乗ったままで、腰を曲げずに作業ができ、キャベツが満量になると、コンテナごと出荷できます。まさに、これからの加工・業務用キャベツの収穫作業を「変える」キャベツ収穫機です。農研機構との共同研究の成果を利用しています。 キャベツ収穫機HC1250 HC1400
  • この動画の機械は試作機です。量産機とは異なる場合があります。

コンテナ収容式キャベツ収穫機の開発グループが、民間研究開発功績者として農林水産大臣賞を受賞、また技術開発功労者として、農業技術開発功労賞を受賞

HC1400写真

需要が高まる加工・業務用キャベツ

野菜需要に占める加工・業務用需要の割合
農林水産政策研究会の資料より作成

近年、少子高齢化などの社会構造の変化に伴い、調理済み食品の利用や外食機会の増加等で、加工・業務用野菜の需要が年々増加しています。
そこで生研センター(現・革新工学センター)では「超省力・低コスト化技術確立による生産性の飛躍的向上のための技術開発(機械化一貫体系によるカット用キャベツ生産技術)」を農業機械緊急開発機テーマとして取り組み、誕生したのがHC125・HC1400です。

キャベツ収穫機の導入で、こんなに変わる!

一斉収穫で大幅な低コスト・省力化を実現しました。高精度な収穫で、ロスも低減します。

慣行手作業とキャベツ収穫機の10aの収穫作業時間比較。キャベツ収穫機では労力半減。

収穫・調製・出荷作業が省力化できる

  • H24年9-10月北海道斜里町、品種:おきな、条間×株間:66×35cm。
  • 慣行手作業は、刈取6名、ほ場内運搬1名、トラック1名。キャベツ収穫機は、収穫・オペレータ1名、補助者2名、 ほ場内運搬1名、トラック1名で実施。
段ボールと大型コンテナの10kg当たりの資材費比較。大型コンテナでは資材費3分の2。

出荷経費が削減できる

  • ダンボールは10kg 詰めで1 個110 円、大型コンテナ(350kg 詰め)のリース料は1基当たり2,546 円(18 日間リース)を想定。
慣行手作業ではコスト40万円に対し、キャベツ収穫期では33万円で4割削減。

1ha当たりの収穫・調製にかかるコストが下がる

  • ※1:収穫・調製コストは、「高性能農業機械等の試験研究、実用化の促進及び導入に関する基本方針参考資料09(H20.5)」を参考に試算。機械導入にかかるコストを含まない場合。

出所:農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課「農業新技術2013 生産現場への普及に向けて」

HC1400

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