ニュースリリース

ヤンマーが世界最高峰の国際ヨットレース「アメリカズカップ」において「オラクルチームUSA」とオフィシャルテクニカルパートナー契約を締結

2013年02月14日
ヤンマー株式会社

このたびヤンマー株式会社は、第33回アメリカズカップの覇者であるオラクルチームUSAとオフィシャルテクニカルパートナー契約を締結致しました。
オラクルチームUSAは、ディフェンディングチャンピオンとして今年9月に米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催される第34回アメリカズカップに参戦、ヤンマーはそのレースに不可欠なチームの伴走艇のエンジン、およびドライブの提供を通じて、ともに世界一を目指します。

ヤンマーは長年にわたるその豊富な経験と技術力で、世界のマリン分野に高性能・高品質なマリンエンジンやドライブシステムなど様々な製品・サービスを提供しています。
特に欧米をはじめとする世界の海でエンジン性能に求められる耐久性・信頼性に高い評価をいただいています。海を知り尽くしたヤンマーにとって、「洋上のF1」とも称される高度な技術が要求される過酷でハイパフォーマンスなセーリングレースに世界最高峰のチームと共に挑戦していくことは自然な流れだと考えています。ヤンマーは、オラクルチームUSAの第34回アメリカズカップでの勝利に貢献するべく、チームクルーと共に世界最高技術を追求します。

オラクルチームUSAのCEOである、ラッセル・クーツ氏は、「ヤンマーを第34回アメリカズカップのパートナーとして迎え入れることにとても興奮しています。ヤンマーは、マリンエンジンとその技術力において、非常に素晴らしい専門的知識と経験を備え持つ企業として世界的に有名です。彼等の正確無比なエンジン技術により、我々の伴走艇が試合や練習時において要求される危険を伴う重要な任務を担う事を可能にしています。彼等は我々のプログラムで必要不可欠な存在であり、我がオラクルチームの一員となってくれた事に感動しています。」とコメントしています。

背景

今回、ヤンマーはオラクルチームのレース伴走艇2隻へマリンエンジンとドライブセットを提供いたしました。伴走艇は、レース艇の牽引だけでなく、40ノット（74.1km/h）を超えるレースの展開を常に追いかけ、あらゆる面に於いてチームを的確にサポートする大変重要な役割を担っています。
ヤンマーのマリンエンジンは、サンフランシスコ海上の過酷なコンディションにも充分に耐えうるスピード、パワー、耐久性を備えており、生命の危険を伴うレースにおけるオラクルチームメンバーからの絶大な信頼を頂き、オラクルチームの「オフィシャルテクニカルパートナー」として今回の契約に至りました。

これにより、チーム最上位パートナーとして、ヤンマーロゴがレース本艇AC72艇の舵、及びステアリングにデザインされる他、アメリカズカップワールドシリーズの試合艇AC45艇にも同様に舵柄にロゴが表示されます。また、伴走艇は"Chase Boat YANMAR1"および"YANMAR2"といった愛称でチームメンバーから呼ばれることとなります。
ヤンマーは世界中が注目する国際ヨットレースにおいて、世界最高のセーリングチーム「オラクルチームUSA」を通じた様々な場面でブランド露出を展開し、プレミアムなブランドイメージへの成長を目指します。

◆オラクルチームUSAのプレスリリースはこちら
http://oracle-team-usa.americascup.com/news/4411/oracle-team-usa-names-yanmar-official-technical-partner

第34回アメリカズカップについて

日程	2013年9月7日（土）〜22日（日）
開催地	カリフォルニア州サンフランシスコ／ゴールデンゲートヨットクラブ
競技方式	1対1のマッチレース
使用艇	カタマランAC72 ＜船体長72フィート（約22m）、全長85フィート（約26m）、セール高131フィート（約40m）＞
防衛チーム	オラクルチームUSA
挑戦チーム	7月〜8月に開催されるルイ・ヴィトンカップにより決定される
大会URL	http://www.americascup.com/en/ （英語サイト）

アメリカズカップについて

アメリカズカップ（AMERICA’S CUP）は、世界のヨットクラブ間で世界一を賭けて対戦する世界最高峰の国際ヨットレースです。同時にそれは、各チームが造船工学、流体力学、気象学やエンジン技術など最先端かつ最高級の技術を競い合う場でもあります。
また、アメリカズカップ（AMERICA’S CUP）は1851年に始まり、近代オリンピックより45年、サッカーのワールドカップより79年、全英オープンゴルフよりも9年早く開催され、現在も続く世界最古のスポーツトロフィーとして広く一般に認知されています。

オラクルチームUSAについて

オラクルチームUSAは、2010年2月にスペイン・バレンシアで開催された第33回アメリカズカップでチームアリンギ（スイス）からカップを奪取し、第34回のディフェンディングチャンピオンとなったチームです。チームオーナーはラリー・エリソン氏。CEOのラッセル・クーツ氏と、スキッパーのジミー・スピットヒル氏が率いるオラクルチームUSAは、セーリング技術、船体デザイン、造船技術、サポート体制、の全てにおいて世界最高のクオリティを保持し、第34回アメリカズカップの防衛に臨みます。

オラクルチームUSAオフィシャルサイト URL
http://oracle-team-usa.americascup.com/