ニュースリリース

2014年3月期連結決算概要及び次期見通しについて

2014年06月16日
ヤンマー株式会社

1.2014年3月期の連結業績

当連結会計年度の世界経済は、アジア新興国においては、中国では金融問題の深刻化、タイでは政治的混乱が続くなど課題を抱える国が多く低成長が長期化しています。一方、欧州は最悪期からは脱して緩やかな回復傾向が継続しており、また米国は着実に回復するなど、全体としては、先進国による世界経済の持ち直しが見られました。

日本経済においては、消費税増税に伴う駆け込み需要のほか、欧米での需要拡大に伴う輸出の持ち直しや金融緩和を受けた円安・株高の進行により、景気拡大が続いております。消費税増税後は駆け込み需要の反動減は不可避であり、今後の国内需要にはある程度の停滞も見込まれます。

このような状況下におきまして、当社グループではグループ経営の更なる高度化とコア事業の競争力強化を図るため、2013年4月より持株会社体制へ移行し、主に下記の項目について取り組みました。

(成長への取り組み)

  1. お客様のゆるぎない信頼を獲得するため、商品・アフターセールス・コミュニケーションを通じたプレミアムブランド活動を展開
  2. 東南アジア・中国での販売拡大に向けた現地生産の拡充
  3. 定期的な整備、点検によるお客様の手を止めないサービスの提供やICTを活用した新たな商品・サービスの展開
  4. グローバル業務システムの導入による競争力強化に向けた基盤づくり
  5. 当社グループの強みを活かす新規事業として、資源循環型ビジネスモデルの立案に着手
  6. 事業領域拡大に向けたM&Aの実施

(収益構造の変革)

  1. 国内工場の生産再編と原価改善活動による採算性向上のための取り組みの推進
  2. コーポレート機能におけるコスト低減に向けた活動

これらの結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は前連結会計年度(5,771億円)に比べ12.8%増の6,507億円となりました。経常利益は、前連結会計年度(358億円)に比べ25.1%増の448億円となり、売上高経常利益率は6.9%となりました。当期純利益は、前連結会計年度(208億円)に比べ43.4%増の298億円となりました。

また、連結売上高に占める海外売上高は、前連結会計年度(2,204億円)に比べ12.9%増加し、2,490億円となり、海外売上高構成比は38.3%となりました。

2.2015年3月期連結業績見通し

2015年3月期の売上高については、当連結会計年度と比べ4.5%増の6,800億円を見込んでおります。損益については、営業利益は、当連結会計年度と比べ1.3%減の430億円、経常利益につきましては当連結会計年度と比べ5.3%減の425億円を見込んでおります。また、当期純利益につきましては、18.6%減の243億円となる見通しです。

<注記>
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本件に関するお問合せ先

ヤンマー株式会社 人事総務法務ユニット 総務部広報グループ
TEL:06-6376-6212 FAX:06-6372-2455 E-MAIL:koho@yanmar.co.jp

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