ニュースリリース

2015年3月期連結決算概要及び次期見通しについて

2015年06月16日
ヤンマー株式会社

当連結会計年度における世界経済は、欧州では回復基調が続いており、米国においても緩やかながら景気は拡大しております。東南アジアにおいても景気拡大は総じて緩やかに留まっており、中国ではGDP成長率が減少しつつあります。

日本経済は、個人消費と設備投資は消費税増税に伴う駆け込み需要の反動を受け上期に大きく減少しました。一方、対外輸出は円安と海外景気の回復を反映し増加しています。当期のGDP成長率はマイナスに留まっており、総じて国内経済は景気拡大とはいえない状況となりました。

今後の経済動向につきましては、米国の利上げが世界全体の成長を下振れさせる可能性がある他、ウクライナ・中東の地政学的リスクに注意を向ける必要があります。

このような状況下におきまして、当社グループでは今後更なる成長を目指すため、2014年度は、主に下記の項目について重点的に取り組みました。

(既存事業の深耕と新規領域への挑戦による事業拡大の加速)

  1. 各市場・地域における事業間連携によるビジネス創出
  2. 新規事業の探索から事業化に向けた推進

(グループの成長を加速するための基盤づくり)

  1. サプライチェーンマネジメント(SCM)活動推進によるリードタイムの短縮
  2. グローバル業務システムの導入推進

(お客様の期待を超える商品・サービスの持続的投入)

  1. プレミアムブランド商品の早期市場投入
  2. ICTを活用したビジネスモデルの実践

(世界各地の地域や社会の維持・発展への貢献)

  1. 資源循環型ビジネスモデルの構築と推進
  2. 各地域での社会貢献・環境保全活動施策の共有と横展開

これらの結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は前連結会計年度(6,507億円)に比べ0.7%増の6,550億円となりました。経常利益は、前連結会計年度(448億円)に比べ11.7%減の396億円となり、売上高経常利益率は6.1%となりました。当期純利益は、前連結会計年度(298億円)に比べ20.9%減の236億円となりました。

また、連結売上高に占める海外売上高は前連結会計年度(2,490億円)に比べ16.0%増加し、2,888億円となり、海外売上高構成比は44.1%となりました。

2016年3月期連結業績見通し

2016年3月期の売上高見通しについては、当連結会計年度と比べ11.5%増の7,300億円を見込んでいます。損益については、営業利益は、当連結会計年度と比べ4.2%減の381億円、経常利益につきましては当連結会計年度と比べ0.5%減の394億円を見込んでおります。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、8.6%減の216億円となる見通しです。

<注記>
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【本件に関するお問合せ先】

ヤンマー株式会社 人事総務法務ユニット 総務部広報グループ
TEL: 06-6376-6212 FAX: 06-6372-2455 E-MAIL:koho@yanmar.co.jp

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