1912年に発動機メーカーとして産声を上げたヤンマーは、1933年、世界初の小型ディーゼルエンジンの実用化に成功。「農業や漁業に従事するみなさんを楽にしてさしあげたい」「燃料を最後の一滴まで無駄にしない」という創業者・山岡孫吉の想い「燃料報国」をDNAに刻み込み、人々の暮らしの根幹を担う食料生産の現場において、劇的にお客様の負担を軽減する多彩な農業機械や船舶用エンジンなどをリリースし続けてきました。
直噴ディーゼルエンジンの祖として、愚直に、真摯に、プロユースのモノづくりと対峙し、100年もの間、世界最先端のテクノロジーを紡ぎ出して新たな価値を生み続けてきたその事業フィールドは、多くのみなさんがイメージする農業や漁業・海運だけではありません。建設機械、空調機器・発電システムなどのエネルギー領域、さらには営農コンサルティングなどへと拡がり、現時点においてもグローバル規模でますます拡張しています。
だからこそ、人口増加、食料供給、環境、エネルギー……と様々な課題に直面する世界のこれからの100年に、私たちヤンマーは大きな使命を担っていると捉えています。
自然との共生を大前提に、生命の根幹を担う食料生産とエネルギー変換の分野で、お客様の課題を解決し、未来につながる社会とより豊かな暮らしの実現に寄与していく━━持続可能な資源循環型社会の創出に向け、2012年に創業100周年を迎えた私たちにしかできない独創の技術開発力で、次の100年に新しいテクノロジーを届けていきます。