関 義彰 Yanmar America corporation Industrial Engine Division Application Engineer エネルギー科学研究科 エネルギー変換科学専攻修了 2005年入社
CAREER
2005年 小形エンジン事業本部開発部エンジン技術部第3技術グループ
Tier3規制対応エンジン商品開発(性能評価)
2007年 小形エンジン事業本部開発部先行技術部
Tier4規制対応(コモンレール・DPF付エンジン)先行開発
2013年 小形エンジン事業本部開発部試験部先行技術グループ
Final Tier4 (56kW以上)規制対応(SCR付エンジン)商品開発
2015年 Yanmar America Application Engineering
北米顧客対応エンジニアリング

Q1現在の仕事内容

北米のお客様とともに新規のエンジン開発(性能評価)・市場での不具合対応を行っています。お客様の作業機に新規エンジンを搭載して実際に使っていただき、作業性・耐久性・信頼性等あらゆる項目について、使用環境を考慮した評価を実施し、問題のないことを確認した上で量産につなげる役割を担っています。また、市場で不具合が発生した際は現地調査へ出向き、データ計測・現物調査・お客様からの情報収集を実施し、迅速に要因調査の実施・改善案の提示を行うようにしています。さらに、ヤンマーアメリカの現地従業員へのエンジニアリングサポートを実施し、現地エンジニアのスキルアップも担っています。

Q2海外で働くことの醍醐味

実際にエンジンが使われている現場で評価に立ち会い、幅広い作業機を用いながら実感することは、多種多様な環境で当社のエンジンが活躍しているということです。例えば、気温40度、あるいは-35度、標高3000m以上といった環境でのエンジン性能評価はなかなかできる経験ではありません。これら苛酷な環境においてもエンジンが問題なく運転できることを確認するため、お客様とともに評価試験を実施するため現地に出向きます。実際にお客様とともに評価をすることで、「どのようなことが求められているか」「どのような改善をすれば喜ばれるのか」など現場の生の声を聞くことができます。そうしたお客様の要望を開発につなげられるのが今の仕事の醍醐味です。

Q3仕事で大切にしていること

お客様との交渉や説得、特に日本の各部門との間に入ってやりとりをする際、非常に困難な状況に陥ることがあります。そうした際、常に説得できる技術的見解(データ・過去の事例など)を持って交渉にあたるようにしています。当然のことではありますが、エンジニアにとっての武器はデータであり、限られた現地調査での時間を最大限有効活用するために、事前検討・結果予測を抜かりなく行うようにしています。また、想定外の条件や環境によって、思った通りの結果が出ない場合もあります。しかし、そのような結果にも大きな意味があり、次へのヒントになることもありますので、得られた結果から最大限の情報を引き出すよう心がけています。

Q4印象に残っているエピソード

これまでの経験上、マニュアル通りに進めていることでも、実際の市場では想定外のことが起こる場合があり、既存の固定観念を捨て、起こりうるあらゆることを想定する必要があると実感したことがありました。アメリカはエンジンに使用する燃料性状は世界的に見て良い方ですが、それでもお客様によっては使用不可の性状の燃料を使用されることもあり、それが原因で不具合が起こったことがあります。初めは燃料が起因とは想定していませんでしたが、調査を進めいくうちに、燃料が要因ではないかという疑念が生じました。お客様は否定しておられましたが、燃料の詳細分析を依頼した結果、やはり燃料に含まれる成分が要因とわかり、お客様にご説明しご納得いただきました。想定外のあらゆることを含め、幅広い視野で判断する必要性を実感した出来事でした。

Q5休日の過ごし方

健康維持も含め日本でもしていたテニスを続けています。アメリカ各地へ家族で旅行に出かけることもあります。アメリカの広大な国立公園やNASAの宇宙センターなどは日本では訪れることができない場所で、ここでしか味わえない旅の醍醐味といえるでしょう。アメリカで人気のスポーツ(メジャーリーグ・テニス・NBA)の観戦もしています。イチローや錦織選手など、世界で活躍する日本人を観ることができるのも嬉しいですね。

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