製品に必要な生産資材を

欧米から調達し国内工場に供給

グローバル購買部 欧米グループ

経済学部 経済学科卒
2010年入社

葛原 克之KATSUYUKI KUZUHARA

現在の
主な
仕事内容

国内の工場でヤンマーの製品を作るために必要な生産資材を調達する仕事をしています。ヤンマーの製品をより多くの人々に提供できる商品にするため、部品の生産を委託する取引先と一緒になって、お客様が満足できる品質・価格を作り上げていくことが私のミッションです。
ヤンマーに最適なパートナーを欧米地域から見つけ出し、欧州製品を国内工場に部品供給します。海外出張に出かけることも多く、年4〜5回は欧州の取引先や展示会などに通っています。海外の取引先から部品を購入する上で、ヤンマーが求める品質基準、その背景にあるヤンマーの考え方を、外国の取引先の担当者に納得してもらうのは簡単ではありませんが、上手く伝えられる方法を日々模索しながら仕事に励んでいます。

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ヤンマーで
働く魅力

部品調達は、生産工程の中で最も上流の仕事なので、自社の生産活動に与える影響が大きく責任は重大です。また、資材購買は会社の経営に対して大きな責任を担っており、自身が積み重ねた努力が会社の利益に直結するため、仕事の成果がはっきりと数字となって現れることにやりがいを感じています。
ヤンマーの製品の多くはお客様の元で10年、20年と使っていただくものが多く、製品を納入したら終わりではなく、メンテナンスやトラブルシューティングの対応など、いろいろな場面でお客様と交流があります。買い替え時に、またヤンマー製品を選んでいただければ、一生を通じてそのお客様と接することができるのも、ヤンマーで働く魅力の一つだと思っています。アフターパーツの手配をするときでも、昭和の時代に描かれた図面の部品を手配することもよくあります。

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大切に
している
想い

私は、高校卒業までの9年間、カナダ、アメリカ、イギリスで生活してきました。どこの学校に転校しても、現地では私が唯一の日本人であり、日本文化は現地の人にとってなじみの薄いものでした。物珍しさから話しかけてくれる人もいましたが、初めは周囲に上手く入り込めず、大きな壁を感じていました。そこで、現地の人と積極的に交友関係を持つよう心がけることで、日本に興味を持ってもらえるようになったことが励みになりました。
社会人になっても、仕事を通じて知り合った海外の取引先にヤンマーの活動、さらには日本の文化に興味を持ってもらえるよう接しています。

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印象に
残っている
エピソード

東日本大震災発生直後、被災した地域の取引先から「ヤンマーの発電機50台が今すぐ欲しい」と言われたことです。ヤンマーの多くの製品が、社会性が強く、生活の根幹を支えているものだと、頭ではわかっていました。しかし、実際に必要とされている人を目の当たりにしたとき、「自分が世の中に役立つ製品づくりに関わっているんだ」と心から感じることができるようになりました。
一方で、私が担当している取引先も震災の影響を受けて、部品供給ができなくなっていました。早く製品を作って供給したいという想いが工場の人からも痛いほど伝わり、皆の期待に応えるためにも最短で生産復旧できるようサプライヤーと協議を重ねていきました。購買の仕事の中で、サプライチェーン管理の重要性を改めて感じましたね。

ヤンマーを一言で言うと?

新しいことをチャレンジする人を支えてくれる会社。新しいことにチャレンジしていくということは、その過程においてぶつかった壁を、自分自身で考えて乗り越えていかなければなりません。自分で考え抜いて達成した経験は、自身の成長につながると思います。

ヤンマーを志望した理由は?

生活の根幹を担う社会性の高い仕事がしたいと考えていましたが、その中でお客様の生活に密着したところで活躍する製品に携わりたいと考えて志望しました。

今後の夢は?

欧州地域でのヤンマーの知名度をさらに向上させたいと思っています。そのためにも、購買のみならず、様々な仕事に関わることで、私自身の仕事の幅をさらに広げることができればと思っています。

就活生の皆さんへ

自分は将来仕事として何をやりたいのかを自問自答しても、答えなんて簡単に出てこないと思います。だからこそ、いろいろな人に会って話を聞いたり、自分の想いを他の人に話したりしてみてください。正解のない答えを無理やり探そうとするので苦労するかもしれませんが、その経験が社会人になってから活かされると思います。

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