自走式フォーレージハーベスタ JD-9000シリーズ

JD-9000シリーズ写真
  • 写真は海外仕様につき、日本仕様と異なります。

飼料収穫作業は、さらなる高次元へと進化を遂げる!

高品質な飼料収穫を可能とした8000シリーズを基に、さらに品質の高いサイレージを効率的に生産したいという想いが、新しいフォーレージハーベスタ9000シリーズとして結実しました。
最高峰の処理機能、稀に見る強固さを備えたカーネルプロセッサーによる比類なき飼料品質。誰もが求めていた理想的なパワーを持つ強力なエンジン駆動。これらが飼料収穫作業を、さらなる高次元へと進化させます。

ジョンディア社製18.0Lエンジン

(適応型式:JD-9500~9700)

ジョンディア社製18.0Lエンジン写真

尿素が不要ながらクリーンな排気で、ランニングコストを抑え、安定した作業を実現します。

リープヘル社製24.2Lエンジン

(型式:JD-9800、JD-9900)

リープヘル社製24.2Lエンジン写真

12気筒の大排気量のエンジンで、高負荷作業でも高能率な作業を提供します。

冷却設計

大型でパワーを大量消費する冷却パックは不要。冷気はキャビン後ろのルートから取り込まれ、エンジンに沿って背面と側面にある出口へと流れて行きます。これにより、少ない部品で効率の良いエンジン冷却が可能になりました。

理想的な作物の流れ

良質なサイレージづくりを徹底追及。処理速度・精度の飛躍的な向上を実現しました。
刈取り・切断・排出まで、作物がよりスムーズに流れるような設計を採用。理想的な動力伝達により、各所で生じる負荷が極めて少なく、長時間に渡って高いパフォーマンスを発揮します。

製品の特徴を解説する図。1~4までの番号が振られている。詳細は下

①フィードロール

乾燥した牧草から、粘りのあるアルファルファ・クローバーまであらゆる収穫状況に適応します。
上側のフィードロールは金属探知機のコイルと、石探知機のセンサーを収納するチューブを装備し本機の保護はもちろん、収穫した作物も守ります。

②高感度金属&石探知機

従来機に装備されていた金属探知機に加え、9000シリーズには石探知機も装備しています。
金属探知機および石探知機が異物を探知すると、自動的に駆動を遮断し、後行程の機械損傷を防ぎます。

③デュラドラムカッターヘッド

逆転研磨について他社比較

56枚のセグメントナイフと頑丈なドラムにより、効率よく正確に作物をカット。丈の長い牧草や繊維質の作物、コーンなどの細断性に優れています。

  • 写真はコーン用ナイフ。実装備は牧草用ナイフになります。
  • 逆転研磨で鋭い切れ味
    逆転研磨によりヒールができないので鋭い切れ味が持続します。

④カーネルプロセッサー(K仕様)

キレイに破砕されたコーン

カーネルプロセッサーは、コーンに切りこみをいれることで、栄養価を落さず飼料を育成できます。
上部ロールが下部ロールより20%高速回転し、コーンをキレイに破砕します。最低限の圧力で穀物をしっかり粉砕することができるので、燃料費も抑えることができます。

カーネルプロセッサーの切替え
  • 切替えもカンタン
    牧草を収穫するときは、クランクレバーを使用してカンタンに収納位置と作業位置の間を上下できます。

エクストリームカーネルプロセッサー(JD-9900)

直径250mmのロールと50%の速度差により、切断長さに関わらず均一に粉砕された穀粒を送り出します。

プレミアムカーネルプロセッサー(JD-9700/9800)

どのような切断長さでも優れた飼料品質を生み出すことが可能。寿命が長く、耐久性の高いロールを特徴としています。

進化を遂げた上質な操作・居住スペース

キャビン

キャビン写真

大形のウィンドーガラスは、着色によりまぶしさを除去。前方はもちろん横方向と後方の視界がすばらしく、足元の空間も広がりました。

コマンドセンターとコマンドアーム

コマンドセンターとコマンドアーム写真

人間工学に基づいた設計で、操作機器類は身体の延長上に設定。ムリなく快適に操作でき、オペレータの疲労を軽減し安全性と効率を高めます。
多機能レバーだけで作業中のほとんどの操作ができ、スイッチ機能の割当はコマンドセンターで可能です。

バックカメラ・スパウトカメラ

バックカメラ・スパウトカメラ写真

バックカメラの装備により、バック時に後方の視界をコマンドセンターで確認可能。更にスパウトカメラで作物の排出状況が確認でき、作業効率がアップします。

メンテナンスもカンタンに行える

日常的な点検や調整をラクに行えるよう徹底追及。
各部の開閉やナイフ交換なども容易にメンテナンス可能です。

カッターヘッド研磨システム

カッターヘッド研磨システム写真

必要に応じて運転席に座ったままで研磨作業が可能。IVLOCによりエンジン回転数とは関係なく研磨でき低回転数で燃費を抑え騒音も軽減します。

カーネルプロセッサーの取外し(K仕様)

カーネルプロセッサー取外しの様子

付属のクレーンを使って簡単に取外すことができます。

主要諸元

名称 ジョンディア自走式フォーレージハーベスタ
販売型式名 JD-9500 JD-9600 JD-9700 JD-9800 JD-9900
区分 N23 KN23 N23 KN23 N23 KN23 N23 KN23 N23 KN23
機体寸法
(ヘッダーなし)
全長(mm) 7260
全幅(mm) 3360
全高(mm) 3970
エンジン 製造元 ジョンディア リープヘル
型式名 6180ZX501 D9512 A7-04
総排気量(L) 18.0 24.2
シリンダー数 6気筒 12気筒
最大出力(kW{PS}/rpm) 563{765} 579{787} 607{825} 640{870}/1800 713{970}/1800
使用燃料 ディーゼル軽油
燃料タンク容量(L) 1500
SCRタンク容量(L) - 103
走行部 タイヤ 前輪 800/70 R38
後輪 620/75 R30
ブレーキ方式 電気式油圧駆動湿式ディスク
トランスミッション プロドライブ2速トランスミッション
最高走行速度 ほ場モード(km/h) 20
道路走行モード(km/h) 30
フィードロール フィードロール数 4
幅(mm) 830
カッターヘッド ナイフドラム幅(mm) 880
ナイフドラム直径(mm) 670
ナイフ数(枚) 56
切断長(mm) 4・16(1mm刻み)
回転数(rpm) 1350
研磨方式 逆転研磨(キャビン内操作可能)
カーネルプロセッサー ロール径(mm) 240 240 240 240 250
ロール回転数(上)(rpm) 3468 3468 3468 3468 3280
ロール回転数(下)(rpm) 2610 2610 2610 2610 3112
重量(kg) 360 360 360 360 420
ブロワ ローダー径(mm) 560
経路幅(mm) 620
ブレード数(枚) 10
回転数(rpm) 1890
スパウト 旋回角(度) 210
  • この主要諸元はジョンディア社の情報に基づくものであり、実測値と異なる場合があります。
  • 諸元は改良などにより予告なく変更することがあります。

主要装備

販売型式名 JD-9500 JD-9600 JD-9700 JD-9800 JD-9900
区分 K23 KN23 K23 KN23 K23 KN23 K23 KN23 K23 KN23
金属探知機、石探知機
IVLOCフィードロール(無段変速)
シェアバー、リバーシブル
シェアバー、自動研磨
スパウト 油圧上下操作
自動注油
カーネルプロセッサー
アクティブフィルコントロール オプション オプション オプション オプション オプション オプション オプション オプション オプション オプション

アタッチメント

厳しい条件下での耐久性・パフォーマンス力に優れた、ピックアップ・コーンヘッダーをご用意しました。
作業シーンに合わせて対応できるよう機種を多数取り揃えています。

ピックアップ 639シリーズ(牧草)

ピックアップ 639シリーズ写真

特許を取得したジョンディア独自のオーガの形状により、作物の流れをスムーズにします。

名称 ピックアップ
販売型式名 639
全長(mm) 1350
全幅(mm) 4060
全高(mm) 1400
作業幅(mm) 3000
質量(kg) 1070
牧草フィード幅(mm) 610
適応型式 9500, 9600,
9700, 9800, 9900

ロータリーヘッダー 460型

ロータリーヘッダー 460型写真

植付条間を気にすることなく、刈取方向が自由自在。倒れている作物でも、回転刃でスピーディに効率良く刈取れます。

名称 ロータリーヘッダー
販売型式名 460
全長(mm) 2800
全幅 作業時(mm) 6100
移動時(mm) 3000
全高 作業時(mm) 1500
折りたたみ時(mm) 2300
作業幅(mm) 6000
作業条数(条) 8
質量(kg) 2750
適応型式 9500, 9600,
9700, 9800, 9900

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