スタブルカルチCU-L300

CU-L300海外仕様写真
  • 写真は海外仕様のため、国内仕様と異なる場合があります。

土壌の表層をスピーディに混和、砕土、整地し、残渣物を早期分解、播種床を形成する、高速耕起・省エネ作業機です。

様々な条件下で効率的な作業ができる

スムーズな流れを追求した3列レイアウトタイン

土塊の流れと均一な混和のために3列にレイアウトされた強力なタインにより、砕土・混和。残渣物のすき込みをパワフルに、スピーディに行います。

3列レイアウトタイン写真

ハイクリアランス

フレーム下に850mmの広いスペースを確保することにより、土塊の流れが良く、反転性が向上。ワラや根株などの残渣物の抱え込みが少なく、スムーズな作業が行えます。特に土量が増える深耕(最大300mm)作業時に効果を発揮します。

フレーム下のスペース850mm

スタブルカルチCU-L300が土づくりに期待される効果

  • タインによる耕起は土中に空気を供給し、透水性・排水性を高め、微生物を活性化させます。深耕による部分客土は徐々に作土層を拡大させる場合に適しています。
  • 土と残渣物をほど良く混和することで、分解と乾土効果を高めます。
  • 一行程での効率的な作業は、ほ場への踏圧低減につながります。
CU-L300を使用した作業の様子

一行程で耕起・混和・整地・砕土・鎮圧まで。省力作業を実現

コンビネーションスタブルカルチ

1台で理想的なほ場形成を実現します。

耕起・混和「3列タイン」

浅耕と深耕どちらにも適したカーブ形状のタインで、土壌の反転がより効率的に行えます。安全性が高く、貫通能力に優れています。

砕土・整地「レベリングディスク」

タインで耕起された土塊をディスクが破砕・整地し、ローラの鎮圧効果を高めます。

砕土・鎮圧「ローラ」

ディスクによって整地された表層をローラが効率良く砕土・鎮圧。良好な播種床に仕上げます。

高い耐久性と様々なほ場条件に対応するタインバリエーション

石などの衝撃から機械を守る安全機構

シェアボルトタイン(B仕様)
シェアボルトタイン(B仕様)写真

比較的軽い土壌向けのタインで、先端で3トン以上の負荷がかかるとシェアボルトが飛んで衝撃から守ります。また、ボルト交換が簡単に行えます。

スプリングタイン(S仕様)
スプリングタイン(S仕様)写真

ダブルスプリング設計により継続的に衝撃から守るため、効率良く作業が行えます。力がかかるとスプリングが縮むことで負荷を逃し、元のポジションに戻ります。横方向にはタイン先端で150mm可動して衝撃を回避します。石の表層への持上げも低減します。

ウイングの着脱により浅耕から深耕まで対応

ウイング③取り付け状態
ウイングを取り付けた状態の写真。1~3までの番号が振られています。

カーブした形状のタイン①が、残渣物の混和を促進。ディフレクター②がより効率的に土壌を返し、残渣物を均等に混和します。取り外し可能なウイング③は、残耕なく耕起できます。

ウイング③取り外し状態
ウイングを取り外した状態の写真。1と2の番号が振られています。

ウイングは簡単に取り外すことができます。ウイングを取り外すことにより、300mmまでの深耕が可能となります。

作業に合わせて選べるブレード

スタンダードブレード(標準装備)

80mm幅のシェアと350mm幅のウイングから構成され、深さ70~150mmの耕起に適しています。左右のウイングを取り外すことで、300mmまでの深耕に対応します。

クローズウイングショベル(オプション)

浅耕時に効率的な作業を実現します。30~70mm程度の耕深でも表層全体を耕起できます。

カーバイドシェア&カーバイドウイング(オプション)

カーバイドコーティングにより、耐久性が約5倍にアップ。カーバイドシェアは80mmと50mm幅の2種類をご用意。80mm幅のシェアにはウイングを取り付けることができます。

耕深を一定に保ち、耕起後の土を均一に鎮圧。理想的な播種床をつくる

クランブラーローラ

クランブラーローラ写真

軽くて耐久性に優れ、整地・砕土・鎮圧効果があるローラです。湿った土や粘土質などのほ場に適しています。

Tリングローラ(T仕様)

Tリングローラ(T仕様)写真

土を均一に押し固めるのが得意なローラです。全層粗耕起で、粘土質・火山灰土壌などのほ場に適しています。土塊とワラを同時に粉砕することで雪物分解を促進、地表を平坦にし、きめ細やかな播種床をつくります。

作業深さの調節がノンツールで簡単

プレート式耕深調節

耕深調節は工具不要のプレート方式を採用。プレートの枚数と位置を変えることで調節が簡単、スピーディに行えます。シンプルな仕組みでメンテナンス性が向上。作業に合わせてローラを2パターンで使用できます。

ローラ使用パターン

  • 固定:ローラを固定して、一定深さでの作業を行います。一定の深さを優先する場合や、軽い負荷での作業に向いています。
  • フリー:浅耕から設定した深さの範囲でローラが働きます。高水分時や硬い土質で高負荷がかかる場合に、作業機を上下に微調節してもローラが追従して働きます。

播種機(オプション)の装着でさらなる省力化

播種機を装着することで、同時播種作業が可能。草地の更新や緑肥作物の播種作業を耕起から一行程で効率良く行えます。

主要諸元

名称 スタブルカルチ
販売型式名 CU-L300
区分 BN SN TBN TSN
ローラ クランブラ クランブラ Tリング Tリング
タイン シェアボルト スプリング シェアボルト スプリング
ブレード スタンダード
機体寸法 全長(mm) 3500
全幅(mm) 移動時3000(作業時3500)
全高(mm) 3000
機体質量(kg) 1505 1833 1670 1998
必要PTO出力(kW{PS}) 132{180}
装着装置の種類 3点リンク 2形
作業幅(mm) 3000
作業深さ(mm) 300
タイン数(本) 10
ディスク数(枚) 8
メーカー名 KUHN
  • 諸元は改良などにより予告なく変更することがあります。