YESSA 一般社団法人ヤンマー資源循環支援機構

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助成先一覧

<研究テーマ>
オリザノールの選択抽出と米糠カスケード利用の事業性評価

研究の概要
効率的な油脂抽出が可能な超/亜臨界CO2抽出技術を利用して、米糠の有効成分γ-オリザノールの分離回収の最適化条件を明らかにし、従来は主に飼料として流通していた米糠から高付加価値を生むγ-オリザノール抽出を可能にする。また、抽出後の米糠も脱脂飼料としての利用を可能とし、最終目標として高付加価値を生む稲のカスケード利用による農業資源の循環システム構築の実現を目指す。
加えてバイオマスの賦存量やインフラの調査ならびにLCA(Life Cycle Assessment)評価などを実施し、事業化の可能性を明らかにする。
研究者 :
佐賀大学農学部  後藤 文之 教授(助成時 電力中央研究所所属)
助成期間:
2016年4月1日~2017年3月31日
助成額 :
200万円

研究の成果についてうかがいました

Q1:完了報告書の「今後の予定」に記載されている、稲作の盛んな途上国地域における無電化農村地帯への分散型電源導入のための、「米糠からの油脂抽出技術」の確立および、事業化を行うための新たな外部資金獲得は実現しましたか?
2018年度のJST(国立研究開発法人科学技術振興機構)並びにAMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)、そしてJICA(独立行政法人国際協力機構)が共同で実施している研究協力プログラムSATREPSに採択され実現しました。現在、タンザニア農村地帯において、膨張液体抽出技術による米糠油脂の抽出を試行し、実証研究を進めています。一方、当初の目的であったγ-オリザノールの選択抽出については、単離技術の探索に向けた机上検討を電力中央研究所の元同僚が継続実施しておます。
Q2:助成研究で得られた成果は、現在の研究活動にどういった形で活かされていますか?
助成研究の成果から新たな外部資金の獲得につながり、国際共同研究へと発展させることができました。
また、農家の収入増大を志向したγ-オリザノールの選択抽出については、電力中央研究所にて技術開発の目処をつけ、早い段階で外部資金を得て技術開発に取組みたいと考えており、外部機関との技術交流等を積極的に進めています。

(2021年7月ヒアリング)

助成研究のその後
■2017年度
>放棄農地でもできる南瓜の自動収穫機に関する研究
>持続的農業につながる作物光合成活性のリアルタイムモニタリングカメラの開発
>海洋深層水を利用した海産ミドリムシ培養による多価不飽和脂肪酸生産システムの構築
>農林水産資源としての太陽エネルギーの発電利用と水稲栽培の両立のための実証的研究
>アクアポニックスにおける物質循環数理モデルの構築と物質移動予測に関する研究
>新規イメージング技術による熱帯産木質バイオマスの形成機構に関する細胞生物学的研究
■2016年度
>持続的BDF利用に向けたBDF生産時に発生する廃棄グリセリンの高付加価値化の研究
>温暖化条件下で持続可能なワサビ栽培技術の開発
>オリザノールの選択抽出と米糠カスケード利用の事業性評価
>海産魚種苗生産における生物餌料自動培養・給餌装置の開発に関する研究
>ベトナムでの広東アブラギリ等油糧種子中の砂糖、油分、薬効成分の生成過程の解明
>国内のバイオマス利活用事業、特に木質バイオマスを中心とした事業可能性調査
>魚類廃棄物の資源循環型利用による除染および磯根資源生産力向上技術に関する研究
>循環水耕液のサンゴ砂礫浄化と蛍光ストレスモニタリングを用いた持続的システムの開発

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