所属機関:九州大学 大学院農学研究院 生命機能科学部門 食料工学講座
専門分野:栄養化学
高校生の頃から“砂糖とは何か”ということをずっと考えていました。そこで栄養化学の研究室に進み、何と比較したら差があるのかを考えていました。対象群を何にすれば差だといえるのか、何と比較したら説得力があり治療効果があって予防できるのかといったことです。九州大学で学位取得後、途中2年ほどアメリカルイジアナ州立大学医学部の生理学科に留学して小腸の研究をしました。他には半年ほど政府の機関である国立健康栄養研究所(現 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所)にもいました。そこで基本的に小腸の研究をしていたことが、現在の乳酸菌の研究につながっています。今では肝臓に関する研究の割合が多いかもしれませんが、基本的には消化器を対象としています。専門は脂質代謝で、この分野は複雑なため、医学部の先生でも敬遠されることがあります。しかし、複雑だからこそ、さまざまな角度からアプローチできる点が特徴です。振り返ってみると、学生の頃に指導を受けた先生に恵まれ今の研究につながっています。そういったこともあり、大学は先生で選ぶのがベストだと思っています。
まずはタイトルを見ます。タイトルで6割決まるといってもいいのではないでしょうか。ホームページにもタイトルが載るので、助成を受けるうえで責任をもって考えてほしいです。魅力的なタイトルにするという意図が感じられない申請も見受けられました。研究のタイトルでも小説のタイトルだと思って取り組むべきで、本屋で魅力的なタイトルのつけかたのヒントを得るのもいいかもしれません。松本清張の「点と線」など、それくらいのタイトル付けのセンスが欲しいところです。公的研究助成での萌芽的研究のタイトルは結構工夫されていますので、合わせて参考にしてほしいと思います。
