グローバルな市場環境の変化に迅速に対応し、お客様により満足していただける体制を構築するためには、ヤンマーグループの全社員が潜在能力を発揮できる強い組織へと進化する必要があると考えています。そこで、国や地域の壁を越えた情報共有や、業務の効率化・組織力強化を目的に「Y-Square」を導入しました。

「Y-Square」は、マイクロソフト社の「Office365」をベースとしたグループウェアサービスで、運用にあたっては、ヤンマーグループ全社共通のルールを策定しています。全社ポータルサイトを基点に、チャットやWeb会議など多彩なコミュニケーション手段が状況に応じて活用できるほか、会議やスケジュールの迅速な調整・通知、資料や文書の共有・共同作業など、効率的な業務をサポートするツールとなっています。

「YANMAR FLYING-Y BUILDING」は“波紋”をコンセプトにデザインされています。各フロアを真っ赤な螺旋（らせん）階段でつないだ「エコシリンダー」をエンジンのシリンダーに見立てて、これを中心にエネルギーの波紋が広がるようなイメージでレイアウトされています。集中して作業ができるエリア、コミュニケーションを図るエリア、会議をするエリアなど、社員一人ひとりが自身の作業内容に合わせて自主的に考えて作業場所を選択できるフレキシブルな構成になっています。

また、一部のオフィスレイアウトは、新しい働き方の導入を踏まえ、若手社員を中心に結成したプロジェクトメンバーの意見を反映しています。たとえば、「思いつきを発信する風土作り」をテーマに、一人で落ち着いて考えられる狭小なスペースや、2、3人で10～20分間気軽にオープンな話ができるスペースなどを確保しています。また、「いろいろ書きながら議論できる場」として、全面ホワイトボードの部屋などのアイデアを採用しています。