事業概要

1912年に創業したヤンマーは、1933年に世界初のディーゼルエンジンの小型実用化に成功して以来「一滴の燃料も無駄にしない」「人々の労働を楽にしたい」という創業者の思いを引き継ぎながら高性能のエンジンを生み出し続けてきた産業エンジンのパイオニアです。

2012年に米国CARB(カリフォルニア州大気資源局)Tier4(19~56kWクラス)排出ガス規制、2013年にはスイス連邦(18~37kWクラス)排出ガス規制の認証を世界で初めて取得しました。長年のエンジン開発で培われた技術にさらなる先行研究を積み重ね、各国の環境規制をクリアする高い技術力を追求し続けています。

滋賀県のびわ工場では自働化された高効率な生産体制でありながら、2,000モデル以上の多品種混合生産を実現し、産業エンジンのマザー工場として国内外の幅広い産業機械を動かす最高品質のエンジンを生み出しています。

世界各地の規制や市場特性、ニーズなど多様化するご要望にお応えできるようグローバルネットワークを通じてきめ細やかに対応し、お客様の求める理想のエンジンをお届けしています。

産業エンジン

搭載機器

生産・販売拠点

生産拠点

1ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 びわ工場/伊吹工場

  • 立形水冷ディーゼルエンジン
  • 立形水冷ガスエンジン

2洋馬発動機(山東)有限公司

  • 立形水冷ディーゼルエンジン

3YANMAR ENGINE MANUFACTURING INDIA PVT. LTD

  • 立形水冷ディーゼルエンジン

4YANMAR S.P. CO., LTD.

  • 横形水冷ディーゼルエンジン

5PT. YANMAR DIESEL INDONESIA

  • 横形水冷ディーゼルエンジン
  • コネクティングロッド加工

6PT. YANMAR INDONESIA

  • 鋳物素材鋳造

7YANMAR ITALY S.p.A.

  • 空冷ディーゼルエンジン

販売拠点

1ヤンマーパワーテクノロジー株式会社

2洋馬発動機(上海)有限公司

3YANMAR ASIA (SINGAPORE) CORPORATION PTE. LTD.

4YANMAR ENGINE MANUFACTURING INDIA PVT. LTD
Head Office

5YANMAR EUROPE B.V.

6YANMAR AMERICA CORPORATION

7YANMAR SOUTH AMERICA INDUSTRIA DE MAQUINAS LTDA.

生産拠点(滋賀県内)

ヤンマーキャステクノ株式会社 甲賀事業部

1びわ工場

  • 立形水冷ディーゼルエンジン
  • 立形水冷ガスエンジン
  • 小形エンジン研究開発センター

2伊吹工場

  • 立形水冷ディーゼルエンジン
  • トランスミッション

3木之本工場

  • 燃料噴射装置
  • シリンダヘッド加工

4大森工場

  • 燃料噴射装置部品

5ヤンマーキャステクノ株式会社 甲賀事業部

  • 鋳物素材鋳造
  • シリンダブロック加工

中央研究所

  • 研究開発拠点

会社情報はこちらからご覧いただけます。

事業沿革

1912 - 1945

1912
山岡発動機の前で記念撮影(1921.1)

山岡孫吉、大阪市北区北野西野町(現・茶屋町)に山岡発動機工作所を創業、ガス発動機の修理・販売を行う

1930
ヤンマー製ディーゼルエンジン1号機

立形2サイクル式5馬力ディーゼルエンジンを完成(当社小形ディーゼルエンジンの始まり)

1933
横形水冷ディーゼルエンジンHB形

世界初の小形横形水冷ディーゼルエンジン「HB形」(5~6馬力)が完成

1936
神崎工場前で記念撮影

神崎工場が操業し、小形横形水冷ディーゼルエンジンS形を製造開始

1937
当社の基本理念

「燃料報国」をモットーとして正式に掲げる

1942
長浜工場(1953ごろ)

滋賀県坂田郡長浜町に長浜工場を開設

1946 - 1959

1949
永原農村精密工場

滋賀県伊香郡永原村に永原農村精密工場(後の永原工場)が完成。ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプおよび噴射弁の生産を開始

1952
K1形

世界最小の横形水冷ディーゼルエンジンK1形(1.5~2馬力)を完成

1956
技術研究所開所式

大阪市大淀区浦江に技術研究所を設置

1959
超小形空冷ディーゼルエンジンA3形

世界初の超小形空冷ディーゼルエンジンA2形(3.5馬力)、A3形(4.5馬力)を発売

1960 - 1969

1960
大森農村精密工場

滋賀県高月町に大森農村精密工場(現・大森工場)を建設。燃料噴射ポンプ専門工場として操業開始

1968
2W形

ヤンマー初の立形水冷ディーゼルエンジン2W90形(20馬力)の生産開始

1968
デミング賞実施賞のメダル

ディーゼルエンジン業界で初の「デミング賞実施賞」を受賞

1970 - 1979

1970
甲賀精密鋳造の鋳造現場(1973)

滋賀県に甲賀精密鋳造株式会社(現ヤンマーキャステクノ株式会社 甲賀事業部)を設立。小形エンジン用鋳造部品の主力工場として操業開始

1970
TR形

トラクタ用高速2気筒立形水冷ディーゼルエンジン2TR22形(22馬力)の生産開始

1971
空冷ガソリンエンジンG25形

空冷ガソリンエンジンG25形(2.5馬力)生産開始

1972
ヤンマーディーゼル・インドネシア

インドネシア・ジャカルタにP.T. Yanmar Diesel Indonesia(YADIN)を設立
翌年、横形水冷ディーゼルエンジンの量産開始

1973
長浜工場(1963ごろ)

長浜工場に立形水冷ディーゼルエンジン組み立てライン確立

1976
「きっぷ方式」を導入した長浜工場の組立ライン(1978)

長浜工場で新生産方式「ヤンマー生産方式」による生産開始

1976
立水T形

2気筒、3気筒の立形水冷ディーゼルエンジンT形シリーズ(12.5~31馬力)の生産開始

1977
ヤンマー綜合技術研究所

京都府大山崎町にヤンマー綜合技術研究所が完成

1978
ヤンマータイランド

タイ・バンコクにYanmar Thailand Co., Ltd.を設立

1979
TH形

3気筒を中心とした高速回転に対応する立形水冷ディーゼルエンジンTHシリーズ(12.5~42馬力)の生産開始

1980 - 1989

1980
3T95

初の立形水冷”直噴”ディーゼルエンジン3T95

1981
500万台目の横形水冷ディーゼルエンジン

横形水冷ディーゼルエンジン生産台数累計500万台達成

1983
直噴式の立水3TN75形

直噴式の立形水冷ディーゼルエンジンTN形シリーズ(11~100馬力)を発売

1983
空冷ディーゼルエンジンL形

世界最小・最軽量の空冷ディーゼルエンジンL形シリーズ(3.5~9馬力)の生産開始

1989
4TN84-RAC

初の電子ガバナディーゼルエンジン4TN84-RAC生産

1990 - 1999

1993
立水4TNE94形/98形

立形水冷ディーゼルエンジンTNEシリーズ(8.6~84.2kW)を発売

1995
びわ工場

滋賀県びわ町に立形水冷ディーゼルエンジンを生産する「びわ工場」を建設

1995
ヤンマーカジバ

イタリアのカジバ社と合弁でYanmar Cagiva S.p.A.を設立

2000 - 2009

2000
ヤンマー中央技術研究所

滋賀県米原町にヤンマー中央研究所が竣工

2002
4TNV98形

立形水冷ディーゼルエンジンTNV形シリーズ販売開始。

2003
ヤンマーイタリアのL形生産ライン

Yanmar Cagiva S.p.Aの社名をYanmar Italy S.p.A(YI)に改称

2003

中国農用車メーカー・山東時風集団と合弁で山東時風洋馬発動機有限公司を設立

2007
洋馬発動機(山東)有限公司

山東時風洋馬発動機有限公司の社名を洋馬発動機(山東)有限公司に改称

2010 - 2019

2012
CARB・EPAの4次規制の認証を取得した4TNV88C

立形水冷ディーゼルエンジンTNV形コモンレールシリーズを生産開始

2012

TNV形コモンレールエンジン4TVN88Cが米国CARBの排出ガス4次規制の認証を世界で初めて取得(19-56kW)

2013

TNV形コモンレールシリーズがスイス排出ガス規制の認証を世界で初めて取得(18-37kW)

2013
PT. YANMAR INDONESIA

PT. YANMAR INDONESIAの鋳造工場が稼動

2016
伊吹工場

伊吹工場で立形水冷ディーゼルエンジンを生産開始

2018
4TN107FTT

最高出力155kWの高出力立形水冷ディーゼルエンジン2機種(4TN101/4TN107)を新たに開発

2018
Yanmar Engine Manufacturing India

インドに立形水冷ディーゼルエンジンの生産拠点 Yanmar Engine Manufacturing India Pvt. ltdを設立

2019
累計生産台数1,000万台

立形水冷エンジンの累計生産台数1,000万台を達成

2019
4TN88G

産業用ガスエンジン4TN88G(45kW)/4TN98G(63kW)を新たに開発

2020 -

2020

ヤンマーパワーテクノロジー株式会社を設立

事業紹介ビデオ