セレッソ大阪は、ヤンマーディーゼルサッカー部を前身とし、1995年にJリーグへ加盟したプロサッカーチーム。
ヤンマーデザインは、19年シーズンよりユニフォームメーカーと共創し、チームや選手を鼓舞し、サポーターに愛されるユニフォームのデザインを担当している。

24年シーズンは、チーム設立30周年の節目にあたり、クラブの象徴である桜をモチーフにデザインした。シャツだけでなく、パンツやソックスにもセレッソピンクを大胆に配色し、チームの強い団結を表現している。

また、ヤンマーデザインはユニフォームだけでなく、スタジアムデザイン、ロゴやグラフィックデザイン、ブランディングなど、さまざまなコミュニケーションのサポートも行っている。

長居植物園の最寄り駅である近鉄針中野駅のリニューアルプロジェクト。
駅を中心に魅力的な街づくりを目指し、近鉄と共創しながら改修に取り組んだ。

老朽化し、薄暗かった駅舎にグラフィックデザインを施すことで、明るく楽しい印象を与えた。

植物園にいる植物や虫、鳥などの生き物をモチーフにし、駅に到着した瞬間から長居植物園へ向かうワクワク感を感じられるようにした。

ヤンマーデザインは長居植物園がある長居公園のリニューアルプロジェクトにも参画している。
公園全体のコンセプト立案からサイン計画、公衆トイレの設計まで、地域に愛される公園づくりを進めている。

ロゴの緑色や丸・楕円といった形状を使って、植物や公園に棲息する生き物を表現。
様々な空間やノベルティなどに展開することで、公園のわくわく感や世界観を一目で伝える。

ヤンマー製作の商業アニメ『未ル わたしのみらい』に登場するロボット「MIRU」の実寸モデル。
ヤンマーデザインがデザインの原案を手掛け、メカデザイナーやイラストレーターとの共創で生み出された。

数々のアイデアスケッチから、人型ロボットが採用された。

ヤンマー製品と同様に、背中に装着するアタッチメントによって多様な作業をサポートできるよう設計されている。

この実寸モデルは、Anime Expo 2023（米国ロサンゼルス）で初公開され、多くのアニメファンから支持を集めた。

最高時速40ノットの走行性能と、キャビンクルーザーの居住性を併せ持ったヤンマーの新しいフラッグシップクルーザー。
2家族が船内で1-2泊を快適に過ごせる、アイランドホッピングという新しいマリンライフスタイルを提案する。

ヤンマーの特例子会社ヤンマーシンビオシスで栽培された新鮮な野菜を使用したドレッシングのパッケージデザイン。
さまざまな野菜で作られた味のドレッシングをシリーズでデザイン。

“新しい酒米を作る” という前代未聞のプロジェクトから生まれた日本酒。当初、日本酒用の米作りの負担を軽減したいという想いから始まったヤンマー中央研究所によるプロジェクトであり、ヤンマーデザインではボトルデザインという形で成果を可視化した 。

ヤンマーは最高の米づくりを、沢の鶴は最高のお酒をという米への共通の想いで手を取り合った。

X01 は「前代未聞」をキーワードに、灘の男酒をイメージした重厚感のある黒（灘Black）、高級感のあるラベル素材や化粧箱、シリアルNo. 入りチャームなどの特別仕様を施した。

X02 は生産・製造の見える化をキーワードにQR コードを大胆にあしらったデザインで表現。
カラーにおいても偽りのないイメージのホワイトで統一。

X03 は醸造の違いを一目で表現するため、透明ボトルで酒の色そのものを見せるデザインに。外装は酒造りと関係性の深い杉玉をモチーフとした。

電動モーターによる駆動で農業のCO2 ゼロエミッション化を目指した小型電動農機のコンセプトモデル「e-X1」。
機体の前後にロータリーや草刈り機などの作業機を取り付けることで、除草、除雪、耕うんなどさまざまな作業に対応できる。

前後移動が可能な構造のため、遠くからでも進行方向を判別できる非対称デザインとし、安全性とデザイン性を両立させる「本質デザイン」の思想を体現している。

1959年 、農業や漁業に携わるお客様に役立つ情報を届けたいという思いから始まった天気予報に登場した企業マスコットキャラクター。ヤンマーデザインもキャラクターデザインに参画し、2024年1月にリニューアルの一般投票により、9代目のキャラクターが誕生した。

キャラクターデザインにあたり、これまでの性格などを踏襲しつつ、グローバル展開にも対応する強いキャラクターデザインを外部デザインチームとともに模索。大量のアイデアとスケッチを出し合い、3つの案まで絞り込んだ。

世間の関心を高めるとともに、キャラクターにより愛着を持ってもらうため、一般投票を実施。

総得票数76568票を得て、3つの候補案から新しいヤン坊マー坊が選ばれた。

次世代層の心に秘めたエネルギーを未来への力に変えていけるような、共感を生むキャラクターのコンセプトを設定。
好奇心や探究心を原動力に未来に向かって一緒にチャレンジする新しいヤン坊マー坊を生まれた。

持続可能な未来を考えることを目的に市立札幌大通高校の生徒が営む都市養蜂から生まれたはちみつを使用した甘酒。 日本酒メーカー「沢の鶴」とのコラボレーション商品。

ヤンマーグループが運営する中華レストラン「BLADE」のネオンサイン。ヤンマーが目指す「食の恵みを安心して享受できる社会」という4 つの豊かな未来のひとつを体現するため、人々との接点となるレストランの運営も行っている。

BLADE では、香港のような活気と賑わいを感じられるインテリアデザインで演出されている。

店名の「刀（Blade）」と地名の鶴野町にちなみ、青龍刀と鶴をモチーフにしたロゴをデザインし、メニューや店内装飾までヤンマーデザインが手掛けている。

売上高一兆円達成を記念し、全社員に向けた記念品の企画からデザイン。
実際のエンジン工場で作られた文鎮と大阪の泉州タオルを詰めた、社員の思い出に残る品物を作成。

ヤンマー特例子会社（ヤンマーシンビオシス株式会社）の社員がバイオイノベーションセンター倉敷ラボで使用する農作業用のエプロンの企画・開発・デザイン。このエプロンは、岡山県児島で高品質なデニムブランドを展開するベティスミスとのコラボレーションによって誕生した。

沢の鶴と共同で取り組む「酒米プロジェクト」。この集大成として、高い品質と栽培しやすさを備えた新品種を生み出した。米作りには88もの工程が必要と言われており、この酒米で醸造した純米大吟醸酒の商品化にあたり、沢の鶴の米にこだわる姿勢をネーミングやデザインで表現した。

NADA88 は米へのこだわりを未来に向けたあらたな技術でチャレンジし続ける沢の鶴の姿勢をテック感のあるシルバーのボトルで表現。

YPV は、様式にとらわれず本来の機能的な価値・意味を重視する「本質デザイン」の思想に基づき、2035 年を想定して各事業の“ありたき姿” を視覚化したビジョン。また、人に寄り添いながらも過酷な現場で耐えうる機械を製造してきたヤンマーのデザインを「柔和剛健」という言葉で表現している。
YPV のデザインを通して定義された新しい意匠やキャビンの構造、HMI（Human Machine Interface）などの要素をプラットフォーム化することで、効率的な製品づくりと客目線に立った機能の改善の両立を目指す。

2035 年の農業を見据えた革新的な設計思想による先行デザイン農業機械。長年、人に寄り添いながらも過酷な現場で耐えうる機械を製造してきたヤンマーが、「柔和剛健」というデザイン理念をもとに表現している。

従来の常識を覆し、キャビンの位置を前方に移動させることで、長時間作業する際の居住性を大幅に向上させた。
また、タイヤトレッドの調整が可能となり、幅広い作業に対応できるよう設計されている。さらに、完全自動化を視野に入れたキャビンレス仕様にも対応し、作業場所や作業者のニーズに合わせたカスタマイズが可能。

就農人口の減少や従事者の高齢化により、農作業の現場は大きく変化し、トラクターのキャビンに求められる機能も大きく変わっている。かつてはプロ専用の道具という位置づけだったが、高機能化が進む中で、誰もが使える製品が必要とされている。運転席には直感的な操作が可能な大型モニターを設置し、他の自動運転農機を制御する司令塔の役割も担っている。

「YPV-C」では、今後増えると考えられるリノベーションや屋内作業を見据えて建設機械の電動化を進めていく。
災害時にはいち早く現場への移動が必要となるため、クローラではなく走行に最適なホイール（タイヤ）を採用している。電動化で課題となるバッテリーの持続性と給電は、自走式バッテリー車で必要なタイミングに自動給電することが可能となる。

「YPV-S」は、新たなマリンライフを提案するフォイリングセイルボート。これまでヤンマーが蓄積してきた舶用技術やノウハウをベースとして、揚力で船体を浮かび上がらせるフォイリングや風力によるセイリングを組み合わせて自然力を最大限に活用し、動力から船上での過ごし方までデザインした。自動制御された帆によって、操船技術を問われることなく多くの人に洋上の豊かな時間を過ごせることを目指している。

ライスマジックはお米を原料に、全ての工程を手作業で行う安心安全なグルテンフリー焼き菓子。
ロゴデザインからパッケージ、WEB サイトなど全てのブランドを通して手作りの品質を感じられるデザイン。

ヤンマーパワーテクノロジーが新しく開発したディーゼルエンジン（4TN101） をベースとした水素エンジンコンセプト。
ディーゼル仕様との搭載互換性を実現することにより、既存の車両から大きな変更を加えることなく、水素仕様に載せ替えができる。
外観意匠に展開された化学構造式をモチーフとしたグラフィックパターンは、ヤンマーグループの事業間を跨いだ次世代パワーユニット製品共通のアイコンであり、脱炭素化への統一した取り組みを表現している。
〉Bauma 出展情報

脱炭素社会の実現に向けた動きが船舶分野でも加速する中、ヤンマーでは国内初となる舶用水素燃料電池システムを開発。
船舶における水素利用の普及を牽引するシステムとなっている。これまで意匠性は求められなかった発電機だったが、このシステムでは新技術をアピールするためのデザインを行っている。

突起部を極力減らしてデザイン性とメンテナンス性も向上。
カラーはクリーンエネルギー市場での差別化と、ブランディングのため、ヤンマープレミアムレッドに。
化学元素のグラフィックとH2 の文字を大きく配置し、次世代の発電システムであることが一目でわかるデザインとした。

水素発電などクリーンエネルギー機器の提供や、それらを組み合わせた最適な運用の提案を行う実証試験施設。
ヤンマーの脱炭素の取り組みを一目で周知させるため、あえて見せることを意識した統一感ある機器デザイン を行っている。