代かきがラフだと、田面がでこぼこに。株残さ埋没不良などで転び苗の原因となります。
移植時の土壌は、適度に埋め戻る硬さにしましょう。
土が埋め戻り、苗の姿勢が安定します。
ひたひた水でちょうど良い。
苗の植付姿勢が安定。
深水での田植えは、浮き苗になりやすい。
枕地など深いところは低速で植えます。
急な入水は浮き苗の原因となるのでやめましょう。
密苗におすすめの田植機
苗マットの補給について
苗マットをセットするときは、苗マット押さえを苗マットの表面から1~1.5cm程度離れるようにセットします。
苗が少なくなると縦送りが悪くなり、かき取り不良になります。ぎりぎりになる前に補給しましょう。
苗マットと苗マットの接続面に隙間ができないように注意しましょう。
施肥機付きの田植機なら、同時施肥で省力化が可能。
箱施用剤、除草剤も田植えと同時作業ができる。
箱施用薬剤散布状態。
密苗は若い苗を植えることから、移植時の生育量が小さいですが、少し生育すると慣行と同様に見えるようになります。中干しを実施する際は、慌てずに、必要茎数(地域の指導指針参照)を確保してから行いましょう。
慣行苗同様、適期散布を行います。
出穂期、成熟期は、同じ日に移植した慣行稚苗に比べて、1~3日遅くなります。
籾の黄化程度を見極めて適期刈取に努めましょう。
密苗(黄化程度がやや遅い)
乾籾300g(催芽籾375g)播種区・成熟期
慣行稚苗
乾籾100g(催芽籾125g)播種区・成熟期