お客様事例紹介

有限会社ナガシオ 長塩 昌也様〈ホイルローダー〉

有限会社ナガシオ

長塩 昌也様

  • 地域 : 熊本県菊池市
  • 掲載年 : 2022年
  • 作物・作業 : 酪農

農業の現場で活躍する「ヤンマー建機」の建設機械

ヤンマーでは、テクノロジーの強みを基盤に幅広い事業を展開しており、建設機械の事業も手掛けています。ヤンマー建機株式会社では、小型建設機械のパイオニアとして、ショベルカー、ホイルローダー、発電機などを取扱い、土木建設作業の省力化や効率化に貢献しています。また、建設機械ならではの力と技で、収穫物の運搬や飼料の搬入、堆肥の切り返しなど、農畜産業のあらゆる現場での活躍も広がっています。今回は酪農でホイルローダーを活用されているお客様の事例をご紹介します。

広大な牧場の酪農経営に向けてホイルローダーを導入

有限会社ナガシオ(以下同社)は、熊本県菊池市で親子3代にわたり酪農を営んでおられる。5年前から農林水産省の畜産クラスター関連事業を活用し、10haほどだった土地を約100haまで規模を拡大され、牛の数も約400頭と以前の4倍ほどにまで増やされた。それに伴い、広大な牧場で効率良く堆肥などを運搬するために、パワーのあるホイルローダーを導入され、現在は6台所有しておられる。ここまでの規模拡大に踏み切られた背景をうかがってみた。

「私が経営する代になったときには、牛舎の老朽化が進み、生産性がどんどん落ちていたんです。一方で、周りには農地が余っている状況でした。私はもともと農地を活かした酪農がしたかったので、それなら農地を広げ、牛舎も大きくして、良い機械を揃えて酪農したいと思い、ヤンマーさんに相談しました」。

実際に機械を導入するのに戸惑いはなかったのだろうか。「ヤンマーさんとは昔から取引きがありましたし、何より40年前に購入したトラクターが今も現役で動いているんです。改めてヤンマー製品は良いと思っていたので、安心して導入し、徐々に増やしていきました。またヤンマーさんは、農地開拓の相談をはじめ、サポートも手厚いため、生き物と日々向き合う酪農家にとって、これほど頼もしいことはありません」と、うれしいお言葉をいただけた。

今後も規模拡大に向けて地産地消の飼料づくりを目指す

導入されたホイルローダーの使い心地については、「牧場が広がったことにより、建機に乗る時間は増えていますが、乗り心地がとても良く快適です。1日8時間乗っても腰への負担は少ないです。最近では私の父も、以前より積極的に建機に乗るようになりました」と、ご満足いただけている。またホイルローダーは、パワーがあり、速く移動できるので、これまで以上に作業がはかどっておられるそうだ。
「操作も簡単なので、今後は女性の従業員にも免許取得を奨励して、建機を扱えるようになってほしいです」と積極的な活用も考えておられる。

ほかにも、ホイルローダーを導入したことで作業効率が良くなり、自給飼料が増産できたことで輸入飼料が減りコスト削減にもつながったようだ。
「飼料の質も良く、乳量も右肩上がりに増えています。これからも相場の変動や価格の上昇が見込まれることから、さらに機械を導入して、地産地消の飼料で経営することが理想です」と語る長塩さん。
今後も牧場の規模拡大に向け、山間の狭い農地などの集約化も検討されておられるそうだ。果敢に挑戦される長塩さんの営農に、これからも寄り添い、サポートさせていただきたい。

お客様使用製品・サービス情報

力強さと、人・環境へのやさしさを両立したパワフルなホイルローダー。安全・快適に、スピーディーで高能率な作業を実現し、除雪作業や農業・畜産現場など、あらゆる場面で活躍します。