お客様事例紹介

個人専業農家 三宅 寛穂様

個人専業農家

三宅 寛穂様

  • 地域 : 滋賀県近江八幡市
  • 作物・作業 : 水稲(18ha) / 転作(7ha) / その他の畑(3ha)
  • 密苗実証面積 : 64ha

慣行栽培にはない密苗特有の「クセ」を克服。さらなる規模拡大に確信を得た!

独自の栽培方法で多品種を自在にコントロール。確実に収量を確保するため篤農家の眼光は鋭い

今回、密苗モニターとしてご登場いただいたのは、滋賀県近江八幡市で農業経営に携わっておられる三宅さんだ。水稲をメインに冬場は野菜を栽培する複合経営を営んでおられる。水稲の品種は夢ごこち、ミルキークィーン、キヌヒカリ、ヒノヒカリ、ひこまると多岐に渡る。
現在の栽培方法についてうかがってみた。「夢ごこち、ミルキークィーン、キヌヒカリは株数50株/m2、使用育苗箱数は18枚/10a程度です。ヒノヒカリ、ひこまるは株数45株/m2、使用育苗箱数は13枚/10aで品種によって栽培方法を変えています」。品種の特性を見極め、水稲栽培に向き合う熱心な姿勢がうかがえる。

他の栽培方法を試したご経験はないのだろうか?「鉄直はやったことはありませんが、疎植栽培は11~13枚/10aで植えたことがありますが、早くに成熟する早稲に対しては収量が減ってしまいました」。肝心な収量が確保できない点は大きなデメリットということでやめられたという。

密苗との出会いは友人との世間話から。疎植栽培にはない期待を感じた

慣行栽培で安定的な収量を確保してきた三宅さんが密苗を知ったきっかけは何だったのだろうか?「最初の出会いはささいなことでした。友人が農業新聞に載っていた密苗の情報を教えてくれたんです。密苗のことをより深く知るようになって、疎植栽培にはない期待を抱きました」。期待に応える結果になったのか、まずは播種と育苗の状況についてうかがってみた。
「播種日は5月3日でした。播種機の調整が必要でしたが、なんとかうまくいきました。使用育苗枚数が少なくなることを考えればさほどの手間ではないです。育苗は慣行栽培と違いがなかったですね。違いと言えば育苗期間が15日間だったこと、ハウスの温度調整に気を使ったことくらいで、全体的にはうまくいきました」。

新技術である密苗を慣行栽培の感覚で導入。ハードルの低さも密苗の大切な機能のひとつ

移植を行った感想については「移植した感じは苗が細いために『薄い』印象を持ちました。そして栽培中の管理が難しいと思いましたね。具体的には苗が薄いので深水ができないということ。あと草が良く生えますので、除草作業に手間がかかるかなぁと思いました」。
逆に密苗だからこそのメリットはあったのだろうか?「使用育苗枚数が減りましたので、苗運搬はとても楽になりましたね。補助者はとても楽だと言っていました。田植えのスピードは従来と変わらなかったので、いつも通りの感覚で仕事をすることができました」。新しい技術を普段通りのやり方で取り入れることができたことに手応えを感じておられる様子だった。

密苗は早稲には適していないのかもしれない!?実証実験を終えると心配は自信に変わっていた

播種から移植までおおむね順調に進んだようだが、「私はヒノヒカリで密苗を試してみましたが、早稲の品種には適していないかなぁとも思いました。早稲は収穫期が早いため、十分に生育しきらずに収穫時期を迎える可能性があるなと」。ただ、密苗仕様での田植機での試験では「昨年、密苗仕様の田植機で栽培したほ場では、せどり(1反で10俵)ほどの収穫ができたので、手応えを感じましたね。これなら早稲の品種でも大丈夫だと自信を深めました」。さまざまな品種に対応されている三宅さん。密苗でも品種ごとの株数で対応されることだろう。

また最後に、「今年度密苗を導入してよかった。これからちょっとでも仕事がはかどればなぁと思っています。そうすることで、もう少し栽培面積も増やしていけるんじゃないかと期待しています」。密苗導入で少しでもラクに、そしてその分規模拡大ができるよう、ヤンマーでもできるだけのお手伝いをしていきたい。

お客様使用製品・サービス情報

密苗

栽培のポイントやよくあるご質問など、初めて導入する方にもこれまで経験のある方にも役立つ情報をご紹介