お客様事例紹介

農業生産法人 株式会社農樹 中津隈 一樹様

農業生産法人 株式会社農樹
代表

中津隈 一樹様

  • 地域 : 京都府綾部市
  • 掲載年 : 2017年
  • 作物・作業 : 水稲(24ha)
  • 密苗実証面積 : 40a

米づくりに真摯に向き合う。密苗で世界ブランド「Nohju」を築きたい!

京都府綾部市で水稲を栽培。父と息子の二人三脚で次世代の農業を築きたい

株式会社農樹は水稲を栽培する農業生産法人で、米の自家販売も手掛けておられる。日本の大手百貨店をはじめ台湾、シンガポール、香港などに輸出している。主にコシヒカリを栽培されており、農薬と化学肥料の使用を限りなく抑えて栽培した(初期除草剤1回のみ)特別栽培米だ。厳しい基準の米選別(選別網1.9mm使用)によって、大粒ばかりを厳選。弾力ある粒の食感と噛むほどに口に広がる甘みが特徴だと言う。

そんな農樹の歴史は意外と新しい。中津隈一樹さんのお父上である俊久さんが1995年に脱サラして立ち上げたのが始まり。次世代の農業経営体をつくるべく法人化したのは2014年で、同時に一樹さんが代表取締役に就任されたそうだ。

現在の栽培状況についてうかがってみると「慣行の移植が95%、直播が5%です。使用育苗箱数は16箱/10aほどですね。特に苦労している点はなかったのですが、ヤンマーさんからのおすすめで、そんなにいいものならばやってみようと思いました」。

半信半疑だった密苗の育苗。生育は順調

播種と育苗については順調に進んだのだろうか?「初めての密苗ということで、播種日は5月1日にしました。種籾が慣行栽培と比べて相当な量だったので、苗の生長が順調に進むのか半信半疑でしたね。これだけ密播だと酸素不足になったり、途中で追肥が必要になるのではないかと思っていましたが、うまくいきました」。最初は不安な面もあったという中津隈さん。実際の作業はどうだったのだろうか。
「育苗は今まで通り育苗機を使いました。特に密苗だから何か変ったことはなかったですね。例えば、鉄直なんかだと色々準備するものが増えて、設備投資が必要になるところですが、密苗は手持ちの設備で播種と育苗ができるので助かりますね。播種してから2週間ほどを育苗に費やしましたが、順調に進みました」。
密苗の大きなポイントである「慣行栽培と同じ設備でできる」メリットを実感していただけた。

慣行栽培と比べて苗つぎ・苗運搬が6割ほど減少!一番すごいのは慣行栽培の『感覚』で密苗ができること

実際に移植された感想をうかがってみた。「密苗専用機の植付精度の高さもあるとは思いますが、現場の状況としては慣行栽培と差はありませんでした。取り組む前から多いと予想していた欠株もなかったですね。一番驚いたのは、苗つぎ・苗運搬が6割ほど減少したことです。これはかなりの省力化になったと思いますね。移植そのもののスピードはほとんど同じでしたが、苗つぎしない分がスピードアップしました」。

補助者は意外と冷静に取り組んでおられたそうだが、その真意についてうかがった。「従来とやり方は同じなので普通に取り組んでいたのが印象的でした。ただ、終わってみると慣行栽培とは比べものにならないほどの高効率化を実現していました。これだけの省力化を従来との違いを意識せずにできることがすごいと思いましたね」。

苗つぎや苗の運搬が6割減少されたということは、補助者の方も相当な負担減になったに違いない。密苗のもうひとつの大きなメリットである「省力化」を実感いただけてよかった。

販売用の苗をつくれるほどの省スペース化を実現。農業のプロに今後は密苗100%にすると言わしめた

当初は気軽に挑戦していただいたのだが、実際に密苗をやってみてどうだったのだろうか。「移植後の管理は特に気を使ったことはなかったので、とても楽でした。元々、密苗に対して不安はありませんでした。新しい技術といっても、慣行栽培との共通点が多いので、これまで培った経験が活かせると思っていましたから」。
また、密苗によって余裕ができた苗床について、「余裕ができた苗床の面積で、育苗した苗を販売に回そうと思っています。限りあるスペースを最大限に活用できるので」。さすが、少しもムダがない。そして「今後は密苗100%に切り替えたいと思っています!」とうれしい前向きなご意見も。

最後に周囲の評判についてうかがった「作業している見た目は同じなので、密苗をやっていることに気づいてないと思いますよ(笑)。こんなにすごい効果があるのに!ヤンマーさん、もっと宣伝した方がいいですよ」。世界を舞台に活躍する農家から最高の激励の言葉をいただいた。

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密苗

栽培のポイントやよくあるご質問など、初めて導入する方にもこれまで経験のある方にも役立つ情報をご紹介