お客様事例紹介

「私らはデザインのことはよくわかりませんけど、YHコンバインは、これまで以上に赤が強調されていますよね(笑)それに、展示会が室内だったからか、とにかく大きく見えました。最近では周りの人からも『デカイしカッコ良いなぁ…』と言われますよ」。
兵庫県三田市で、コシヒカリと酒米のヤマダニシキ等を合わせて13ha、請負作業を10haこなしておられる前川さんは、YHコンバインのデザイン性の高さを、ちょっと照れくさそうに話してくれた。

前川さんは、古くからのヤンマー党のお客様だ。「ヤンマーさんの機械は、私の親父の代からだから…、もう70年になるかなぁ」と目を細める。
これまで「お米甲子園2007～兵庫のおいしいお米コンテスト～」のコシヒカリ品種において、県内各地から出品された484点の中で奨励賞を受賞するなどの実績があり、地域でも篤農家として知られている。ちょうどこれまでお使いのコンバインが更新時期だったこともあり、滋賀県や兵庫県内での展示会でご覧いただいた、YHコンバインの導入をお決めいただいた。

まずは、実際に使ってみてどのように感じられたかをうかがった。
「前のヤンマーの機械も良かったけど、YHコンバインも良いですね。ウチは以前からヤンマーの機械を使っていたんで、操作に違和感はありませんでした。いろんな操作が手元でできて、これまでと変わらず操作性は良いと思いますよ。シートもクッションが効いて、乗り心地は抜群ですわ(笑)」。

そして、駆動系のコアとなるディーゼルエンジンについては「エンジンが強いだけあって無理がかからない(パワーに余裕がある)から、オペレータは疲れないし機械も壊れにくい。だから修理代も少なくて済みますよ」。 なるほど、これはエンジン製造メーカーであるヤンマーならではの強みだ。

いろんな機能がある中でも、お気に入りの機能は、ハンドルに付いている『刈取部昇降スイッチ』だという。「これを使ったら、デバイダの上げ下げが簡単にできて便利ですね」。また選別性能についても、そのパフォーマンスの高さについて「選別は前の機械よりきれいです。以前は乾燥機から籾すり機に入るときに若干わらが入っていたんですけど、YHコンバインはそれがありません」と、選別性能の良さが、後工程に影響することについてもご実感いただいている。

さらに稲の搬送について質問すると「搬送は早いし、わらは真ん中にかたまらずきれいに落ちるのが良いね。あと、作業中はとにかく足が速いのと、刈取後は籾の排出が凄く早いのが気に入りました」。どちらかと言えば寡黙な前川さんだが、訥々(とつとつ)と、しかし具体的にYHコンバインの魅力を語ってくれた。

そんな前川さんが、特にアピールしてくれたのが湿田での作業性の良さだ。
「『丸ハンドルFDS』はクルマに乗っている感覚で運転できる。元々コンバインは、そんなに深い湿田に入るように設計されてないけど、深すぎるところは別として、一般的に湿田でも小回りが利くから、旋回や(直進)作業がしやすい」と、その効率性の高さを認めていただけた。「ほ場(一筆)がもっと広かったら、もっと効率が上がるんやけどねぇ…」と、少し残念そうだ。それでも「今シーズンはトラブルも無く、YHコンバインは良く動いてくれました!」と、その働きには満足いただけている。

「丸ハンドルは慣れれば絶対使いやすいし、効率では他社機には負けないと思うから、もしコンバインを買おうと思っている人がおれば、すすめたいと思います」と、うれしいお言葉をいただいた。さすが、お父様の代からヤンマー党のお客様だけあって、ヤンマーコンバインの魅力を知り尽くしておられる。

前川さんは、サービス面でもヤンマーの対応にご満足いただいている。ひとつは、契約をすれば、機械のトラブルなどの不測の事態に対して5年間(または7年間)毎年定額でメンテナンス提供してくれる『あんしんパック』だ。
「最初聞いたときはよくわからなかったけど、試運転に来てくれた人が詳しく説明してくれたので、納得して契約しました」。今はまだトラブルがないが「今後、何かあったときに安心です」と、微笑む。

最後に、今後ヤンマーに期待することをうかがうと、「いろんなお客さんの意見を聞いてもらってどんどん良い機械にしていってほしいですね」と、プロ農家・前川さんらしい言葉で締めくくってくれた。