お客様事例紹介

鈴木 亨様〈全自動野菜移植機PW10〉

鈴木 享様

  • 地域 : 愛知県田原市
  • 作物・作業 : キャベツ

駆け出しの農家が信頼を寄せる新型なのに手に馴染む全自動野菜移植機。元整備士が農家に転身。相棒に選んだのはPW10

農家の5代目である鈴木亨さんは、農業に携わってわずか3年だという。「前職は白井農機で9年ほど整備を担当していました。自分の代で農家が途切れるのは嫌だと思い、親から継ぎました」。そんな異色の経歴を持つ鈴木さんの経営規模は4町ほどで、冬はキャベツ、セロリ、グリーンリーフ、ブロッコリー、夏がメロン、たまに西瓜を栽培しているそうだ。

鈴木家のヤンマー歴をうかがうと「うちはずっとヤンマーですね。歩行型の野菜移植機ではACP1にはじまり、ACP10、PF1、4代目の移植機がPW10です。現在の所有機は、ACP10とPF1、PW10の3台です」。ACP10は15年間も現役だから驚きだ。
20年以上もヤンマーの移植機を使い続ける理由についてうかがうと「他社機も借りたことがありますが、ずっとヤンマーを使っているので手に馴染む感覚が全然違いますね」。毎日の農作業に欠かせない移植機なのだと実感できるお言葉いただいた。

1月初旬に出荷予定の冬キャベツ。その後、春キャベツを植える。
1月初旬に出荷予定の冬キャベツ。その後、春キャベツを植える。

高い植付性能と指クラッチは、農作業の時短・省力化に貢献

現在、農作業に携わっているのは鈴木さんとご両親の3名。お父様がうね立て、かん水の準備などを行い、お母様が畑の端や植わってないところをを直すそうだ。「移植作業は私一人で行うので、できるだけロスが少ない方がいいんです。PW10は植付性能がとても高いですね。本当にきれいに植えることができます。これなら手直しが必要ないので時短・省力化になっています」。

操作レバーについてうかがうと「指クラッチは慣れると欠かせない機能です。今までだと移植機が進み出してから植付けが始まるので、畑の端から植付けることができませんでした。クラッチレバーを両手で握りながら指クラッチを操作すれば、畑の端で停まりながら植付けできるのが助かります。
例えば畑の端で2本手植えが必要な場合、うねが100本ある畑でも200本。トレイ2枚分を手で植えるのは時間のロスになるので、指クラッチは時短・省力化に貢献してくれていますよ」。
農作業の時短・省力化のためにPW10の操作を追求されている姿が印象的だった。

新型なのに手に馴染む感覚。買い替えを悩む理由はない

機能的には概ねご満足いただいている鈴木さんにヤンマーブランドのイメージについてうかがってみた。
「物はすごくいいです。やはり面積が広いので、その分、日頃のメンテナンスが重要だと思っていますし、白井農機に任せておけば大丈夫だと思っています。時間があれば自分で直すこともできると思いますが農作業で時間がないんです(笑)」。元整備士ならではのコメントをいただいた。
鈴木さんの周囲では、まだPW10を導入されていない方が多いという(2016年9月初め現在)。「周りではACP100やPF1を使っている人が、私のPW10に興味があるようで使い勝手についてよく聞かれますよ。使い勝手はすごく良いので、おすすめしています。ヤンマーの移植機は操作性はあまり変化がありません。その変化がないのがいいんです。新しい移植機なのに手に馴染む感覚があるんですから。例えば、機体昇降連動植付クラッチは、慣れているので当たり前の機能です。他社機だと植付クラッチを切って、機体を昇降させるので二度手間なんです。こういう操作が無意識にできるのが最大の魅力だと思いますね」。現在、買い替えをご検討されている方の背中を押すお言葉をいただき、嬉しい限りだ。

「使い勝手が良いんです」とキャベツ苗を順調に植える鈴木さん。
「使い勝手が良いんです」とキャベツ苗を順調に植える鈴木さん。

お客様使用製品・サービス情報

PW10

セル成形苗トレイをセットするだけの全自動。