お客様事例紹介

個人専業農家 加茂 文俊様

個人専業農家

加茂 文俊様

  • 地域 : 静岡県
  • 掲載年 : 2021年
  • 作物・作業 : 水稲、作業受託
  • 密苗導入面積 : 18㏊

奥様を重労働から解放したい!全18haを一気に密苗に転換

苗箱数半減を目的に密苗に挑戦。3000枚が1500枚に半減!

お父様から2~3haの自作地を継いで以来、農地を集積し、18㏊まで拡大された加茂さん。研究熱心で、日々新しい技術を求めて意欲的に挑戦しておられる。密苗については、4年前にヤンマーの展示会で初めて知り、関心をもたれ地元で一番早く試験に取り組まれたという。そして翌年に、6条植えの密苗田植機を購入され全面積を一気に密苗に切替えられた。同時に、加茂さんのほ場には、一部軟弱な箇所があり田植機が沈んでしまうため、そこは直播の方が良いと、簡単に付け替えられる直播機もご購入された。

「以前は慣行で10a当たり14枚ぐらいの苗箱を使って田植えをしていましたが、密苗に変えると7枚まで減りました。全面積でいうと約3000枚作っていたのが、いまは半分の約1500枚まで減りましたね。やはり苗づくりの量と苗箱を運ぶ量が減るのが一番のメリットです。何しろ農作業のほとんどを女房と二人で行っており、重い苗箱を女房が扱うのは重労働なので、少しでも楽にしてやりたかった」と、奥様への思いやりをにじませられた。

実際に奥様のさとりさんは「今までは午前中に1回、午後に1回苗箱を取りに帰っては、また田んぼに戻るという作業がありました。それが密苗にしてからは1回の運搬で済むようになり、途中に取りに行く手間とタイムロスがなくなり、とてもラクになりました」とご満足いただけている。

収穫を終えたほ場を眺めながら、来年の営農計画に想いを馳せる加茂さんご夫妻。ドローンやリモートセンシングの資格も取得されるそうだ。
収穫を終えたほ場を眺めながら、来年の営農計画に想いを馳せる加茂さんご夫妻。ドローンやリモートセンシングの資格も取得されるそうだ。

播種量や床土も最適量を探求。特別栽培米研究会でも好評

良い苗づくりを探求されている加茂さんは、苗箱に播く籾の量や床土の厚さ、最適な播き方など、いろいろ条件を変えて試されてきた。「私は苗の本数を多くしたいので、籾はできるだけ多く播き、その分床土の厚さはより薄く播くように調整してみました。例えば、1箱の播種量を催芽籾390~400gにして、床土を7㎜まで落としたら苗はできますが、床土が少ない分、苗がしなって硬さが足りずに機械でのかき取りがうまくできないことがわかりました。そこで今度は催芽籾を390gにし、9㎜くらいまで床土を入れるとうまくいったので、これを目安に作っています」。

また、培土にもこだわって2種類の土を使用されている。籾の上下を軽量培土ではさみ、床土にはヤシの繊維など細かく調整するなど、目的に合わせて土を使い分けておられる。「土づくりにこだわることで、苗の根張りが良く、しっかりした苗ができて、機械できれいにかき取ることができます。密苗を始めた頃は、苗を植えた後でも田んぼが緑色にならず、少し心配したこともありますが、1年の実演で試してみて、慣行苗と遜色なく収穫できているので、今では安心して植えてます」とお褒めいただいた。

加茂さんは、地元で活動している特別栽培米研究会でリーダー的存在。メンバーたちと密苗の研究や試験も行ってこられた。加茂さんが実際に成果を出されていることから、田植機の更新時期を迎えたメンバーは次々に密苗を導入されているそうだ。「今後はもっと規模拡大を進めていきたいですね。密苗を中心に、ドローンなどの直播も組み合わせて、さらに省力化を図っていきます」と、意気込みを示してくださった。

倉庫には検査で1等米のハンコが押された米袋が高く積み上げられ、「苦労が吹っ飛びます」と喜ばれる加茂さんご夫妻(写真左)。地元のヤンマー特販店・田川産業(株)の松本さん(右)と、1年を振り返りながら談笑される加茂さんご夫妻。(写真右)
倉庫には検査で1等米のハンコが押された米袋が高く積み上げられ、「苦労が吹っ飛びます」と喜ばれる加茂さんご夫妻(写真左)。地元のヤンマー特販店・田川産業(株)の松本さん(右)と、1年を振り返りながら談笑される加茂さんご夫妻。(写真右)

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