お客様事例紹介

個人専業農家 杉本 俊造様

個人専業農家

杉本 俊造様

  • 地域 : 奈良県
  • 掲載年 : 2021年
  • 作物・作業 : 水稲/作業受託
  • 密苗導入面積 : 11㏊

省力化には密苗が最適。ラクで楽しい農業を密苗で実現!

受託面積の急増に対応し、省力化の決め手に密苗を導入

もとは他業界で働いていた杉本さん。仕事と並行して実家の農業を手伝っていたが、65歳で実家を継ぎ、現在は専業農家として取り組まれている。同じやるなら認定農家になり、自分なりのやり方で、楽しんで農業をしていこうと目標を立てられ、様々なチャレンジをされてきた。そのような中、4~5年前に滋賀県竜王町で開催されていた、ヤンマーの展示会で密苗と出会い、注目されたという。最終的に導入を決められたのは、ヤンマーの定期刊行誌の記事を読み、これなら面積を拡大してもやっていけると確信されたからだ。

今年から全面積11haを密苗で植付けされた。苦労して農業をするのではなく、いかに楽しんで農業するかを常に考えてこられた杉本さん。「年々田植えの受託が増えてきて、苗づくりの省力化を図らなければ手が回らない状況になってきたんです。そこで苗箱数を減らして時間と労力を削減できるのは密苗が一番と判断し、ヤンマーさんに実演の協力をお願いしました」。

自慢の密苗田植機の前で笑顔を見せる杉本さん。
自慢の密苗田植機の前で笑顔を見せる杉本さん。

苗箱数が10aあたり15枚から10枚に減り、時間と労力が大幅に削減

密苗による一番大きな効果は、「苗箱数が大幅に減ったこと」だそうだ。慣行栽培では苗箱を10aあたり15枚作っていたのが、密苗では10枚で済み、最終的には8枚くらいまで減らそうと、来年からも引き続き取り組まれるという。苗づくりにおいても、「以前は、800枚の苗箱を作るだけで2日かかっていたのが、密苗では1日で済みました。苗継ぎも、これまでは10aごとに1回行っていたのが、1回積み込むと20a程までは苗継ぎなしで作業ができます。そこでも時間のロスがなくなり、省力化になりました」と実感されている。

苗づくりと田植えの補助作業を長年手伝ってもらっているアルバイトさんも、苗箱数が減った分、時間的にも労力的にも余裕を持って仕事ができるようになり、「ラクになった」と喜んでおられるそうだ。「補助者にとっては、次の苗箱のことは考えなくてもよいので、気分的にラクになり、苗箱の片付けや整理に気をまわせます。密苗田植機では約30分程度、苗補給なしで植付けができるので、時間に余裕ができ、ほ場の巡回や確認作業もしてくれています」と密苗のメリットを語っていただけた。

密苗導入によるメリットを熱心に語っていただいた。自然農法の緑肥栽培にも取り組まれている。
密苗導入によるメリットを熱心に語っていただいた。自然農法の緑肥栽培にも取り組まれている。

出芽後の育苗ローラーがけがおすすめ。太い苗になり病虫害に強くなる

昔から『苗半作』と言われるように、杉本さんも苗づくりが一番大切だと考えられており、密苗に適した良い苗をつくるために工夫をされている。「密苗の資料を調べると播種量は苗箱1箱あたり乾籾250gから300gの間が一番良いということで、今年は乾籾270gにしました。床土と覆土の量に気をつけていますし、土の材質も大事だと思います。うちでは水道局からろ過した土をもらい、日に干してからふるいにかけ、燻炭(くんたん)を50%混ぜて軽くしたものを使っています。そうして作った苗箱を水平に保つよう注意しながらシートを敷いてプール育苗をします。出芽して5 cmくらい芽が伸びた時点でローラーがけを最低1回行っています。この作業が大切なんです。根張りが良くなり強くて丈夫な苗ができるので、効果は大きいですよ!植付けの際にはリスク回避も考えて、田植機の爪が苗をかき取る量を3~4本にし、株間を広めにとって疎植気味に植えています。苗が短いので、見た目はしばらくの間水の中に青いものがちょっとあるという印象ですが、生育も収量も慣行と遜色はないという確信を得ています」と自信をもってお応えいただけた。

周囲の農家から驚嘆の声。今後は密苗の時代に

密苗を始めた当初は、杉本さんのほ場を見た周囲の農家の方々から、「大丈夫か?」という声もあったようだが、その後の生育や収穫時の状態を見て「これでもいけるんだ!」と驚いておられたそうだ。「密苗と出会えたことで、苦労は最小限に減らして楽しみながらできる農業を実現しました。農業で利益を出すためには、時間も労力もできるだけ無駄なことはしないというのが、自分のモットーです。省力化には密苗が最適だと思います。今後、高齢化で農地を委託に出す農家が増え、それを受託する農家は面積が拡大していきますから、大規模農家も個人農家もこれからは密苗の時代だと思います」と、密苗に期待を寄せていただいた。

お客様使用製品・サービス情報

栽培のポイントやよくあるご質問など、初めて導入する方にもこれまで経験のある方にも役立つ情報をご紹介