農業 - ニュースリリース
耕作放棄地の再生で西表島の生物多様性をまもるため、WWFジャパンと現地団体の活動にヤンマーが農機を寄贈
2025年06月23日
ヤンマーホールディングス株式会社
一般社団法人イルンティ・フタデムラ
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン

写真左から、WWFジャパン 小田 倫子、イルンティ・フタデムラ 長澤 孝道、ヤンマーアグリ 上田 啓介>
ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社(以下ヤンマーアグリ)は、生物多様性をまもるために西表島で耕作放棄地となっている水田・湿地の再生を目指して公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(以下WWFジャパン)と一般社団法人イルンティ・フタデムラ(沖縄県八重山郡竹富町)が実施する「西表島干立村ふるさとの田んぼ再生プロジェクト」へ、農業機械を寄贈しました。
WWFジャパンでは「南西諸島フィールド保全プロジェクト」の一環として、西表島で絶滅危惧種のイリオモテヤマネコやカンムリワシの餌場として水田・湿地を再生し、希少野生動植物の生息・生育地の保全に取り組んでいます。また、ヤンマーアグリは、ヤンマーグループが目指す持続可能な社会の実現に向け、農業の効率化に貢献する農業関連ソリューションを提供しています。この度、WWFジャパンの取り組みに共感し、ヤンマーアグリの農業機械をWWFジャパンの協働先である現地団体イルンティ・フタデムラで活用いただくことで、持続可能な農業と環境保全に貢献します。
今回のプロジェクトでは、ヤンマーアグリが2025年4月に寄贈したトラクター「YT120」と、同年8月に寄贈予定のコンバイン「YH214H」を活用し、イルンティ・フタデムラのプロジェクト協力者が西表島の耕作放棄地約1haの再生に取り組みます。将来的には近隣の耕作放棄地も含めて2~3haまで拡大を目指します。

西表島干立村ふるさとの田んぼ再生プロジェクトについて
農業機械寄贈セレモニー概要
| 日時 | 2025年6月20日(金) |
|---|---|
| 場所 | 西表島 干立公民館(沖縄県八重山郡竹富町西表973-3) |
| 出席者 |
|
| 寄贈機種 | トラクター「YT120」(20馬力)1台、 コンバイン「YH214H」(2条刈り、14馬力)1台 |
(5月19日撮影)>
トラクター「YT120」:
コンバイン「YH214」:
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHGフリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、ブランドステートメントとして掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現します。 詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。
<イルンティ・フタデムラについて>
沖縄県西表島に古くからある干(ほし)立(たて)集落は、八重山の原風景を色濃く残し、伝統的な生活文化を今に継承しています。イルンティ・フタデムラは地域自治会(干立公民館)が2004年から運営を始めた宿泊施設で、その運営により干立の自治活動をサポートしてきました。この活動をより活発にするため、地域づくりを目的とする一般社団法人イルンティ・フタデムラを2023年に設立。宿泊施設運営を継続しながら、干立の自然環境保全や伝統文化継承に取り組んでいます。
<WWFジャパンについて>
WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年に設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止などの活動を行なっています。
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【報道関係者お問合せ先】
ヤンマーホールディングス株式会社
マーケティング部 コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com