ジョンディアコンバインJD‐W540 / JD-W650

ジョンディアコンバインJD‐W540/JD-W650写真
  • 写真は海外仕様につき、日本仕様とは異なります。

適切な時期に高能率な収穫。高精度・高能率コンバインが収穫を徹底的にサポート!

パワーテックプラス PSXエンジン(欧州排ガス規制StageⅢBをクリア)

エンジン写真

コンバインの性能をフルに引き出す安定した出力と粘り強いパワーを発揮する高トルクが、安定した作業を実現します。
パワー・クリーン・エコノミーを全て追求したエンジンです。

  • JD-W540はPVXエンジン、JD-W650はPSXエンジンを搭載。

可変式ターボチャージャー(VGT)

可変式のターボチャージャーにより、負荷に応じて吸気圧を調整して常に安定したトルクを確保します。

排気循環システム(EGR)

排気の一部を再利用して、NOx(窒素酸化物)の排出を低減します。

大容量800L燃料タンク

排気フィルター(DOC/DPF)

排気フィルター写真

排気ガス内のPM(粒子状物質)を排気フィルターで補集して排気ガスから出るPMを減らしてクリーンにします。
尿素など軽油以外必要ありません。

広い脱こく面積と長いストローウォーカー

ストローウォーカー写真
  1. 1.05m²(JD-W540)の広いコンケーブと直径660mmの大径シリンダで慣性の働きにより馬力ロスを少なく、しっかり脱こくします。
  2. 直径410mmのリアビーターでシリンダで落とせなかった麦を残さず脱こくします。
  3. 11ステップ・長さ4.6mのロングストローウォーカーがササリ粒を振るい落として選別ラインへ運びます。
  4. ジョンディア独自のパワーセパレーターがワラを傷めずにしっかりササリ粒を分離します。

クアドラ(4つ)による選別機能

1. オーガコンベア

製品の特徴を解説する図。1~4までの番号が振られている。詳細は以下

脱こくされたグレンはオーガを通って選別部へ運ばれます。傾斜地で傾きがあってもコンベアで運ぶので左右への偏りが少なく選別への影響を最小限に抑えます。

2. プレクリーナー

ファンから流速の早い風を送り、細かなワラやゴミを除去して選別します。

3. チャフファー・グレンシーブ

プレクリーナーから運ばれた残った麦を二つのシーブでしっかり選別!グレンシーブに落ちない梗枝などは2番エレベーターへ運ばれます。

4. クリーニングファン

ターボの羽を採用して風力をアップ!各選別部へくまなく風を送り込み、分離を促進します。

HIllMaster(HM仕様)

ジョンディア独自の「ヒルマスター」では、フィーダーハウスのチルトとあわせて最大15%までの傾斜まで対応可能です。常に本機を水平に保つので、選別部を水平に保ち、正確な選別が可能になります。

調整・状態確認が容易!

Command Center

コマンドセンター写真

モニター内で、調整・確認のほとんどが可能!コマンドアームの スイッチと併用して作業に適した状態を常に、維持することができます。また、人間工学に基づいた設計で、普段よく使用するレバーやスイッチ類は、右側に集中配備。快適さ・使いやすさを追求した設計です。操作は、タッチパネル式でスマートフォンと同様の操作で簡単に行えます。

各シーブ調整
バックモニター
タッチパネル

コーナーポストモニター

コーナーポストモニター写真

選別やヘッダーの状況は、 ひと目でわかるコーナーポストに集中配備。見やすいカラーディスプレイです。

  • ヘッダーの設定・状態
  • ロスモニター
  • エンジン関係

マスターレバー

マスターレバー写真

作業時は、このレバー1本でラクに操作が行えます。

  • ヘッダー上下左右(手動)
  • リール前後上下(手動)
  • 排出オーガクラッチ・出入れ
  • 刈高さ自動ボタン
  • 緊急停止スイッチ

快適空間で作業も快適

快適キャビン

77dB 静穏キャビン

大人2人が乗ってもゆったりできる広々空間。騒音は、77dBと低く抑えた静穏キャビン設計で、モニターや操作パネルなどは視界を妨げない場所に配置しているので作業に集中できます。

作業中も刈取部までしっかり見える設計なので、倒伏時でも立ち上がって見る様なことは一切ありません。

その他の便利な機能

体勢に合わせて「チルトステアリングコラム」
収穫時期にはピッタリ!「冷蔵庫」
作業中も容易にグレンタンクの中を確認することができます。
「ミラー操作とCDラジカセ」
  • 実物とは異なる場合があります。
夕方など日差しが強いときも安心「サンバイザー」
「電源取り出し(6個)」

作業体系に合わせた様々なアタッチメント

刈取プラットフォーム(600R)

刈取プラットフォーム写真

刈取部は16ft(4.8m)~35ft(10m)まで幅広いレンジでご用意することができます。ほ場間の移動やほ場の区画に合わせて選択することが可能です。「オートマチックヘッダーコントロール」により、波打つようなほ場においても、常にヘッダーを追従させ安定した刈高さを維持します。

チョッパー

チョッパー写真

大豆の硬い茎や、麦稈の鋤き込みなどではチョッパーを装備する事で稈を粉砕して拡散します。拡散部分の羽は、キャビン内で角度の調整が可能です。

チャフスプレッダー

チャフスプレッダー写真

シーブから出てくる籾殻などをワラと一緒にせずに外側へ飛ばします。

日常のメンテナンスが容易に

本機右後ろの写真

本機の右後ろからステップを引き出して登るとエンジンルームに簡単にアクセスできます。オイル量・エアクリーナー・ロータリースクリーンの清掃など簡単に行うことができます。

エンジンルーム

グレンタンク内部

エンジンルームの上からは、グレンタンクの中へ入ることができ、時期の作業終了後の清掃もラクに行えます。

サイドカバーオープン

各部の点検は、サイドカバーを開ければ容易に確認することができます。

ライト

ライトが設置されているため夜間でも安心して清掃やメンテナンス作業が行えます。

主要諸元

販売型式名 JD‐W540 JD-W650
仕様 LD HM LD HM
馬力
(ECE-R120)
最高出力(kW/PS) 191/260 250/340
定格出力(kW/PS) 175/238 219/298
エンジン 機種 パワーテックPVX パワーテックPSX
総排気量(L) 6.8 9
シリンダ数 6気筒
噴射システム 独立インジェクター+4バルブ+EGR+DOC+DPF
燃料タンク(L) 800
走行部 タイヤ 前輪 800/65R32
後輪 540/65R30
トランスミッション 電気式副変速 HST無段変速
変速段数(段) 3
車速(km/h) 1段:0~7.1
2段:0~10.7
3段:0~25.0
機体寸法
(ヘッダー無)
全長(mm) 8950 9130 8950 9130
全高(mm) 4000~4710(グレンタンクオープン時)
全幅(mm) 3600 3800
質量(kg) 13650 14150 14720 15220
脱こく選別部 シリンダ径×幅(mm) 660×1400 660×1670
ラスプバー本数(本) 10
シリンダ回転数(rpm) 220~480(減速機使用時)/450~980
コンケーブ角度(度) 116
ストローウォーカー 本数(本) 5 6
幅(mm) 150
長さ(mm) 4600
速度(rpm) 150
段数(段) 11
選別面積(m²) 6.4 7.7
パワーセパレータ(直径)(mm) 1150
グレンタンク 容量(L) 8000
ヒルマスター(傾斜地制御機能)
刈取部 プラットフォーム幅(mm) 616R(4800)~630(9150)
リール径(mm) 1080
リール回転速度(rpm) 5~44
リールバー数(本) 6
  • 仕様により数値が異なりますのでご注意ください。
  • 諸元は改良などにより予告なく変更することがあります。

John Deere W-Series overview(海外版)

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