- 基準線を登録[A点 - B点登録]
- 登録した基準線の隣接条から「スタート」を押して作業開始
- 「停止」を押せば、苗つぎ、肥料補給時など一時停止が可能
ヤンマーのオート田植機なら、オペレータも、補助者も、ラクになる。
誤差数センチのRTK-GNSS測位方式を採用し、高精度な「自動直進」と「自動旋回」を実現。
ヤンマーの「密苗」と組み合わせれば、さらなる作業の軽労化と高能率化が図れます。

だれでもまっすぐ植付け。
自動直進

基準線に沿って自動で直進走行。神経を使う運転操作は一切不要になります。
長時間作業の疲労を軽減。
自動旋回

旋回時のハンドル操作もオート。連続自動作業で長時間でもラクに作業が行えます。
操作指導の負担を削減。

操作はタブレット端末で行うので、田植えに不慣れな方でも簡単。使い方を教える手間も省け、安心して他の作業へ専念できます。
密苗との組み合わせで、さらなる軽労化。

育苗箱当たり乾籾250~300gと高密度に播種し、ヤンマー独自の新技術で慣行同様に3~5本ずつかき取り移植。使用する育苗箱数が減り、育苗コストや管理・移植作業の労力を削減できます。
ほ場や作業者の条件・使い方に合わせて選べる2モード。
直進モード
登録した基準線に沿って、自動で直進走行。高精度測位方式RTK-GNSSにより次行程も一定の条間で植付けでき、田植えをまっすぐ行うことに神経を使う必要がなくなります。
タブレット操作


オートモード[自動直進+自動旋回]
区画整備された大区画ほ場では、旋回も自動運転が可能。「すこやかターン」を使えば旋回時の一連の作業も自動ででき能率が上がります。
- ※すこやかターン(自動植揃え機構): 旋回時の植付け入・切、植付け部昇降、マーカー出し入れが自動
- ※オートモードでは前進での旋回作業となるため、あぜから枕地2行程が残ります。
- ※残った作業領域(直進行程)は、直進モードを使用可能です。
タブレット操作
- ほ場登録(外周走行)
※2回目以降は登録不要 - 登録した領域内で作業経路を自動作成
- 「スタート」を押して作業開始
- 「停止」を押せば、苗つぎ、肥料補給時など一時停止が可能

操作はだれでも、簡単・安心。

10.1インチタブレット端末
自動運転に必要な各種設定をこれひとつで操作。複雑な入力をすることなく、タッチだけで直感的に操作できます。また、水や砂、衝撃に強いタブレット端末を採用しています。

ヤンマー基地局(オプション: KIT-BASE/KIT-TRIPOD)
GNSS衛星からの電波を受信し、田植機に補正情報を送信。数センチ単位の高精度測位が可能です。

アンテナユニット
下側に回動させることができるので、運搬や納屋への収納時も邪魔にならずに便利です。
便利機能。
経路シフト[直進モードのみ]
現在の田植機の位置を基準にすべての経路を平行移動させることができます。


経路オフセット[直進モード・オートモード]
作業中の経路を一時的に指定した距離だけ平行移動させることができます(左右1~10センチまで)。


安心機能。

GNSS受信状態お知らせ
受信状態をタブレットでお知らせします。
- ※低受信状態では自動走行できません。

手動ハンドル操作優先
ハンドルを手動で操作すれば自動走行が停止します。

ほ場外への逸脱防止
機体が前後左右に傾くとエンジン停止。オートモードでは、登録した作業領域から逸脱した場合も自動走行が停止します。

あぜへの接近をお知らせ[直進モード]
あぜが近づいてくると警報で知らせ自動減速します。
- ※速度固定の場合
自動運転で使用する位置情報の取得方法。
RTK-GNSSの原理について
- 移動局(田植機搭載)は、衛星(GNSS)と基地局からの補正情報の2つの電波で位置を求めています。
- 基地局は、衛星(GNSS)からの電波を受信し、移動局(田植機搭載)に補正情報を送ります。
各基地局や基準局を利用して測位精度を高めます。


- ※RTK(Real Time Kinematic)は、リアルタイムキネマティック測量の略で、既知点からの補正観測情報を携帯電話や無線を利用して、田植機(移動局)に送信し、田植機の位置をリアルタイムで測定する方法を言います。
- ※GNSS(Global Navigation Satellite System(s))は、GPSやGLONASSなどの測位システムの総称で、日本語では「全地球航法衛星システム」や「全球測位衛星システム」と呼ばれています。
- ※電子基準点とは、国土地理が管理する全国1300か所に設置されたGNSS連続観測点です。
- ※ほ場での測位誤差は、RTK-GNSS 2点間の相対位置となります。(誤差/数cm)
- ※電子基準点: RSS
