建設機械 - 重要なお知らせ

整備工場における不適切な分解整備作業の実施について

2019年04月26日
ヤンマー建機株式会社

ヤンマー建機株式会社(以下「弊社」といいます。)は、大型特殊自動車に関して、必要な認証を受けていない弊社整備工場で、分解整備作業を実施していたことを社内調査により把握しました。本件により弊社が販売する建設機械をご愛用いただいているお客様をはじめ関係各位にご心配とご迷惑をおかけしたことについて、心よりお詫び申し上げます。
なお、本件に関する状況につきましては、弊社責任者より、監督官庁の国土交通省に報告いたしました。
今後の対応を含めた本件の詳細につきまして、下記の通りご報告させていただきます。

1.概要

車格が全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m(ヘッドガードを備えた場合は2.8m)を越えるナンバープレート付きホイルローダーは大型特殊自動車に区分され、道路運送車両法に基づく検査(車検)を受ける必要があります。また、その検査にともなうか否かを問わず、分解整備作業は「自動車分解整備事業」の認証を受けている整備工場で実施されなければなりませんが、その認証を受けていない弊社の整備工場で分解整備作業を実施していたことが判明しました。

2.原因

弊社で取り扱うホイルローダーは、装着するアタッチメントにより車格が全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m(ヘッドガードを備えた場合は2.8m)を越え、公道を走行するためには、大型特殊自動車のナンバープレートが必要となり、定められた特定の分解整備を行う場合、「自動車分解整備事業」の認証を受けた整備工場でなければ分解整備作業ができませんが、弊社の一部の整備工場で、大型特殊自動車の分解整備に関する定義を認知せず整備作業を行ってしまいました。

3.経緯

大型特殊自動車の未認証工場での不適切な整備問題について、監督官庁であります国土交通省からの調査依頼文書を、業界団体を通じ2018年4月から10月にかけ複数回受領しておりましたが、社内情報伝達体制の不備により対応に遅れが生じ、同年11月から社内調査を実施したところ、一部の整備工場において不適切な分解整備作業が実施された事実を把握するに至りました。

4.対象整備工場

弊社北日本営業部 盛岡支店 (岩手県)

5.対象台数

認証を受けていない整備工場において分解整備作業を実施したホイルローダーの台数は、1台です。なお、当該ホイルローダーにつきましては、問題発覚後、認証工場での継続検査を完了しており、問題は解決しております。

6.再発防止策

分解整備作業の適切な実施に向け、遵守すべき法令の再徹底および運用ルールの明確化とともに、社内情報伝達体制ならびに分解整備実施に関する管理体制の整備を早急に進め、再発防止の徹底を図り、信頼回復に向け努力してまいります。

【本件に関するお問い合わせ】

ヤンマー建機株式会社  連絡先0942-53-5111

以上

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