建設機械 - お知らせ
ヤンマー建機、最初のミニショベルから55周年を迎える
2023年09月28日
ヤンマー建機株式会社
1960年代後半に小型建機の先駆者となり、現在もこの分野を先導するヤンマー建機は、ミニショベルにおけるイノベーションで今年55周年を迎えます。
ビートルズの曲「ヘイ・ジュード (Hey Jude)」が、日本文化におけるポップシーンの幕開けを告げていた1968年、日本ではもう1つの社会現象が起きていました。
日本国内で起きていた目覚ましい建設ブームに遅れをとらないよう、大手ディーゼルエンジンメーカーのヤンマーは、自社のエンジンの1つを小型化された油圧ショベルに搭載するという発想に至りました。
その結果生まれたのが、業界に大きな変革をもたらすこととなった自走式ミニショベル YNB300でした。
(現代人の目には、初代のYNB300は初歩的な製品に見えるかもしれませんが、1968年時点では最先端のショベルであり、手作業の必要性を減らし、大規模な工事と同様に小さな現場でも効率化を実現するのに役立ちました。)
そしてビートルズと同様に、ヤンマー建機のミニショベルは55年経った今でも、その人気はとどまることを知りません。
今やすっかり世界的な定番となった ViO35(上の写真)と欧州市場で先行導入となる最新のフル電動モデル SV17eは、ヤンマー建機が長年にわたって販売してきた革新的なミニショベルの最新モデルです。
YNB300に続き、1972年にはクローラー(無限軌道)式となったYB600Cが登場しました。YB600Cは壁際までの掘削が可能なスライド式ブームを備えていました。1974年までには、ヤンマーのミニショベルにはキャビンが取り付けられ、騒音レベルの低減によって狭い場所や住宅地、夜間でも作業できるようになりました。
業界標準を打ち立てる
1970年代半ばまでには、ヤンマー建機のYB1200がより現在のミニショベルの基礎を築きました。水冷ディーゼルエンジンを搭載し、360度旋回が可能で、排土板も搭載されていました。1980年代には、重量が1t未満の重さのゴムクローラー式ミニショベルが登場し、1990年代には上部構造回転時の衝突や事故を大幅に減らす革新的な ”ゼロテール”「後方超小旋回」コンセプトが発表されました。
新世紀に入っても、ヤンマー建機は、技術向上のためのたゆまぬ努力を続けてきました。これは、持続可能性と環境問題へのさらなる取り組みと一体となって、排出量の削減も実現されました(現在、製品のリサイクル率は90%にも達しています)。クイックヒッチの採用などが示すとおり、安全性にも重点が置かれてきました。
今日、ミニショベルの人気はこれまで以上に高まっています。世界的にみても、肉体労働から機械化への移行は続いており、急速な都市化とともに狭い現場は増えており、この傾向は将来も確実に続くといえるでしょう。ヤンマー建機は、お客様のニーズを満たし、お客様の成功を確実なものとするために、お客様と緊密な連携を続けていきます。
今なお記録 (レコード) を作る
55年が経ち、ヤンマー建機は記録を更新しているだけではありません(昨年度は過去最高の売上高を記録)。音楽の「レコード」も制作しています。
社内では、トランペットを担当するヤンマーのブランド&デザイン責任者である長屋明浩含む才能あるミュージシャンによる「ヤンマーオールスターズ」を集め、特別なジャズソングを制作しました。
シンプルに「55 years」と呼ばれるこの曲は、Spotifyやその他の主要な音楽プラットフォームでお聞きいただけます。動画は以下でご覧ください。
記録を破り、記録を作りつつ、お客様をサポートし続ける。ヤンマー建機は、1968年当時と同じように、今日もお客様とともにその歩みを続けます。
ヤンマーについて
ヤンマーは、1912年に大阪で創業し、1933年には実用サイズの小型ディーゼルエンジンの製造に世界で初めて成功しました。その後、ヤンマーは産業用ディーゼルエンジンを主力製品に据え、産業機器メーカーとしてトータルソリューションを提供するため、製品ラインナップ、サービス、ノウハウの提供を拡大してきました。小型および大型エンジン、農業用機械および設備、建機、エネルギーシステム、海洋向け用途、工作機械およびコンポーネントのサプライヤーとして、ヤンマーは7つの分野にまたがるグローバルな事業運営を行っています。
ヤンマーは、「大地」、「海」、「都市」において、「食料生産や電力の活用など、お客様が直面する課題に焦点を当てた持続可能なソリューションを提供し、人々の明日の暮らしを豊かにする」というミッションを掲げ、「持続可能な未来」のために、さまざまなサービスを提供していきます。
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