お客様事例紹介

神戸須磨シーワールド様〈コージェネレーションシステム〉

神戸須磨シーワールド

住所:〒654-0049
兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3-5
延床面積:23,674.35m2

納入機器

ガスコージェネレーションシステム「EP400G」
400kW×2台

物件ご紹介

神戸須磨シーワールドは、生きものを通して生命のぬくもりや大切さを体感できる水族館です。
「リクリエーション・教育・保全・調査研究」の4つの役割を大切にし、学び(エデュケーション)と遊び(エンターテインメント)を融合した“つながる”エデュテインメントを提供しており、大人から子どもまで楽しみながら学べる施設です。

【災害に強いエネルギー供給と避難拠点機能】

須磨海浜公園全体が地域の防災拠点として設計されており、エネルギー・水・避難機能の各面から、災害時の事業継続と地域貢献を支える仕組みが構築されています。

熱供給の継続(BCP対策)

インフラ停止時でも、中圧ガスを利用したコージェネ排熱等により、熱源水ネットワークを通じた冷暖房供給が可能です。状況に応じて「冷熱・温熱」の切り替えや、優先エリアを絞った効率的な温度管理が行えます。

避難場所としての社会貢献

耐震性に優れた強靭なガス供給を活かした「炊き出し」にも対応。神戸市認定の帰宅困難者受入施設として、発災直後から復興期まで、避難者の安全と生活を支える拠点として機能します。

納入事例紹介動画

ガスコージェネレーションシステム導入のポイント

神戸須磨シーワールドでは、非常用・常用の自家発電設備としてガスコージェネレーションシステム「EP400G」(400kW×2台)をご利用いただいています。発電時に生じる排熱は熱源水ネットワークに接続され、排熱投入型吸収式冷温水機の冷却や、熱交換器を介した加熱に利用されます。

導入の背景

きっかけは1995年の阪神・淡路大震災でした。当時の須磨海浜水族園も被災し、電気と水道が停止。バックアップの発電機はあったものの、断水で冷却水を供給できず稼働できませんでした。水温調整やろ過機能が止まり、多くの生きものが犠牲となりました。この経験から、災害時でも確実にエネルギーを供給できる体制の構築が不可欠でした。
導入にあたっては、エネルギーサービス契約の活用でイニシャルコスト(初期投資)を抑えられること、Daigasエナジー様との補助金共同申請でランニングコストを低減できることも決め手となりました。

平常時の活用

「EP400G」は非常時だけでなく通常時も稼働する「常用」のコージェネレーションシステムです。「アクアライブ」「オルカスタディアム」「ドルフィンスタディアム」に必要な電力と熱を供給し、施設全体に構築された熱源水ネットワークで排熱を融通し合うことで、省エネ・省コストを実現しています。
水槽の温度変化が大きい夏と冬はコージェネレーションシステムをベースに稼働。特に夏場は電力需要のピークをカット(デマンドカット)することで、契約電力や電気代の削減につながっています。当初は年間最大3,100kWのデマンド(最大需要電力)を見込んでいましたが、現在は2,400kW前後まで抑えられています。

非常時の活用

特別高圧からの給電が途絶えた場合、コージェネレーションシステムが自動的に起動し、40秒以内に各棟へ給電を引き継ぎます。給水ポンプや熱源の制御システムなど、水槽の温度管理に直結する設備を「重要負荷」として優先的に確保する設計とし、飼育スタッフが電気設備の操作に追われることなく、生きものの保護に専念できる体制を整えています。

ヤンマーへの期待

「コージェネレーションシステムは私たちにとって『最後の砦』です。災害が起きた時には、生きものや地域の皆さまの命を守る存在といえます。不具合などトラブルがあっても、サービスの方に素早く対応いただけることを期待しています」(支配人・馬場様)

お客様使用製品・サービス情報

ガスエンジン中型コージェネ
  • 高い燃焼効率と低燃費で地球環境に寄与するクリーンエネルギーを実現します。
  • 常に適切な運転状態をお約束する高度な電子制御技術を採用しています。
  • 静かで低騒音。生活圏と共存できる21世紀の都市型発電システムです。
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