エネルギー - 重要なお知らせ
非常用ガスタービン「AT(G)シリーズ」燃料配管テープヒータに関するお願い(続報)
2021年08月30日
ヤンマーパワーテクノロジー株式会社
ヤンマーエネルギーシステム株式会社
平素は弊社「AT(G)シリーズ」ガスタービンをご使用いただきありがとうございます。
さて、弊社ガスタービンで採用している燃料配管テープヒータ(以下、テープヒータ)において、交換時期(6年)を大きく超えてテープヒータを継続使用しているケースで発火事例が確認された旨、本年5月18日付でホームページ等に公開し、テープヒータ回路の遮断器「断」並びにテープヒータの交換をお願いいたしました。
今般、発火したテープヒータおよび他機種を詳細調査した結果、一部の機種では経年劣化による発火リスクが低いことが確認できました。これにより、全てのテープヒータで遮断器を「断」にしていただく必要性はないと判断いたしました。
つきましては、下表のとおり発火リスクがある機種(AT600(S)・AT900(S)・AT1200(S)・AT1800(S))でテープヒータを10年以上未交換で継続使用されているお客様におかれましては、引き続きテープヒータ回路の遮断器を「断」として頂き、冬季・気温が低下するまでにテープヒータの交換をお願いいたします。
機種等 | 確認された劣化 | 遮断器「断」 要否 |
備考 |
---|---|---|---|
AT600(S)・AT900(S) AT1200(S)・AT1800(S) |
加温機能低下 局部異常発熱 極稀に発火 |
10年以上 使用時 必要 |
10年以上 使用燃料が灯油の場合、テープヒータは非装備 |
AT270(S)・AT360(S) AT2700(S)・AT2900(S) AT3T・AT6T・AT9T |
加温機能低下 | 不要 | - |
パッケージ外配管用 |
なお、遮断器「断」の必要性がないテープヒータにおいても、経年劣化が進行した場合、燃料加温機能が失われるため、冬期等外気温低下時に「始動不良」が発生いたします。経年劣化の進行は外観点検等での判別が困難なため、点検整備仕様書に記載のとおり「6年毎」の定期交換が必要です。何卒、ご理解、ご対応の程宜しくお願い申し上げます。
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以上