産業エンジン - ニュースリリース

「bauma 2019(国際建設機械見本市)」出展のお知らせ

2019年01月29日
ヤンマー株式会社

<bauma オフィシャルロゴ>

ヤンマー株式会社(本社:大阪市、社長:山岡健人)は、2019年4月8日~14日の期間、ドイツ ミュンヘンで開催される「bauma 2019(国際建設機械見本市)」に産業用エンジンを出展します。

今回の展示会では、新型産業用ガスエンジン「4TN88G」、「4TN98G」を初公開します。また、2019年から順次量産を開始する最高出力155kWの新型産業用ディーゼルエンジン「4TN101」と「4TN107」、欧州ノンロードエンジン第5次排出ガス規制(通称:EU StageⅤ)に対応する産業用空冷単気筒ディーゼルエンジン「L48V」なども展示し、多様なお客さまのニーズに応えます。

主な展示内容

産業用ガスエンジン「4TN88G」、「4TN98G」

米国排出ガス規制EPA※1 Tier2、CARB※2 Tier4、EU StageⅤに対応した、LPG (液化石油ガス)燃料で駆動するクリーンで低騒音な産業用ガスエンジン2機種「4TN88G(最高出力45.0kW※3)」、「4TN98G(最高出力63.0kW※3)」を新たに開発し、初公開します。
(写真:産業用ガスエンジン「4TN88G」)

新型ディーゼルエンジン「4TN101(55-105kW)」、「4TN107(90-155kW)」

EU StageⅤに対応する高出力産業用ディーゼルエンジンを展示します。今回、「4TN107」のツーステージターボ仕様に加えて、シングルターボ仕様を初公開します。2019年より順次量産を開始する本製品で、高出力帯のディーゼルエンジン市場に本格参入します。
(写真:産業用ディーゼルエンジン「4TN107FHT」シングルターボ仕様)

「4TN101」・「4TN107」用 DOC※4+DPF※5+SCR※6方式の排出ガス後処理ユニット

排出ガス後処理ユニットは、TNVコモンレールシリーズで培ってきた、市場評価の高い独自のDPF再生制御を採用するとともに、ミキサー※7レスのSCRシステムを採用しており、ミキサー不要による排気背圧の低減により、作業機における排気尾管設計の自由度が向上します。また、コンパクトな設計により様々な作業機への優れた搭載性を実現し、特殊工具が不要な構造設計によりメンテナンス時間の低減に貢献します。
(写真:「4TN107FTT」用排出ガス後処理ユニット)

EU StageⅤの認証を取得した産業用空冷単気筒ディーゼルエンジン「L-Vシリーズ」

世界最小・最軽量の空冷ディーゼルエンジンL形シリーズは、1983年に発売以来、小型建設機械や農業機械、発電機等に搭載され、世界中で活躍しています。この度、EU StageⅤに対応した「L48V(最高出力:3.4kW)」を新たに開発しました。3kWクラスの空冷単気筒ディーゼルエンジンは、特に欧州都市部の建設工事における小型の建設機械、発電機などの用途で必要とされています。
(写真:産業用空冷単気筒ディーゼルエンジン「L48V」)

EU StageⅤの認証を取得した「TNM/TNVシリーズ」

今回発表する新機種のほかに、EU StageⅤ認証を取得したTNM/TNVシリーズの一部機種も展示します。

「bauma2019」開催概要

名 称:bauma 2019(国際建設機械展見本市)
会 期:2019年4月8日(月)~14日(日)
会 場:Messe München(メッセミュンヘン)

  • ※1EPA:米国環境保護局
  • ※2CARB:カルフォルニア大気資源局
  • ※3ガスエンジン出力値は、WOT(Wide Open Throttle)/SAE J1955に基づくGross値
  • ※4DOC:Diesel Oxidation Catalystの略で、ディーゼル用酸化触媒
  • ※5DPF:Diesel Particulate Filterの略で、ディーゼル排気中の粒子状物質を除去するフィルタのこと
  • ※6SCR:Selective Catalytic Reductionの略で、ディーゼルエンジンの排出ガス中の窒素酸化物(NOx)を浄化する装置
  • ※7ミキサー:SCR配管内に設置された、排出ガスと尿素水を混合させるための装置のこと

<ヤンマーについて>

1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
「自然と共生し、食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決するとともに、未来へつながる社会とより豊かな暮らしへの貢献」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会"A SUSTAINABLE FUTURE"実現への貢献を目指しています。

  • ニュースリリースに記載されている内容は、記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

【報道関係者お問合せ先】

ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com

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