ニュースリリース

超高効率ガスエンジンヒートポンプ「GHP XAIR(GHP エグゼア)」発売について 〜“超高低差仕様”モデルの追加によりラインアップがさらに拡充〜

2011年06月30日
ヤンマーエネルギーシステム株式会社

 ヤンマーエネルギーシステム株式会社(社長:玉田 稔、以下当社)は、東京ガス株式会社(社長:岡本 毅)、大阪ガス株式会社(社長:尾崎 裕)、東邦ガス株式会社(社長:佐伯 卓)と共同開発した、超高効率ガスエンジンヒートポンプ※2「GHP XAIR(GHPエグゼア)」の商品ラインアップを拡充いたします。
 3万m2以下の中小規模ビル向けの空調システムであるビル用マルチエアコン(ガス式・電気式(以下「EHP」)のヒートポンプ)※1で、最高クラスの省エネ性を達成した「GHP XAIR」は2011年4月に一部機種を発売しており、10月からのバリエーション追加で商品ラインアップがさらに充実します。
 当社は、「GHP XAIR」を中心としたGHPのなお一層の普及を図ると共に、更なるエネルギー効率の向上に取り組むことで、お客さまメリットの創出につとめてまいります。

1.「GHP XAIR(GHPエグゼア)」の特長:

  1. クラス最高レベルの環境・省エネ性能
    「GHP XAIR」は、エンジンを小型化すること※3や、冷媒回路の抵抗を減少させること※4により、最大で5.6相当※5の通年エネルギー消費効率(以下「APF※6」)を達成し、ビル用マルチエアコンで最高クラスの効率を実現しています。弊社の従来機種と比較し、一次エネルギー消費量及びCO2排出量を年間最大約19%低減します。
  2. 超高低差対応機(特注品)をラインナップ
    室外機を屋上に設置した場合、室外機〜室内機間の高低差を70mまで対応可能としました。(従来機は50mまで対応)これまでより高層の建物でも設置可能です。
  3. 冷媒配管再利用時の条件緩和
    既設空調機の更新物件において、既設冷媒配管の再利用可否に関する条件を、弊社従来機に比べ大幅に緩和しました。これにより冷媒配管の交換箇所が減り、工事費の削減が可能です。

2.本製品の外観写真(例):

GHP XAIR外観写真(例)

【ご参考】
「GHP XAIR」について

 「GHP XAIR」の「X」は、「究極の効率」や「無限の可能性」を、「AIR」は「快適な環境」、「快適な空調」、「AIRconditioner=空調システム」の意味を持ちます。そして、「GHP」と「AIR」を合わせること(掛け算のX)によって、お客さまによりよい「空調」と「環境」を提供する次世代の「超高効率ガスエンジンヒートポンプ」であることを表現しています。

「GHP XAIR」のロゴ
超高効率ガスエンジンヒートポンプ「GHP XAIR」のロゴ

  • ※1:広範な建物用途に対応できる自由度の高い個別空調システムです。主に中小規模ビル向けの空調システムで、冷媒配管方式を採用した空冷ヒートポンプエアコンをいいます。タイプとしてはガス式のヒートポンプ(GHP)と電気式のヒートポンプ(EHP)があります。
  • ※2:ガスエンジンヒートポンプ(GHP)はガス式のヒートポンプエアコンで、ガスエンジンを駆動源としてコンプレッサーを動かし、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行う空調システムです。
  • ※3:耐久性が向上したことが確認されたので、エンジンを小型化し、効率を向上させました。
  • ※4:室外機の冷媒回路内にある弁の種類を変更する事などにより、回路の抵抗を減少させました。
  • ※5:本製品の中のトップランナー機は、ガス式のヒートポンプエアコンを評価するJIS規格のAPFでは2.3であり、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)に定められた1kW=9760kJを用いて、電気式のヒートポンプエアコンを評価するJIS規格のAPFに換算すると、5.6に相当します。
  • ※6:「APF」は、Annual Performance Factor(通年エネルギー消費効率)の略で、年間を通じて冷暖房を行うために必要な能力の総和を、各冷暖房機器が消費するエネルギー消費量(期間エネルギー消費量)で除した性能評価指数です。この値が大きいほど省エネ性が高いエアコンであると言えます。

【APF計算式】
APF計算式

本件に関するお問合せ先

ヤンマー株式会社 総務部・広報グループ
TEL:06-6376-6212 FAX:06-6372-2455 E-MAIL:koho@yanmar.co.jp

製品に関するお問合せ先

ヤンマーエネルギーシステム株式会社 空調システム営業部
TEL:06-6451-1263 FAX:06-6451-7955 E-MAIL:satoshi_adachi@yanmar.co.jp

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