ニュースリリース

2012年3月期中間決算概要見通し及び通期見通し(連結)について

2011年11月22日
ヤンマー株式会社

1.2011年9月期の連結業績

 当中間連結会計期間においては、東日本大震災に伴う供給制約はほぼ解消し、震災からの復興に向けた需要への対応が新たな課題となりました。原発問題に伴う電力供給の制約が国内での生産活動に与える影響は大きく、加えて欧州金融不安と急速な円高の進行により、輸出企業の収益低下も大きな懸念となっています。
 海外においては、中国を始めとするアジア新興国では内需を中心に市場は拡大しているものの、一方では成長率の鈍化が次第に顕在化してきており、各国経済の今後の動向を注視する必要が認識されています。欧州では債務問題に端を発した財政緊縮による金融リスク並びに景気低迷リスクのより一層の深刻化が懸念されます。また、米国の景気回復に向けた動きは極めて弱く、失業率の高止まりや住宅価格の下落等による景気の下振れリスクは依然として高いと言えます。
 このような状況下において、当社グループは、2015年度を最終年度とした中期事業戦略の着実な実行により、「収益確保」と「収益構造の変革」に取り組んでいます。 取組内容としては、「収益確保」として原価低減・費用削減、アフターセールス事業の拡大等の実行、「収益構造の変革」に向けては、中国地域戦略の策定・実行、東南アジア市場の収益拡大に向けた戦略の策定・実行があげられます。
 これらの結果、当中間連結会計期間において、売上高は、前年同期(2,526億円)に比べ180億円増の2,706億円となりました。経常利益は、前年同期(109億円)に比べ44億円増の153億円となり、売上高経常利益率は5.7%となりました。なお、中間純利益は、前年同期(63億円)に比べ18億円増加の81億円となりました。また、連結売上高に占める海外売上高は、前年同期(1,024億円)に比べ167億円増加し1,191億円となり、 海外売上高構成比は44.0%となりました。

2.2012年3月期の連結業績見通し

 当連結会計年度の業績見通しは、売上高5,305億円(前期連結会計年度比6.3%増収)、営業利益については196億円(前期連結会計年度比1.6%増益)、経常利益は178億円(前期連結会計年度比3.3%増益)を見込んでおります。

(注)上記見通しは、現時点での入手可能な情報に基づき当社が算定したものであり、需要動向などの業況の変化、為替レートの変動等の不確定要素を含んでおります。そのため、将来における当社の実際の業績と大きく異なる可能性があります。

本件に関するお問合せ先

ヤンマー株式会社 総務部・広報グループ
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