ニュースリリース

近鉄とヤンマーが共同で駅をデザイン

2022年03月23日
近畿日本鉄道株式会社
ヤンマーホールディングス株式会社

<コンコース階(改札外)>(イメージ)

近畿日本鉄道株式会社(本社:大阪市、社長:都司尚、以下近鉄)とヤンマーホールディングス株式会社(本社:大阪市、社長:山岡健人、以下ヤンマー)は、長居公園および長居植物園のリニューアルに合わせて、植物園の北東ゲートから最も近い駅である針中野駅を長居公園、長居植物園の玄関口として、公園や植物園をイメージした親しみあるデザインにリニューアルします。

駅のデザインは近鉄とヤンマーが共同で行い、公園や植物園をモチーフにした装飾を施します。近鉄が民間企業と協力して駅をデザインすることは初めての試みであり、ヤンマーも駅という公共空間をデザインすることは初めての取り組みとなります。
今回のリニューアルにより、副駅名を「長居公園 植物園前」とし、長居公園へは近鉄電車でも行けることを広く周知して、より多くの方に鉄道をご利用いただける快適でわくわくできる駅づくりを目指します。

これからも近鉄とヤンマーは地域に根差す企業として地域のにぎわいを創出し、発信する取り組みを実施していきます。

針中野駅リニューアルの協業について

・協業の背景

2021年4月に東住吉区が「東住吉区まちづくりビジョン」を策定したことを機に、近鉄とヤンマーのグループ会社で長居公園の指定管理事業者であるわくわくパーククリエイト株式会社(WPC)が地域と連携した施策を双方で検討を進めてきました。
近鉄は、駅という空間を通して、地域の方とコミュニケーションを深めていきたいという思いがあり、また、WPCは地域の大きな魅力である長居公園の素晴らしさやこれからの変化に対する期待感を地域全体に広めたいとの思いから、ヤンマーのデザイン部門と近鉄による駅のデザインをリニューアルする取り組みを実施することになりました。

・近鉄の取り組み

近鉄では、「地域やそこで暮らす人々との共生」をテーマに、もっとずっと、親しまれ、愛され、住まいとして選ばれる沿線でありたいという思いから沿線それぞれの地域が持つ多様な魅力を発掘し、それを地域の方と一緒に広く届ける取り組みを実施しています。
今回リニューアルする針中野駅は大阪阿部野橋駅から約10分という交通至便な立地に加え、長居公園や駒川商店街など個性豊かな魅力あふれる地域に位置します。このような地域の持つ魅力を駅というフィールドを通して発信し続けることで、地域の方との連携をより深め、愛される駅、愛される沿線を目指します。
また、本日3月23日(水)に大阪市東住吉区と近鉄で、協働による活動を推進し、東住吉区内における地域および鉄道沿線の活性化を図ることを目的とした協定を締結しました。既に針中野駅へのシェアサイクルポートを設置するなど、今後も駅を拠点とした地域の発展および沿線の魅力向上に寄与していきたいと考えています。

・ヤンマー/わくわくパーククリエイトの取り組み

ヤンマーのグループ会社であるWPCは、長居公園の指定管理事業者として、自然環境を守るテクノロジーの導入や再生可能エネルギーの採用、来園者がわくわくできる新しいコンテンツの創設などを行い、2022年夏に「食・スポーツ・アート・学び」を軸として長居公園をリニューアルします。またヤンマーは、長居公園のデザイン監修に携わっており、ヤンマーグループの強みを活かして世代を超えて心に残る公園づくりを目指します。

針中野駅リニューアル概要

駅名:近鉄南大阪線 針中野駅
所在地:大阪府大阪市東住吉区駒川5丁目24番8号
リニューアル内容:

  1. 副駅名の設置 「長居公園 植物園前」(4月)
  2. シェアサイクルポートの設置(今川駅、矢田駅にも設置済)※2022年3月に設置済
  3. ホーム階の美装化(4月)
  4. コンコース階の美装化(7月)
  5. 情報発信スペースの設置(4月)
    デジタルサイネージ、ポスター、チラシなどを活用した地域の情報発信
  6. トイレの美装化(7月)

着工:2022年2月
完工:2022年7月(予定)
デザインコンセプト:
長居公園・植物園のロゴを構成している丸や楕円などの図形を使用し、植物や虫を表現。駅の柱を木に見立てるなど、構造物を利用してデザインし、駅全体で園のイメージを伝えます。駅利用者が長居公園・植物園のわくわくを感じられるようデザインしました。

<デザインコンセプト>
<ホーム階>(イメージ)
<コンコース階(改札内)>(イメージ)

【SDGsへの貢献】

  • 沿線の文化・観光振興 (8. 働きがいも経済成長も)
  • 駅を拠点とした地域の活性化、魅力発信 (11. 住み続けられるまちづくりを)
  • シェアサイクル整備による交通利便性向上(11. 住み続けられるまちづくりを)
  • 企業間連携、地域との連携 (17. パートナーシップで目標を達成しよう)

  • 記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

【報道関係者お問い合わせ先】

ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com

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