ニュースリリース

コンセプト農機、コンセプトフォイリングセイルボートがドイツのデザイン賞「Red Dot Design Award 2025」を受賞

2025年10月16日
ヤンマーホールディングス株式会社

<左から:コンセプト農機「YPV-L」、コンセプトフォイリングセイルボート「YPV-S」>

ヤンマーホールディングス株式会社のコンセプト農機「YPV-L」 およびコンセプトフォイリングセイルボート「YPV-S」が 、ドイツのデザイン賞「Red Dot Design Award 2025」のデザインコンセプト部門で 受賞しました。Red Dot Design Awardは、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する世界有数のデザイン賞です。

ヤンマーは、2024年11月に「YANMAR PRODUCT VISION(YPV)」を発表しました。YPVとは、様式にとらわれず本来の機能的な価値・意味を重視する「本質デザイン」の思想に基づき、2035年を想定して各事業製品の“ありたき姿”を視覚化したビジョンです。未来を想像したYPVから生み出したデザイン要素と、これまでヤンマーが培ってきたデザイン要素を掛け合わせてデザインプラットフォームとし、さまざまなデザインプロジェクトに応用します。デザインの効率化と高次元化を両立化することで顧客価値を最大化します。

Red Dot Design Awardはプロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3部門で構成されています。今回、「YPV-L」と「YPV-S」が入賞したデザインコンセプト部門は、未来の優れた製品やイノベーションの先駆けとなる独創的なコンセプトを評価します。Red Dot Design Award 2025のプロダクトデザイン部門では、ヤンマーパワーソリューション株式会社の舶用水素燃料電池システム「GH240FC」が入賞しています。

「大地(Land)」領域での「YPV-L」

「YPV-L」は効率化と持続可能性を追求した、未来の農業を支えるトラクターです。
正確で力強い作業を行う「剛健さ」と、流線形の造形による「柔らかさ」を融合させた、頼もしい相棒としてデザインしました。農業機械と建設機械「YPV-C:都市(City)」のキャビン部分を共通にするプラットフォームデザインを行っており、それぞれの製品で、高い居住性と操作性、コストダウンを実現します。キャビンのない自動運転機仕様にも対応可能です。

<コンセプト農機「YPV-L」(Land)のプラットフォームイメージ>

「海(Sea)」領域での「YPV-S」

「YPV-S」は、自然の力を最大利用し、今までにない海の遊びを楽しめる次世代の水中翼セイルボートです。独自の制御技術とエネルギー変換技術により風の力を効率よくコントロールし、初心者でも簡単に操縦できます。水中翼で静かで滑るように海上を進み、浅瀬にもアクセス可能、広々としたキャビンやデッキで自然と一体化した心躍るマリンライフを提供します。

<コンセプトフォイリングセイルボート「YPV-S」(Sea)>

参考

Red Dot Design Award公式Webサイト(英語)

プレスリリース:舶用水素燃料電池システムがドイツのデザイン賞「Red Dot Design Award 2025」を受賞(2025年7月09日)

プレスリリース:プロダクトのプラットフォーム化に向けたヤンマーの未来像「YANMAR PRODUCT VISION」を発表(2024年11月7日)

<ヤンマーについて>

1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHGフリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、ブランドステートメントとして掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現します。
詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。

【報道関係者お問合せ先】

ヤンマーホールディングス株式会社
マーケティング部 コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com

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