コンバイン解体新書
2024年6月発行「トンボクロス8号」より転載
営農課題を解決する最新機能を図解でわかりやすくご紹介します。
最先端のスマート機能
ヤンマー史上最大の高馬力エンジンと処理能力を備えた新開発脱こく部が、短時間で刈取りし高速で脱こく。大規模ほ場でも、さらに高能率な作業を可能にしました。
ロス・選別・作業速度を自動で最適に制御。先進の処理能力で、人を選ばず高能率・高精度に脱こく・選別作業が行えます。
ヤンマー独自の電子制御によるハンドル操作で、作業に応じた緩急旋回が思い通りに。条合わせや刈取り部の上下操作も指先だけで行えます。
エンジン出力に余裕があるため、従来機より作業速度が5~8%アップし、高速作業が可能になりました。
また、排出ガス中のPM※1を補修するDPF※2と、NOx※3を大幅に削減する尿素SCR※4システムを採用。欧州Stage5の排ガス規制をクリアした環境にやさしいエンジンです。
排出ガスを低減し持続可能な農業へ
YH6135,A/7135,Aは従来機から23馬力アップしたヤンマー史上最大の高出力かつ、低燃費で排出ガスを低減するエンジンを搭載。大規模ほ場や規模拡大で作業面積が増えても、環境にやさしく能率の良い作業を実現します。
ロングこぎ胴→送塵口処理胴→あざやかロータの3段階の脱こくプロセスを採用。こぎ胴の径が大きく長いので処理能力が高く、高速刈取り時の大量の稲も余裕で脱こく。さらに、送塵口処理胴が高速回転でワラクズをほぐし、籾やチリを取り出しロスを低減します。
また、広い揺動板で大量の籾を効率良く高精度に選別。枝梗をやさしく取り除き、揺動板へ均平に拡散することで高速刈取りによる大量の稲もロスで少なくきれいに選別します。
作業中の操作は、右手のハンドルと左手のレバーだけ。手と指先だけで自由自在な旋回や刈取部の操作ができ、高精度な作業と疲労軽減をサポートします。
「①隣接条に入る際の180度旋回」や「②四隅での様々な旋回」、「③狭いスペースで90度旋回」が可能。「④高速作業中でも微調整ができる」など、作業に応じた操作がハンドルやフィットステアリングで思い通りに行えます。
ハンドルの切れ角に応じて、左右のクローラの回転速を制御。条合わせの緩旋回からスピンターンまで、自由自在に行えます。
ヤンマーコンバインはいつの時代も先進のテクノロジーで新しいニーズに応えてきました。
( )内は発売年
ガソリンエンジンが主流だった時代に先駆けて、農作業に適したパワフルなディーゼルエンジン搭載機を開発しました。
コンピュータ制御により作業中エンジンに負荷がかかると1/100秒単位で最適な燃料を噴射。エンジン回転数を落さず安定した作業を実現しました。
処理量に応じてチャフシーブの角度を3段階に変えられる新機構「クリーンセレクション」を採用。ワラクズの混入や籾の飛散を低減し、ロスなくきれいな選別ができるようになりました。
「クリーンセレクションシンクロ」でチャフシーブ角度の調整が自動制御に進化。選別される籾とワラクズの量に応じて、自動で最適な角度で選別。より一層高精度な選別を実現しました。
右旋回時は右レバーを、左旋回時は左レバーを引いて旋回し、両手で操作していました。
右手のレバー1本で旋回、条合わせ、さらに刈取部の上下の操作も可能に。左手は速度調整ができるようになりました。
ICTを活用した先進のテクノロジーが、大幅な省力化と経営の効率化をサポートします。
これまでは
経験や勘が頼りだったため、様々な場面で思わぬ失敗も…
現在では、収量などを測定しデータ化して管理、課題の見える化で効率化を支援
ほ場ごとの収量や反収情報などをリアルタイムで測定し、Webサイトで一括管理。ほ場の特性把握や分析に役立ちます。
収量を見える化することで、次作のほ場改善(土づくりや施肥設計など)に活用でき、収量や品質の安定化をサポートします。
これまでは
農機を使った作業に練度が必要で、人によって良し悪しが…
“直進・刈取昇降・四隅・旋回・排出位置への移動・中割りの位置決め”が可能で、高精度・高能率に刈取りができます。刈取り作業中に、タンク内の籾の量を計測し最適なタイミングとルートで排出位置まで自動で移動します。
(2025年6月時点)
大幅な省力化を 実現する自動操舵機能や高精度に選別できる自動ロス制御 を搭載し、大規模ほ場でも快適な作業をサポートします。
直進・刈取昇降・四隅・旋回・排出位置への移動・中割りの位置決めまで自動操舵が可能です。
先進の処理能力で高能率・高精度に脱こく・選別。さらに、自動でロス・選別・作業速度を最適に制御します。
分草板に取り付けたソリセンサーが、ほ場の凹凸を感知して一定の高さで刈取り可能。OKリフトへの切り替えもできます。