ご提案
密苗と水稲直播栽培を組み合わせることで、
春秋作業における労力のピークを分散させることができ、
経営⾯積の拡⼤や労働時間の削減などが可能になります。
このページでは、密苗や、湛⽔直播、乾⽥直播における
⽔稲省⼒栽培技術のキホンをご紹介します。
①最大1/3の省力化が可能
②育苗期間が短期間に
③同人員で規模拡大が可能
④収量・食味も慣行栽培と同等
⑤品種・ほ場を選ばない
①多目的作業機により省力化
②育苗、ハウス不要で省力化
③作期分散で効率的
④播種時期が天候に左右されにくい
①大規模栽培が可能
②労働負担の軽減
③作期分散で効率的
④育苗、代かきなどの作業を省略
⑤輪作体系の多い地域ではメリット大
水稲直播栽培は、ほ場に直接種子をまいて栽培する技術です。播種前のほ場の湛水の有無によって湛水直播栽培と乾田直播栽培に分けられ、労働負荷の軽減、作期分散技術として規模拡大への利用が期待されています。
水稲直播栽培は、全国で約3.7万ha(2022年産)の取り組みとなっており、前年比104%で推移しています。特に北海道や東北で乾田直播面積が増加しています。湛水・乾田直播の両方と移植の各技術向上が水稲作全体の生産力向上に貢献するといえます。
水稲直播栽培の導入により、水稲農家にとって負担の大きい育苗作業や、田植え時の苗運びなどの労働負荷が軽減できます。密苗(移植栽培)と水稲直播栽培を組み合わせることで、春作業の省力化と収穫期のピークを分散させることができ、経営面積の拡大に有効です。
また、通常の栽培に比べて労働時間を削減できるため、省力化が図れるとともに、異常気象によるリスクを分散できる可能性もあります。
水稲直播栽培では、育苗・移植作業不要であるため春作業の省力化が図られるため、通常の移植栽培に比べて労働時間が削減します。また、収穫期が1~2週間程度遅れることから、移植栽培と組み合わせることにより作業ピークを分散し、担い手1人当たりの経営面積の拡大に有効です。