お客様事例紹介

株式会社小嶌営農 小嶌 茂様〈FAE社製ストーンクラッシャーSTCシリーズ〉

株式会社小嶌営農 代表取締役社長

小嶌 茂様

  • 地域 : 滋賀県甲賀市
  • 作物・作業 : 土づくり

ほ場内に出てくる「石」の問題を、ストーンクラッシャーが打ち砕く!

日本の平野には河川が多く、その周囲の農地では、少なからず、ほ場内の石に悩まされています。また河川から離れた地域でも、排水対策などで土を反転する際に石が出てくるほ場もあります。作物や作業機へ悪影響を及ぼし、除去は重労働で費用もかかります。そんな悩みを解消してくれるのがストーンクラッシャーです。ヤンマーではその粉砕能力をご実感いただくために、持込み実演を行っています。
そこで今回は、滋賀県甲賀市のお客様のほ場で行われた実演の様子を取材しました。

石が上がってくる難しいほ場をフカフカのほ場に改善

石だらけのほ場(左上画像)が、見る見るうちにきれいになっていった。
石だらけのほ場(左上画像)が、見る見るうちにきれいになっていった。

和やかに始まった持込み実演で、プロ農家の表情が徐々に変化

小嶌茂氏は、滋賀県甲賀市でご両親と共に株式会社小嶌営農を経営、約40ha(水稲16haを含む)の作付けをされている。またそのほかに地域の耕種農家と畜産農家の仲を取り持つコントラクター(うしのごちそう生産組合)での共同経営と、請負作業や地域の転作作業を請負う若手農業者集団(有限会社共同ファーム)での作業も担う。経営も、作業もこなすプロ農家だ。

今回の持込み実演は、ヤンマーから小嶌氏に依頼し、快諾をいただいた。実演機はヤンマーが販売代理をしているイタリアFAE社製ストーンクラッシャーSTCシリーズだ。「実演やけど、全部作業をするから、ついでに見てよ(笑)ということで、今日は学ばせてもらってます」と、にこやかに笑う小嶌氏。和やかな雰囲気で作業が始まったが、作業が進むにつれて、小嶌氏の表情が徐々に変わっていく。同機が通った跡は土がフカフカになり、まるで平うねを立てたようになるからだ。
カタログに『約30cmの石を3cm程度に砕く』とあるが、その通りの出来だ。試しに大きな石を同機の前に投げ入れるが、通り過ぎたあとには影も形もなくなっている。何度行っても結果は同じだった。

15cmほど掘り下げてみてもフカフカの土が出てくる。
15cmほど掘り下げてみてもフカフカの土が出てくる。

ストーンピッカーでは石の悩みは解消せず

お借りしたほ場は、2つの川に挟まれた土地で、長年石に悩まされてきた。しかも2014年、ご自身で暗きょ工事を行ったため、新たに石が浮き出てきているという。
「転作するときにプラウをかけるでしょ?あれで深いところから石を上げてしまうんですよ。その前に一度人手で拾いましたから、トータルで2回拾うことになる」。なるほど、一度拾っても、反転耕で、土と同時に石もまた上がってくるのだ。「けどこの機械を使ったら1回ですむなぁ(笑)」と小嶌氏。

これまでは、ほ場から出てきた石は、人手で拾ってなんとか排出してきた。しかしその作業がたいへんな重労働で、それをご両親が手伝っておられたのだ。実は小嶌氏もそのことに心を痛め、なんとか農閑期にこの石を処理したいと、昨年ストーンピッカーを購入されたのだが、今年の冬は雨が多く、またその機械は、乾燥したほ場でないと、石と共に泥も巻き上げる構造だったため、ほとんど使えなかった。また晴れた日も、作業をすると土埃が舞って、風下では洗濯物が干せないほどだというから、いずれにしても石には苦しめられておられた。しかも苦労はそれだけでは終わらない。さらに拾った石をダンプに積んで捨てに行く。そしてその石を捨てる場所も考えなければならないのだ。

ロータリー耕の後も石はなし。除礫の請負いも視野に?

しかし、石でかなりご苦労をされてきた小嶌氏は「このあとロータリーをかけたら、たぶん石が…」と首をかしげる。
そこで検証するため、破砕作業後すぐにロータリーをかけてもらった。ところが大きな石がまったく出てこない。小さな石もほとんど目視できない。トラクターを降りてきた小嶌氏は「もっと出てくるかと思ったけど、そんなに浮いてこんなぁ(笑)」と喜びと驚きの入り混じった表情。作業跡を掘り返してみても、フカフカの土が見えるばかりだ。小嶌氏によると、ロータリーの刃は同機の作業深より深く入れたという。「思ったより良かったわ…」小嶌氏の呟きが、同機の粉砕能力の高さを物語っているのではないだろうか。

「とにかく、石を拾わんでええのはうれしい」「こりゃすごい。石があったと思えんぐらいきれい。これはもう畑地や、このまま野菜が植えられるんやないか(笑)」と、様子を見に来られたご両親からも笑顔がこぼれた。

朝から行われた実演をじっと見つめていた小嶌氏「これなら前作業のプラウ耕と後作業のレベラーも合わせて、請負いもできるかなぁ…」と、ひと言。今後に思いが広がる。滋賀県でも、またほかの地域でも、ほ場の石に悩まれている地域はまだまだあるはず。小嶌氏には、すでに新しい除礫ビジネスの構想が見えているのかもしれない。

定点観測をしてみても、作業機の前にあった石がなくなっているのがわかる。これまで石はほとんど人手で拾う。なかには30cmを超える石や、コンクリートブロック、住宅で使ったタイルなども出てくる。
定点観測をしてみても、作業機の前にあった石がなくなっているのがわかる。これまで石はほとんど人手で拾う。なかには30cmを超える石や、コンクリートブロック、住宅で使ったタイルなども出てくる。

<後日談>労力軽減に加え乾土効果も!「今後は請負いもしたい」

2015年12月にストーンクラッシャーを導入された小嶌氏に、その後の状況をうかがった。
「冬の間に、自分のほ場で何度か使いましたけど、良い感じですよ!スピードを上げすぎると、若干取りこぼしが出るけど、70~80a/日ぐらいのスピードで丁寧に作業をすれば問題ありません」と、高評価。労力軽減効果をご実感いただいているようだ。またそれ以外に、同機は砕いた石を土中に残すが、それが保温効果をもたらすためか、ピッカーの場合よりほ場が乾きやすいというメリットもあるという。
仕上がりを見た周りの人から「ウチのほ場もやって欲しい」という引き合いもあるとのことで「自分のほ場がある程度きれいになったら、今後は請負いもしたい」と、意欲を見せてくれた。

ほ場内の石を粉砕し、ほ場を改善!

FAE社製ストーンクラッシャーSTCシリーズ

粉砕の仕組み

本体内部には、超硬質合金タングステンカーバイト(ダイヤモンドに迫る強度と耐久性を併せ持つ素材)製の破砕歯(ハンマー)をセットした胴があり、その破砕歯と本体側の受け歯とで石を粉砕していきます。

STCシリーズの魅力

  • 30cmの大きな石を、3cm程度の小石に粉砕。
  • 徐礫にともなう労力軽減。
  • 作業機メンテナンス費用の低減。
  • 動作音が小さく早朝作業も可能。
  • つくれなかった作物への挑戦。

また粉砕した石をほ場外へ出さず土中に残すことで、下層から浮き上がってくる石を抑制し、地盤沈下を防止。ほ場の排水性・浸透性・保温性を高める効果もあります。

お客様使用製品・サービス情報

STC125

最大径30cmの石もラクラク粉砕。ほ場の石の悩みを一気に解決!