お客様事例紹介

有限会社沼南ファーム 橋本 英介様

有限会社沼南ファーム

橋本 英介様

  • 地域 : 千葉県柏市
  • 作物・作業 : 水稲(100ha)
  • リモートセンシング対象規模 : 30ha

リモートセンシングと可変施肥で、合筆したほ場でも安定した収量を確保

耕作放棄地の復田など、規模拡大を推進中

お米の生産・販売、ライスセンター経営はもちろん、耕作放棄地の復田も含めて耕作面積を拡大されている沼南ファーム。昨年からリモートセンシングと可変施肥を取り入れられている橋本氏に、リモートセンシングと可変施肥の利用方法とその結果についてお話をうかがった。

ライスセンターには、10台の乾燥機がずらりと並ぶ。約100ha分の処理がこの施設で行われている。
ライスセンターには、10台の乾燥機がずらりと並ぶ。約100ha分の処理がこの施設で行われている。

30aの土地8枚(2.4ha)を合筆したほ場。土壌条件の見える化でリモートセンシングを有効利用

「現在、今まで農家さん300件で管理していたほ場を、一法人社員7名で管理しているんです。そのため、農地に応じたデータ収集や土壌条件などを的確に判断できるひとつとして、リモートセンシングをやってみようと思いました」と、橋本氏はリモートセンシング導入のきっかけについて話してくれた。

今回は合筆したほ場をセンシングされたという。「昨年は後ろに広がっている30a×8枚を合筆したほ場をセンシングしてもらったんですが、1枚(2.4ha)に合筆するときに表土層を相当下方の方に運土しているため、1枚のほ場の中でも土質にばらつきがあるのは最初から分かっていました。そこで今回はその辺りをセンシングしてもらってデータとしてよりはっきり見えるようにしたので、ものすごく効果がありました」。
また、「運土することによってどのくらい土壌条件が変わるのかというのは、なかなか人の判断ではできないこと。それをリモートセンシングで的確に画像処理することで的確に分かり、その後の可変施肥で施肥量を自動で調整するということがとても有効だったなと思いました」。

確かに、持ち主の違う農地を合筆した場合、土壌環境がどうなっているか、人の目ではあまり想像がつかない。そんなときこそリモートセンシングを利用し、どの部分が肥料不足か、生育不足かを知り、後工程や次作に利用するというのは、有効な使い方だろう。

継続的にセンシングデータから可変施肥することで、ほ場の生育バラつきを解消し、均一化していく

それでは今回の結果はどうだったのだろうか。「2haのほ場の中でも偏りが出るのかなと思っていたんですが、センシングをして可変施肥をすることによって大体均一な成り具合でした。コンバインで稲刈りをしていてもある一定の同じ負荷でどの部分でもしっかりとした収量を獲得することができたと思います。今後も継続して、さらにもう一度センシングすることによって土壌状態がどうなっているのかというのが細かく分かるのではないかなと思っています」。
ぜひリモートセンシングと可変施肥を継続して土壌の状態を維持し、均一な収量を確保していただきたい。

さらに、「実際に冬の間機械で耕していると土の色しか見えないわけですよね。それがセンシングすることによってカラーで分布とか土壌状態が目に見て分かるというのは一番感覚として捉えやすいというか、ただ漠然とやるのではなくて目標に向かって取り組みやすくなるということだと思います」と、リモートセンシングのメリットについて話していただいた。

橋本氏は世界に通用する農業を目指されている。「農地の集積・大区画化を進めて一気に効率化して、生産コストを抑えて、来るであろう自由化に対応して価格でも世界に戦っていけるような強い日本の農業を目指すチャンスだと思っています」と、力強い言葉で取材を締めくくってくれた。

お客様使用製品・サービス情報

リモートセンシング

ほ場の健康診断 「見える化」でほ場のバラつきを改善