ヤンマーのJ-クレジット支援サービス
![ヤンマーのJ-クレジット支援サービス 水稲の中干し期間延長で、新たな収入が得られます。](/ltc/jp/agri/knowledge/Jcredit/img/2bc29ede79/img_index_01.jpg)
J-クレジット制度の概要
J-クレジット制度とは、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出削減や吸収量を、「クレジット」として国が認証する制度です。J-クレジットにおける温室効果ガスの排出削減には、さまざまな方法論がありますが、「水稲栽培における中干し※1期間の延長」が、新たに追加されました。
- ※1中干し:水稲の栽培期間中、出穂前に一度水田の水を抜いて田面を乾かすことで、過剰な分げつ(根元付近からの枝分かれ)を防止し、成長を制御する作業。
<J-クレジット活用のメリット>
収入が得られることに加え、商品のブランド力向上にも活用が可能。将来的にはクレジット価値の上昇や認証の種類の増加で更なる収入が見込めます。
収入の獲得
毎年申請することで、継続的な収入を得ることが可能です。
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商品ブランド力向上
海外の認証機関は国際的に知名度が高く、特に海外に輸出する際のPRでも活用が可能です。
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水田における温室効果ガス
水田からは、土壌に含まれる有機物や肥料として与えられた有機物からメタン※2が発生します。水田からのメタン排出を減らすには、落水期間を長くすることが重要で、水稲栽培において行われる中干し期間を7日間延長することにより、メタン排出量を3割削減することが確認されています。
- ※2メタン:CO2の25倍の温室効果をもつ温室効果ガス。
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また、国全体のメタン排出量の約4割が水田からであり、その排出削減は、みどりの食料システム戦略や政府の地球温暖化対策計画にも位置づけられています。
メタンの排出量削減による収入
中干し期間の延長により温室効果ガスであるメタンの排出量を減らし、その温暖化対策の成果を企業に売ることで、水稲生産者の皆さまは環境負荷低減による新たな収入を得ることができます。
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収入の目安
クレジット収入(最低保証額)
![4,400~31.680円/ha](/ltc/jp/agri/knowledge/Jcredit/img/a50f41c7a7/img_index_06.jpg)
(10%税込 4,840円~34,848円/ha)
- ※記載金額は手数料控除後の金額です。
- ※地域や農法などの諸条件によって金額が変動します。
- ※企業への販売価格に応じ、+αの金額を還元します。
将来は温暖化対策の価値が高くなるにつれ、将来的に収入が拡大する可能性があります。
手続きの流れ
ヤンマーが、株式会社フェイガーと連携して申請業務を行います。生産者の皆さまは、次の①②③④を行っていただくことで、収入を得ることができます。
![【生産者の皆さま】 ①過去の中干し期間の記録を確認する ②田植え前に杭とものさしで測定−代表ほ場1筆で日減水深を測定する ③中干し期間を延長し、記録・撮影−品種あたり代表ほ場1筆で写真撮影 ④写真や記録をフェイガーに送る → 【株式会社フェイガー】 ⑤Jクレジット申請 ⑥認証取得 ⑦クレジット収益を生産者さまに還元(生産者様のリスクなし!) ⑧企業に販売 ⑨ボーナス金額を生産者さまに還元](/ltc/jp/agri/knowledge/Jcredit/img/c2e5818b68/img_index_07_pc.jpg)
- ※株式会社フェイガー:農業者向け脱炭素施策の収益化とカーボンクレジットの流通サポート企業
ヤンマーのJ-クレジットサービスの強み
株式会社フェイガーとの連携で、プロジェクト登録から書類作成、申請、認証取得、販売代行までをしっかりサポート。生産者の皆さまの手間を最小限にします。また、初期費用はゼロで、リスクがありません。
1. 適正価格で買い取り
クレジットの品質を高めて、高価格買取を目指します。
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2. 安全な取組み
作期中のキャンセルが可能です。また、初期費用はゼロ円です。
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3. 取組みをサポート
生産者さまのご不明な点を、しっかりとサポートします。
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4. 手間を軽減
申請作業の負担を軽減します。
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「クレジット」の生成・販売の仕組み
![【生産者と協力してカーボンクレジットを生成】 ①生産者と共同して脱炭素農業を推進 ②取組の成果をクレジット化 J-Credit、ボランタリークレジット<VCS、Gold Standard等> ③クレジット化できた貢献分に応じた収益を還元 【企業のカーボンクレジット調達をサポート】 ④農業由来クレジット販売](/ltc/jp/agri/knowledge/Jcredit/img/9d7eff9503/img_index_12_pc.jpg)
よくあるご質問
- 中干し延長は収量や品質に影響が出ると聞いたけど...
- 状況により異なりますが、現在の中干し期間が1週間程度なら延長しても大きな影響は出ない場合もあります。しかし、収量・品質に影響されると判明した場合、無理な実施は避けてください。
- 中干し延長期間中に雨が降った場合、申請は可能ですか?
- 現状、中干し期間は取水口と排水口の開閉のみで確認しますので、雨で水が入ってしまった場合でも申請は可能です。
- 申請するのは大変なのでは?
- 申請に必要な書類は多くないので、株式会社フェイガ-が申請のサポートを行います。
- 申請してもお金がもらえないと聞いたことがあるけど...
- 生産者様のご負担を軽減させるため、企業への販売可否に関係なく、認証が取得できた時点で株式会社フェイガーよりお支払いします。