RE100とは

更新日時:2020.06.30

RE100とは

RE100(Renewable Energy 100%)とは

RE100とは、「The Climate Group(注1」が「CDP(注2」と共同で推進している脱炭素化へのシフトを世界規模で加速させるため2014年に開始された、先進的な取り組みをPRしたい企業が加盟している国際的なイニシアティブ(企業連合)です。その内容は、事業運営に使用する電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目的としており、「Renewable Energy 100%」の頭文字をとって「RE100」といわれています。対象となるのは、世界的に影響を与える主要な企業です。2020年3月時点で、世界全体では225社が加盟しています。
認定を受けるためには、「企業活動を100%再生可能エネルギーで行うことを宣言する」「進捗状況についての報告書を毎年提出する」などの要件を満たす必要があります。
RE100に加盟する企業は増加しており、欧米をはじめ中国の企業も加盟が進んでいる状況です。多くの加盟企業は達成目標の年度を宣言しています。

RE100に加盟することのメリット

企業がRE100 に加盟することのメリットは、二酸化炭素の排出量を抑制することなどをはじめ、地球環境に対して取り組みを行っている企業であることを表明できることです。一般の消費者だけでなく、今後ミレニアル世代の多くの投資家に対してアピールすることができESG投資などの評価のポイントとなることが挙げられます。地球環境への取り組みを求める要望はますます強くなってきており、企業としてこれらの要望に応えることは重要なポイントとなっています。また、RE100へ加盟している企業との情報交換が可能となり再生可能エネルギーの利用等について情報を入手できる機会を得ることも挙げられます。

再生可能エネルギーは現状まだ割高なものではありますが、各社がRE100を推進する中でこうした自社での電源設備の導入など環境対策に取り組んでいくことにより、実際の導入手法の一つとして検討・注目してみてはどうでしょう。

(注1 2014年にパリ協定に向けて設立されたイギリスの非営利組織。
(注2 投資家向けに企業の環境情報提供を行うことを目的としたNGO。

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