吸収式冷温水機とチラーについて

更新日時:2022.07

吸収式冷温水機とチラーについて

一般的に空調と聞くとエアコンを思い浮かべると思いますが、実は様々な設備があります。
現在主流のルームエアコンやビル用マルチエアコンは個別分散方式と呼ばれる、部屋ごとに空調機を設けて個別に空調するシステムです。
それに対して、中央(セントラル)方式と呼ばれる大型の空調機で建物全体を空調する方式もあります。

中央(セントラル)方式:一つの設備で建物全体を空調 個数分散方式:系統に分け、部屋ごとに空調

中央(セントラル)方式は建物内に空気調和機と呼ばれる熱交換器を設置し、熱源装置で作った冷温水や蒸気が空気調和機との間で熱を運搬することで空調を行います。その中でも代表的なものは吸収式冷温水機です。

吸収式冷温水機は空気調和機との間の熱の運搬、熱交換のやり取りを、水を用いて行う環境にやさしいシステムです。設備内で冷温水を作り、それを空気調和機に冷温水を送ることで熱交換を行います。

一方で、GHPにも冷温水を用いて空調を行う同様のシステムがあります。それがGHPチラーです。GHPチラーは通常のGHP同様、ガスエンジンで駆動し冷温水を作り出します。これにより、建物内の空気調和機に吸収式同様に冷温水を送り、熱交換を行うことが可能です。

吸収式は80年代に多くの建物で納入されましたが、現在更新の時期を迎えているものが多数あります。
GHPチラーはそのような吸収式からの入替にも対応しています。複数台設置で既設の能力をまかなうことが可能であり、吸収式に必要な冷却塔(クーリングタワー)が不要など、様々なメリットがあります。

吸収式冷温水機からの入替の際はぜひGHPチラーもご検討ください。

ヤンマーのエネルギーソリューション

ヤンマーでは省エネ・省コスト・省CO2を実現するエネルギーソリューションをご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください

ご不明点、ご要望等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

吸収式冷温水機とチラーについてについてのサポート・お問い合わせ